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老松神社(老松宮)と社号にあるところは、いままで各地を訪問させていただいた感触からいうと、だいたい2つにわかれます。
ひとつは、すでにある神社が安楽寺(太宰府天満宮)領となって、いわば格下であることを示すために、老松神社(老松宮)という社号となったもの、
もうひとつは、太宰府天満宮から勧請した天満宮から、その支社として老松神社(老松宮)が成立したものです。
このあたりは過去にも書いたことがあるのですが、ここの場合、江戸時代の史料にはたんに「太宰府からの勧請」とだけ記載があるそうで、それ以前の足取りがわかりません。
さすがにそれではお話にならないのでいろいろしらべてみると、少なくとも1163年にはこの地に分霊を勧請したことがわかります。
境内にあるこれは庚申塔でしょうか。
マキの木が境内にいくつもあり、そのなかのひとつが裂けたまま半分生き延びていました。落雷のあとでしょうか?
奉納された絵馬もみごとなもので、しかも同じかたが毎年奉納されています(自分で描かれているのでしょうか)。
床の真ん中だけつくりが違うということは、ここ、囲炉裏があったのかもしれません。
福岡県神社誌:下巻418頁
[社名(御祭神)]老松神社(菅原神)
[社格]無格社
[住所]早良郡金武村大字四箇字宮ノ上
[由緒]記載なし。
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2022.10.23訪問)
訪問当日の様子はこちらに掲載しています。