以前、葬儀用に線香箱を2つ準備する必要があったため(注:選挙区内ではありません!)仏具店に行ったさい、試供品をいただいたものです。
先日いただいた孔官堂さんの「薫風使」をしまい込むときに発見したので、お試しに1本火をつけてみました。
さきに言うと甘さはあるものの伽羅由来とはおもえません。薫明堂さんの「昇龍香」や高野山大師堂さんの「銘香高野霊香」をほうふつとさせ、おそらく沈香の量は「昇龍香」→「伽羅薫香」→「銘香高野霊香」といったところでしょうか(鼻センサーがおかしい可能性はありますので参考程度でおかんがえください)。
うまくシナモン(桂皮)をつかい、お寺さんが好む香りです。
書斎からいちど離れ、外に出て家のなかにふたたび入ってみると、シナモン感が最初に聞こえてきます。厳密にはちがいますが、どことなく梅栄堂さんの好文木をおもいだします。
高野山金剛峰寺御用達な「銘香高野霊香」のターメリック感(カレーっぽさ)がどうも苦手、というかたでお寺の雰囲気をお手軽価格で味わいたいなら、検討する価値は充分あるでしょう。