画像中央の商品が「銘香高野霊香」です。
銘香高野霊香 5寸(13cm) 大箱 - 香老舗 高野山大師堂
古来の経典に基づき天然の香料で仕上げた昔ながらのお線香です。
香気はほのかですが、その幽玄な香りはいつまでも飽きることなくご愛用いただけます。
クローブとターメリックが多めのむかしながらの香りです。
それでいてほんのり沈香の香りもします。むかし真言宗のお寺に月2回放り込まれていたころ、高野山に居たことがあるお坊さんから金剛峯寺のあちこちで使っていると言われ、この線香の存在を知りました。
寺の前をとおるとわかる、まさにあの香りです。
もう30年以上まえからこの香りには触れているのですが、たまにしかつかわないため箱が空になるのに2~3年以上かかります。そして数年おきに注文すると、煙はそのままだが匂いがどんどん薄くなってきた?気がします。原料高騰してますからね……。とくにお線香は、ほとんどが輸入原料ですから、円安の影響は大きいはずです。
もともとがガチのお寺向け線香ですから、フローラルの香りや無香性といったものを求める向きには、推奨しません。
基本的な傾向として、もっと香料を減らし、とくにターメリックやクローブの刺激を減らしたのが、孔官堂さんの「仙年香」とかあのあたりです。ああいう香りの仏壇線香に拒絶感がなければ、買って後悔することはないはずです。あのテの市販品に比べれば香りは数段強めでカレーっぽいスパイシーさもありますが、1本ぜんぶくゆらせず、折ってつかえばよいことです。
慣れると、この香りがないと心が落ち着かなくなってしまいます。