松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年10月23日の日録

これ、アピールする内容がよくない気がします。

「生存権を求める京都デモ」が1日、京都市であった。生活保護の利用者と支援者100人が路上から訴えた。「たまには旅行に行きたいぞ」「たまにはオシャレもしたいぞ」「たまにはウナギも食べたいぞ」
憲法25条は「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を保障するよう政府に命じている。その政府は生活保護費を大きく削っている。京都では、生活保護を使いながら地域で自立生活をしている障害者が「生活保護改悪に反対する人々の会」(小松満雄代表)をつくり、「全京都生活と健康を守る会連合会」とともに政府を相手に裁判中だ。
「人々の会」がさらに重大視しているのが「バッシング報道」の後遺症だ。政府による削減方針とおなじころさかんに報じられたのが芸能人の家族の「不正受給」で、実際は不正はなく生活保護への偏見と差別をあおっただけだった。
そうした報道のせいで生活保護制度はとても使いづらいものへとおとしめられたと「人々の会」は怒っている。 

京都で生存権を求めるデモ 「たまにはウナギも食べたいぞ」:朝日新聞デジタル

おそらく本人たちが自分でかんがえたというより、デモをおぜん立てしている団体(背後にある支援団体や政党)の発想だとおもうのですが、

「旅行させろ~」「おしゃれさせろ~」「うなぎ食わせろ~」

というのが、周囲の非受給者にたいして共感を得られるでしょうか?

私くらいのワーキングプアになると、自慢ではありませんが年数回お出かけする交通費をひねり出すのに苦労しています。

さらに週7日どこかで働いていて、しかも格好はほぼ毎日おなじです。休みがないのにおしゃれどころではありません。

数年ぶりのうなぎを食す。 - 2023年7月14日の日録 - 松村かえるの「かえるのねどこ」

そして「うなぎを930日ぶりに食った」ことで日記が書けるくらい、貧困にあえいでいます。

どう言えばいいのでしょうか。なに不自由ない生活をされているかたが「このくらいの贅沢は、ささやかな贅沢だとおもってもらえるだろう。周囲からも共感されるだろう」とかんがえた形跡があるのです。その水準を求めるなら社会正義を訴えるより、自分で救済してあげたらいいのに、とおもってしまいます。

これが、

「まいにちもやしと袋めんは嫌だ!たまには鶏肉くわせろ!」

「徒歩の生活は嫌だ!自転車くらい欲しい!」

「破れた靴下は嫌だ!破れた靴も嫌だ!」

だったら、もう少し我々貧困層も共感できるし、切実さが伝わるといいますか……。もう少し世相にあわせた要求にダウングレードしないと、批判食らうだけでしょうに……。べつにこれはバッシングではありません。収入から税金を盗られ貧困にあえぐ凡人なら、みなそう考えるはずです。

 

22日夜の記録。

半年ぶりに用件があってお伺いしたお家は建て替え中でした。道をはさんで反対側はハロウィン仕様で、場所を間違えたかとしばらく車を停めてかんがえます。

仮住まいがどこかわからず、電話して迎えに来てもらいました。

梨(王秋)をいただきました(お伺いしたお宅は議員の選挙区内ではありません。念のため)。さきにいただいたキウイといっしょに、神棚にお供えします。

めんどうなので皿にそのままキウイを載せていましたが、梨もあるので、あらためて切って食べられるようにします。

通常だと果物は真ん中に来ません。とはいえ、きょう手にはいった最新のごちそうなのですから、セオリー無視でまんなかに食べられるようにして並べます。

めでたい。じつに素晴らしい。

youtu.be【米金利5%】メディアが報じない世界経済の構造変化!2020年代の世界経済! - YouTube

おそらく同じデータから同じことを感じているわけですが、私なんかよりはるかにスマートで、かつ、誰がみてもわかりやすい説明です。むかしからこの議論はあって、世界的にベビーブーマー世代が高齢化して労働市場から退場したときどうなるかは、多くの学者さんが論じてきたことでもあります。私はたまたま人口学や社会学からこの問題をかじり、彼ら流の悲観論をぎっちり叩き込まれたため、世間(とくに高度経済成長期を戦ってきた団塊の世代や経済学好き)から失笑されつづけてきました。しかたがないと諦めていたのですが、やっとこういう動画が出て、しかも1時間で1.7万回再生という時代が来ました。素晴らしいことです。

向こう10年ちょい、とくに日本では高齢化率のピークが来る2040年までが本気の山場、そしてそれ以降の社会の縮みかた(どう着陸させるか)をしっかり研究していかねばなりません。さすがに動画で露骨に踏み込んではいませんが、山場を最初に迎えるのは、日本です。

上撰 さけパック生酛純米 1.8L|菊正宗酒造~灘から世界へ。~

祝杯ということで、燗瓶に菊正宗を1合(180ml)きっちりはかって注ぎ、炒ったいりこ(煮干し)をつまみに、この日記を書いています。

世のなか少しは変わっていけるかもしれません。希望はもっていてよいようです。

 

23日朝の記録。

ぶっかけうどん カレー | ハートフル畑 | オリジナル商品 | 商品開発〜商品のご紹介〜 | 三井食品株式会社

3割引きにつられてスーパーの見切り品コーナーで購入しました。

いつもの弁当とコーヒーを準備するあいだ、朝食にいただきます。

タレ?つゆ?、というかカレーソースに文句はないのですが、ロングライフ麺特有の酸味が残り、あまり美味しいとはおもえません。腐敗防止のため酸味料を加える手法はむかしからあって、ここ数年は酸味料を減らして気づきにくくするメーカー(シマダヤさんとか五木のうどんも茹でればわからなくなるレベルです)も多いなか、なかなかキツい量です。そこまで考えてないのか、カレーソースで気づかないとおもってるのか……。