日本もEUに加盟してはどうでしょうか?
以前から、EUでは製品に2年の保証期間を付けることが義務付けられていましたが、修理に高価な部品や専用ソフトウェアが必要で修理費が高くなることや、修理の不便さなどから、無償修理より無償交換の方が選択されやすい傾向がありました。また、交換のために返品された製品の中には、まだ使えるのにリサイクルされることなく破棄されるものが少なくありませんでした。
新ルールの制定後では、保証期間内に壊れた製品の修理費用が交換と同等以下の場合、販売者は消費者に不便をかけることなく、合理的な期間内に無償修理することが義務付けられます。
一方メーカーには、スペアパーツや工具を適正価格で提供することが義務付けられます。また、修理を妨げるような契約条項やハードウェアもしくはソフトウェア的な技術は禁止され、独立系修理業者による中古部品または3Dプリントされたスペアパーツの使用を妨げることもできなくなります。
さらに、メーカーは経済的な事情や、過去に外部の業者などの他者が修理したことのみを理由として修理を拒否することは認められなくなります。
まぁ、こういう規制をすると新品価格にコストを上乗せして対抗するという意見もあるのは承知ですが、市場競争が確実に担保されているかぎり、劇的な価格の上昇ということはないでしょう。
日本のパソコンやプリンタメーカーが大好きな「純正品以外を装着すると保守契約しませーん♪認めませーん♪サプライ品も純正品でよろしく♪」が封じられるわけで、やっぱりEUって3歩は先を行っているという気がします。
こういうのをみると、偉そうにしているわりに日本って後進国なんだなぁ、と思わざるを得ません。
11日の記録。
「以前お世話になりました」と、10日、ここ最近お会いしていなかった方からいちごをいただきました。神棚にお供えするまえにこの画像を1枚撮影してうっかりそのままにしていました。厳密には11日の話ではありませんが、人生の落伍者(とりのこされ、おいてけぼり)な私でもこういうのがいただけることに感謝しかありません。
ありがたい話です。
今日は高良山からの帰りに駅前のイオン系列のお店で、4割引き398円の弁当を買いました。それに、先日買った10枚入り298円の「野菜コロッケ」を2枚揚げて、弁当のごはんに「ゆかり」を振りかけていただきます。
この晩飯がだいたい398+60で約460円。贅沢しましたね……生きていけるだけいいとしましょうか。
高良山に登る。(022)
以前「お百度参りは無理でも、0をひとつとって10回参りなら」と北陸地震の鎮静祈願に行っていたわけですが「そんなんでいいなら頭の1をとれば行かなくても満願成就じゃねえか」と以前の仕事場で言った奴がいるとのタレコミがあり、可能なかぎり高良山に行くことにしました。
意地というやつですね。
今日も、高良山に登ります。
南西方面の時盤は、今日はろくなのがありません。ほかの時間帯はもっと悲惨です。
9時~11時台のみ比較的まともでしょうか。
10刻でみると「甲辛:青龍折脚」。龍の足が折れ、人生下降線という意味です。ところが60刻でみると、「戊壬:山明水秀」。こちらは龍が雲に入り恵みの雨を降らせ、結果、青々とした山々に清い川の流れが広がるという意味です。
極端に意味が違うので悩みます。足をくじかれ人生下降線という線もありうるし、雲に届いて雨を降らせ、山紫水明に導くという線もあるわけです。
とはいえ、他の時間帯はもっとダメなので選べません。出たとこ勝負です。
今日は久しぶりに、しょうぶ池に立ち寄りました。
家を片づけていたら1本乗り遅れ、10時2分の電車を待つことにします。
いつもの後谷登山口です。ここから林道としょうぶ池に向かいます。
しょうぶ池は流入した土砂のせいで元はなんとなく池であったことがわかる程度になってしまっています。しかも、大雨であふれたときに欄干に詰め込んだ土嚢がそのまま残っているため、見た目はなかなか悲惨です。
月見山の横にある東屋で1回目の休憩をしようかと思ったら、すでに先客がいました。ここでの休憩はあきらめ、つつじ公園の広場に向かいます。
つつじ公園の広場にあるトイレ付東屋に先客はいませんでした。ここでしばらく休憩し、汗がひくのを待ちます。
奥宮に向かいます。二の鳥居の扁額は「奥社」となっています。
鳥居に近づくと、シナモンの香りが漂っています。これは……?
奥宮に着いて線香とろうそくの入ったプラケースを開けると、先日買って納めた線香が8割がたなくなっていました。シナモンの香りは自分が納めた線香だったわけです。
なかなか気分よくお参りできました。遠慮せず5本ほど線香に火をつけて香炉に並べます。
ただ、こんな山中で一帯にシナモンの香りというのもちょっとどうなのかな?という気はします。ちゃんとウコンを使って辛味のあるお寺っぽい線香のほうがいいのかな……?それとも、杉線香かひのき線香のようなもののほうがいいのか?
奥宮コースで高良大社に向かいます。ゴールデンウィークと違い、ずいぶん山中から人が減りました。歩きやすいことこのうえありません。
高良大社に着きました。
お参りのあとは、今日もお昼の定番、肉うどんとお稲荷さんをいただきます。
旧車道に向かう途中、いつもこの「昆虫塔」というのが気になっていました。
日本で最初の昆虫慰霊塔
高良大社に向かう石段の東に、日本で最初の昆虫慰霊塔があります。久留米市の昆虫研究家であった梅野明氏の発案。標本になった昆虫たちを供養しようと、昆虫同好会によって昭和36年に建立されました。
塔の上にある黒いアゲハチョウのモニュメントは、梅野氏が発見した突然変異のナガサキアゲハがモデルです。発見場所の高良山にちなんで、「コーラサナ」と学名が付けられました。毎年10月には、塔の前で慰霊祭が行われています。
昆虫の供養塔なんですね。
旧車道を、孟宗金明竹を眺めながら下ります。
駐車場から、神籠石コースに合流します。列石の欠けたところから入り、大学稲荷に向けて山を下ります。
いつもは左に曲がって鎮香丸稲荷に行くか、右に曲がってまず即心上人墓に手を合わせてから大学稲荷に向かうのですが、久しぶりに真っすぐ下りてみます。
上から見るとわかりにくいのですが、逆側からみると、元はこれ石段だったことがわかります。
大学稲荷の鳥居があるところは、石段がきれいに整備し直されていました。昔はこのまま県道の反対側に参道があったらしいのですが、見当たりません。現在の車道(参道入口)が整備されたさい、潰されたのかもしれません。
筑豊ナンバーと福岡ナンバーの車に乗ってこられたそれぞれ複数の参拝者がおられたので、さきに俗称「小学稲荷」にお参りして、それから三九郎稲荷、大学稲荷本社へと向かいます。
正月でもないかぎり入れ代わり立ち代わりお参りが絶えないというイメージはなかったので、お客さんの多さに驚きます。
南谷水門に向かう途中、即心上人墓にも手をあわせます。
南谷水門と言っても石積みの残骸が残るのみの場所です。すでに完全に痕跡は消滅していますが、北谷水門というのもあったとのこと。
https://www.city.kurume.fukuoka.jp/1080kankou/2015bunkazai/3050kurumeshishi/files/historywalk20.pdf
詳しい説明は上掲のホームページをお読みいただきたいと思います。
最後に、今日無事下山できたことを、高良下宮社で感謝します。
移動距離は6.5kmでした。気温が高くなり汗をかく時期になると、どうしても休憩が長くなります。どんどん歩くペースが落ちており、よくありませんね……。