松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年4月27日の日録

27日の記録

じつは4月はじめに来るはずの固定資産税納付書が、来ていませんでした。

朝いちばんに朝倉市役所に顔を出すと、あて先不明で郵便局から戻ってきて、公示送達の真っ最中だったとのこと。

「その住所地は私の本籍地で実家があり、親の弟、つまり叔父家族が住んでいます。4月にはいってほかの郵便が届かなかったと電話があり、たまたま福岡市内に居たので返却された郵便物を受け取って、翌日朝立ちのあと選挙事務所に行くついでに郵便局に文句言いに行ったら、誤配防止のため本人確認ができるまで配達していない(文句いうまえに手続きせれコラ!)と言われた。それが4月13日なので、それ以前の郵便物はすべて差出人に返却されているはず」

と言うと「なるほど(*´∀`)そういうことなのね~」と言われました。

まぁ、なんということはない話なんですが、5月1日の固定資産税納期限に、とりあえず間に合ってよかったですね。

それにしても、行方不明者あつかいですか……。

ん?(・・)まてよ?

選挙の入場券、ちゃんと家に到着してましたけど?

郵便局、誤配防止でぜんぶ返却してないやん……。

 

川尻徹「ノストラダムス 最後の天啓」(二見書房 1990)

amazonをなにげに眺めていて古書を発見し購入してみました。本体1円で、送料340円でした。

内容説明
希代の予言者として知られるノストラダムスが残した約1000編にのぼる。“4行詩”がひとり歩きをしている。彼の死後、400年以上たった今日でも世界中を震撼させ続けているのだ―。しかし、その4行詩の真の意名を理解したものはいたのだろうか。来たるべき惑星グランドクロスの年、1999年があと9年後と迫っている。人類の未来は破滅なのか、それとも“千年王国”がやってくるのか、ノストラダムスのみぞ知るといわれている未来の謎にも本書と果敢に挑戦している。

ノストラダムス最後の天啓―『諸世紀』戦慄の新解釈 (サラブレッド・ブックス) | 川尻 徹 |本 | 通販 | Amazon

「滅亡のシナリオ」 - 美風庵だより

ノストラダムス 暗号書の謎 - 美風庵だより

川尻徹「ノストラダムス メシアの法」(二見書房、1988) - 美風庵だより

妄想全開のノストラダムス本で、おそらく初版当時、飯塚の元野木書店か紀伊國屋で買って読んだ記憶があります。女性の店員さんから「あんまり将来を悲観するような本ばっか読むと馬鹿になるよ」と言われた記憶が、うっすらあります。

内容は、政府の秘密機関に勤務するX氏の未来予測と、ノストラダムスの予言解釈をつきあわせていきながら、1999年7月までの「破滅絵図」をあきらかにしていくものです。

・中国軍がヨーロッパに侵攻

・木星の衛星イオが地球に衝突

・富士山爆発

・日本水没

・原発に飛行機墜落

・1996年、アメリカの大統領暗殺

・金日成死後北朝鮮体制崩壊。中国の一部へ。

……いやーーー。どれも当たりませんでしたね

ちなみにこの本、川尻さんがお亡くなりになる3年前の著作でして、良くも悪しくも「逃げ切った」というところでしょうか。この点、2020年まで生き、のちのちまで批判にさらされた五島勉さんとは、世間の扱いがことなります。

―― 彼らがノストラダムスを悪用したわけですね。

五島 ただ、それもやっぱり私の本に影響されてあの人たちが何か起こしたというなら本当に私も悪いわけで、それは謝りますけど、よく調べてみると、オウムの麻原たちがよりどころにしたノストラダムスの本というのは私の本と違うんです。責任回避するために言うわけではありませんが、当時たくさんのノストラダムス関連の本が出ていましたから。彼らがよりどころにしたのは、精神科のお医者さんでノストラダムスの解釈書を書いた人がいたんです。その人たちが、自分勝手なことを世の中に流布するわけです。だから、私以外で影響を与えた本が何冊もあるんですよ。でも、ノストラダムスの影響というときにはぜんぶ私のせいになっちゃうんです。今、私がそれを言ってもしょうがないから、あんまり言いたくないんですけど。

(3ページ目)伝説のベストセラー作家・五島勉の告白「私がノストラダムスを書いた理由」 | 文春オンライン

その麻原が参考書としたノストラダムス解釈本が、この川尻徹さんの著作なわけで、五島勉さんもこんな苦しい言い訳して、あの世で川尻さんにどう釈明しているでしょうか。ちなみに、川尻さんの解釈本の推薦文書いたの、五島さんなんですけどね。二見書房のかたが名前つかって代筆したとでも?

人類の救いの道を探る奇想天外な新解釈 五島勉

「一九九九年七の月、恐怖の大王が降ってくる」。これがご存知ノストラダムスの大予言の一つのピークである。
そして現実にも、原発の放射能や宇宙兵器の事故、上空のオゾン層破壊による超紫外線、温室効果による気象激変、といった形で、「恐怖の大王」はもう降りはじめている。
その先には、人類滅亡かどうかはともかくとしても、容易ならぬ大破局が待っていることは誰でも感じられると思う。そのため、科学者たちは科学の力でそれを切り抜けられないかと考え、予言研究者は予言の中に救いのキーがないかと考える。
川尻氏の狙いもそこにある。氏はこの本で、ノストラダムスの予知と日本の役割を結びつけ、奇想天外な解釈で救いの道を探っている。いかにもお医者さんの解釈らしく、人類の生命をあくまで守ろうとする情熱を買いたい。

 川尻徹「ノストラダムス メシアの法」(二見書房 1988)推薦文

戦慄すべき大予言の新解釈  五島勉

ノストラダムスが一九九九年の人類滅亡を予言したことは、よく知られている。しかし、その滅亡が、ノストラダムスを信じたヒトラーによって計画され、ヒトラーの後継者たちによって今、実現されつつある、と説くのは本書が初めてである。
奇想天外な推理で、最初はただおもしろく読んだ。だが読み進むうち、異様なリアリティを感じ、震えあがった。とくに本書の結末は、私がつねづね考えてきた終末イメージと一致、狂おしい戦慄を誘う。それを実現させないためにも、また精神科医と気鋭の週刊誌記者たちが挑んだノストラダムスの新解釈書としても、若い世代に薦めたい。本書は、近未来を照射する暗黒のバイブルである。

川尻徹「滅亡のシナリオ」(祥伝社 1985)推薦文

「よく調べてみると」もなにも、ないとおもうんですよ。証拠のこってんのに(笑)

しかも、あなた、褒めてるやん(笑)