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かんかけ峠を登って行き、監視カメラがある場所から右に入ります。
軽トラ1台分くらいの車道がつづきます(1か所崩落しているため実際の通行は困難です)。数分ほど歩くと、神社が見えてきました。
ゼンリンや地理院地図に記載のある参道はおそらくこれでしょう。むかしはこちらから歩いて登っていたのだと思います。
途中離合も出来ないし道が曲がっているためバックするのも危険ですから、互いに警笛で合図をするよう案内板があるのはわかるのですが、なんせ神社の駐車場に立っているというのがミソです。おそらく、かんかけ峠側、進入してくるほうに建てないと、合図の意味がわからないと思うのですが……。
戸締りされた拝殿から裏手にまわり、本殿となる石祠を撮影してみました。
福岡県神社誌では、御祭神は武津奴見神とあります。これが誰かはじつは見当もつかないのですが、おそらくは豊玉彦のことでしょう。
別名には八咫烏、八咫烏鴨武角身命(やたからすかもたけつのみのみこと)、三嶋湟咋(みしまのみぞくい)、三島溝咋、三島溝耳神(みしまのみぞくいみみのかみ)、陶津耳命(すえつみみのみこと)、陶津耳、天日方奇日方武茅淳祇(あまひがたくしひがたたけちぬつみ)がある。
おそらく「建角身」が「武津奴見」と表記されるようになったのだと考えています。別名がヤタガラスという点でわかるとおり、豊玉彦のことなのです。
うきは市の隈上正八幡宮と賀茂神社(2・終) - 美風庵だより
すると、ここは賀茂神社に関係する場所なのでしょうか……。
福岡県神社誌:下巻423頁
[社名(御祭神)]小烏神社(武津奴見神)
[社格]無格社
[住所]浮羽郡水縄村大字益生田字小芝居
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2020.12.29訪問)