松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年4月29日の日録

29日の記録

――今日のご馳走
そう写真を投稿した、48歳、非正規社員だという独身男性。映っていたのは、片手鍋で作られたチキンラーメン。「夜、小腹でも減ったのか」と思えば、立派な夕食だといいます。しかもその日の食事はこのチキンラーメンと、健康を気にしてか野菜ジュースがプラスされていました。
具なしのインスタントラーメンと野菜ジュースで200円ほど。「いつもは500円ほどは食事代に使っているけど」と前置きしつつ、「給料日前で所持金300円以下だから今日は特別」と寂しい夕食に対して精一杯の言い訳。 

「具なしのチキンラーメンがご馳走」48歳非正規、独身男性の絶望 (2023年4月22日掲載) - ライブドアニュース

今月選挙に入れ込んで、月の収支が▲13万とまさに貧窮のきわみ。

28日、夕食はしめじと鳥ミンチ入り棒ラーメンと日本酒です。まったくチキンラーメン&野菜ジュースに負けてません。

貧しさに慣れたら、もうこういうものだという気がしますけどね。

29日は朝、5月1日から任期がはじまる市議(予定者?もう当選証書もらったから現職でいいの?)の事務所で打ち合わせ後、小倉にでました。

当選しないわけはないとおもってたのですがほんとうにトップ当選してみると、これからどう体制を維持するかとか、いろいろかんがえないといけません。

あと、後援会活動支援要員の「秘書」ということになりました。

おれのような邪悪な人間に、「秘書」を名乗らせるとは……(笑)

 

川尻徹「ノストラダムス闇の予言書」(二見書房 1992)

「滅亡のシナリオ」 - 美風庵だより

ノストラダムス 暗号書の謎 - 美風庵だより

川尻徹「ノストラダムス メシアの法」(二見書房、1988) - 美風庵だより

川尻徹「ノストラダムス 最後の天啓」(二見書房 1990)

「オウム麻原に多大な影響を与えた」とされる川尻徹さんの著作です。1993年にお亡くなりになっていますから、出版はその1年前ということになります。

読みはじめてすぐ気づくのは文体がこれまでの「である」調から「ですます」調になっていることです。そして川尻氏の発言をもとに再構成した中のひと(つまりゴーストライター)が代わったらしく、強引すぎるほど強引に結論にもっていく雰囲気が消え失せています。

文体の違い(中のひとの違い)はともかく致命なのは、冒頭のケネディ暗殺にかんする部分は「暗号書の謎」でいちど取り上げたものですし、ほかの話も既視感がある点です。おそらく、ほかの著作で書いた結論に抗議があり、その結論に至った過程をあらためて展開したのが、この本と言うことになろうかとおもいます。

こういうのを俗に2番煎じとか3番煎じと呼び、世間から飽きられる原因となるため多用は禁物のはずなんですが……。

もう一点言うと、本の帯に2000年5月にポールシフトが原因の大地震とありますが、これも過去の著作の主張で、1999年が近づき、少しずつ破滅の日をずらしていこうとする意図がうかがえるわけです。

ノストラダムス戦争黙示―滅亡のシナリオは今も進みつづける (トクマブックス)

ノストラダムス複合解釈―影の組織と伊勢神宮・秘予言の暗号 (トクマブックス)

じつはあと手元に1円(送料340円のほうが高い……)で手に入れた川尻さんの著作が2つあります。内容のかぶりが多いのでだんだん苦痛になってきましたが、日記のネタにせっかくなので読もうとおもいます。