松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2024年8月14日(水)の日録。

なにげに雑談のメモ(1)

きちんと筋道たててまとめる気力がないため、8月9日に知人と行った雑談の記憶にある範囲を記します。裏をとる作業を省いているため内容は保証しません。

記紀警察だと?

福岡県朝倉市杷木池田 杷木神社 - 松村かえるの「かえるのねどこ」

「なんですかこの記紀警察って」

「コロナで大騒ぎしてたころ、マスク警察って居たじゃないですか。他人がマスクしてなかったらマスクしろ!って積極的に公衆衛生指導を買って出ていたひと、あれのパクリです。
神社本庁教というか国家神道というか、厳密には平田国学あたりからなんだろうけど、古事記とか日本書紀が最高権威なんですよ。彼らにはこれ以外は真実ではないんです。
まぁ、そういうゴリゴリの原理主義者がいて戦前、神道としてふさわしくないと彼らが判断したものは、どんどん隠していった、消していったわけです。福岡県神社誌で「由緒不詳」とある神社が、現地案内板にはいろいろ由緒が書いてあったりします。多いのは、最初、寺だったのが神社に衣替えしたというやつです。
各地の祇園さまとかそうですね。
記紀に沿って国家神道が都合のわるい部分を添削しまくったにもかかわらず、それでも各地にいろいろな伝承が残っています。お互い内容に矛盾があったりしますが、このズレを丁寧に追っていけば、おそらく記紀とは違う姿がいずれ見えてくるだろう、というのがそもそもこの「神社めぐり」のテーマなんです。
福岡県神社誌とか「◎◎町史」とかを参考にしているわけですが、地元のかたから「こんな話しらん!」とコメントが来たりします。こういうのは福岡県神社誌とか図書館で調べた資料のコピーを送付すると、それ以上追及されることはありません。資料にあるわけですから「こいつに苦情言ってもしかたがない」となります。
問題は、そういうかたじゃありません。この日記にも年数回ボケだのカスだの基地外だのコメントくれるかたが◎名おられます。こういうかたは記紀に沿っていない、神社本庁教が喜ぶ書き方をしていない、崇敬の対象ではなく考察の対象としているのがバレバレという姿勢への批判なので、相容れないんです」

「じゃあ、この前の神社案内人とか、いちばん縁遠いわけだ」

「そうなりますね。ああいう神社本庁教から嫌われたらメシが食えなくなるひととは正反対だと思います」

「ただ、見ていると必ずしもどこに向かっても手加減なし、というわけじゃないよね」

「いわゆる観光神社とか氏子区域をもたない神社には加減しています。
観光神社は図体を維持するために稼がないといけません。ただ、そういうところは歴史も長かったりするので、いまでは触れられたくない過去も多かったりするんです。たとえば、戦時中3交替で軍からカネもらって戦勝祈願やってたところとか、戦争への協力体制をつつかれたらえらいことになるので、痕跡を頑張って消しています。あと、イメージ的に良くない方々に熱心な信仰圏があったけど、いまは経営上触れてほしくないから公式から抹消しているところには、触れません。向こうが隠してないなら書くけど」

「そんなのあるの?」

「早い話、いまでいう特殊風俗営業から信仰を集めていたところとかですね。そこのお宮さんが本務の神職さんがおられるところだと、なるべくぼかします。いま、どこも若い女性を客として狙っている神社さん多いじゃないですか。縁結びだのなんだの言って。太い客になってくれそうなパパさん達とのご縁じゃなくて、ラクして生きていける玉の輿のご縁アピール。そういうのの営業妨害してもしかたがない(笑)
また、空襲で焼け野原になり、周辺部に移住して中心部にひとが戻らず氏子区域の世帯数がた減りとか、そもそも氏子区域を軍用地とか公用で接収されてしまったところもあります。もしかすると全国のどこかに事例があるのかもしれませんが、そういうときほかの神社の氏子区域けずって、割譲してあげたりはしないんですよ。
1871年の氏子調(氏子改)がいまの神社本庁教がいう「氏子区域」の基礎になっているわけですが、どういう経緯かはわからないけれど、県社クラスでも氏子区域の設定がない神社とかあったりするわけです。
こういう経営努力でなんとかやってこられたところも、気を使います。
けっして、やりたい放題書いているわけじゃないですよ」

 

14日の記録。

最近すぐ足がつる、と書いてLINEでクエン酸を勧められたので、むかし買って未開封のを引っ張り出してきました。紅茶や水に混ぜていただくことにします。朝の焼きビーフンは、キムチの残りにベビーハムとしめじを加えました。残してもしかたがないので1つぜんぶ切っていれましたが、ほぼベビーハム食ってるようなものですね。これ……。

今日も洗濯が終わって干しものがおわったら、お仕事です。