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南公園にむかう坂道を登り、キリスト教の教会や真言宗のお寺を過ぎると、金刀比羅神社があります。
金刀比羅神社由緒畧記
祭神 大物主神 事代主神
当社は海上安全貿易繁昌の守護神として古くより此の地に鎮座ましまし霊験殊にあらたかにして世の崇敬篤し。元和四年黒田藩主が朝鮮出征の折水軍の守護神として海上安全を祈念したのに始まり爾来旧福岡藩士月成氏が特に尊崇拾有五代に亘り祖孫相承けて推持発展に努めた柳も(注:「抑も:そもそも」の誤字?)当社は讃州金刀比羅宮の御分霊を奉斉し古くは金比羅宮と称せられ市内唯一の本社であって神徳広大無辺社地は古来金刀比羅山と高層で幽にして凡致に富み北方遠く博多湾頭を望み近く山麓に組ヶ浦十ヶ浦烏帽子潟等の名所古跡に接し御祭神の偉大なる御神徳に鑑み奉り顧みて御因縁の浅からざるを思ふと共に今や大陸との要衝一大貿易港として躍進途上にある商港博多の守護神として市民の信迎日に月に篤きを加へ昭和二十五年宗教法人となる
月成家は、たしか福岡藩の家老を出していた家です。ここは上級武家の(事実上)MY神社が、そのまま地元に残った事例かもしれません。
社殿も鳥居もコンクリート造です。
麓の社号標?注連掛柱?の横にある案内板と内容はほぼ同一です。おそらくこちらが先で、麓に案内板を作り直したとみえます(こちらは誤字がありません)。
錨が飾られています。どこかの漁船かなにかで使っていたものでしょうか。
社殿正面向かって左側に、大黒さまの石像があります。
この日、じつは境内に裏手から入りました。もとは坂があったであろう場所は、ながねんの風雨で傷み、木の根っこに足をかけながら登ります。
その先には、3つ石祠と壊れた狛犬さん、割れた手水鉢がありました。
石祠のひとつには、キツネさんの置物があります。おそらくお稲荷さんでしょうか。
この3つの石祠が、建て替えるまえの祭祀なのか、境内社だったのか、案内板に記載がなくわかりません。さすがにもう少し手をいれてあげるか、いっそのこと撤去してあげればとおもうのですが……。
福岡県神社誌:記載なし(発見できず?)
[社名(御祭神)]?
[社格]?
[住所]?
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2022.08.25訪問)訪問当日の様子はこちらに掲載しています。