松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2024年3月31日(日)の日録。

さいとう・プロ版「日本沈没」(リイド社、2013)

日本沈没 (1) ‐列島震撼‐ Kindle版

今日は高良山の行き帰り、途中休憩のあいだ、ずっとさいとうプロ版の「日本沈没」を読んでいました。

子供のころテレビ版の再放送(五木ひろしが主題歌を歌っていたやつです)をやっていて、漠然と話は知っていたのですが、のちに小松左京の原作を読んで面食らった記憶があります(テレビ化のさい改変したエピソードもそのまま刷り込まれていたため)。

このさいとうプロ版は、以前にも単行本化されています(たしかこのときは秋田書店)。「たけり」の意味がわからず小学校で未婚の先生に訊いたら「辞書を引け」といわれて「動物のち◎ぽが若々しいってなんですか?」と訊いて叩かれた記憶があります。

いまにして思えば未婚女性に訊ねることではなかったのですが、そもそもわかってないからですねぇ……(^^♪

 

これ、責めるべきは店の対応なのか?

検査の待ち時間で子どもたちが暴れ出したため、「とりあえず時間つぶしと、お腹を満腹にさせよう!と病院のカフェいったの」と報告。それでも子どもたちがじっとしていなかったそうで、「私も注文、お会計があり目を離した隙にお店にあるサンドイッチを触り、やめて!触らない!売り物だから!とかなり怒って注意したのに私の目を盗み触って はあ 全買取」と子が触れて形が崩れた商品1330円分を買い取ることになったと告白。「私から申し出たのではなくお店から言われました」とし、「本当申し訳ない…気づかなくてすみませんでしたの気持ちしかない 自分から言い出せなくてすみません」と反省していた。
そして6日のブログでは「子育てママに世知辛すぎない!?」と題してエントリーし、「実際に昨日のお店は買い取ってくださいと言われたわけじゃないけど私に持ってきて『これはどんな感じだったのか教えてください』と言われて、あーごめんなさい買い取ります!って買い取りました」と改めて状況を説明。 

36歳の元女性アイドル、子どもが触った商品「全買取」→反省するも「世の中子連れママに厳しすぎないか?」 - スポーツ報知

サンドイッチをいじくりたおされたお店は売り物が売り物にならなくなったんだからそりゃあお代を請求するでしょう。売り物を棄損されても「しょうがねーや」と言えるような余裕のある商売人はそうそう居ません。

ましてや店員さんは経営者ではないのだから損をするという判断はできません。

しかもこれ、病院に入居しているカフェの売り物を子供がいたずらしてしまったと書いてしまっています。どこの病院にかかっているかが判れば、入居しているカフェもバレます。つまり「世知辛い」と書くことは「損しろ。私(とうちの子)が利用してやってるんだからそのくらいお前んとこがバチかぶれよ」とカフェに遠回しに抗議したのと同義なのです。

しかもブログに書く時点で、世間は私に同情してくれるはずだ、という計算があります。

この件について安東アナは「ある程度の社会の寛容というのは必要と、僕は思っていて」と話し出すと、「ちょっと日本の文化そのものが潔癖症で悪いことじゃないんですけど、(光上さんのアップした)サンドイッチの写真を見て、僕は商品にならないとは思わないですね。直に触ったというなら、そうかもですが…」とコメント。

安東弘樹アナ、元女性アイドルが子どもの触ったサンドイッチ全買い取り告白に「ある程度の社会の寛容というのは必要」 - スポーツ報知

そして輪をかけてひどいというか、常識がないのはこの安東とかいうアナウンサーです。いったい誰にゴマするつもりで書いているのか知りませんが、店が「これはもう売り物にならないから買い取ってください。他人が触ったものを第三者に売ったとか悪評がたったら、うちは商売になりませんから」と言っているのだからそれがとおるわけです。

売買なりなんなりで所有権移転していない以上、店が商品として通用するかどうかを判断する立場です。誰も他人の評価なんか関係ありません。

かばってやることでこの36歳から仕事が貰えるという計算が働いたのか、この女性を支持する層(元ファン層)からお仕事が欲しいという欲が働いたのか、単純に「おれは女に寛容な男」というイメージで売りたいのか知りませんが、この程度の社会常識で大手を振って歩くのは、どうかと思います。

べつに世知辛くはありません。子供がやらかしたのだから母親が「世知辛い」と嘆くのもどうかと思うし、周囲の甘やかしたい年上が「そうだそうだ」と言うのもどうかしています。

「大丈夫です。お代はいただきません」と店(所有者)に寛容に赦していただけたなら、大感謝するだけなのです。それがほんらいの意味での「寛容な社会」です。決して加害者(の親御と仲間)が損をさせっぱなしで踏み倒して当たり前なのが、寛容な社会ではありません。

これ、サンドイッチでよかったですね。

平日常勤している事業所で、車に傷をつけたかたが居ました。

修理代の見積を持って帰らせると高いだのなんだの親御さんが言うので「あなたが乗ってきた車に私が傷をいれてガタガタ言うなと言いますか?あなただって私に文句言うでしょう?もし高いと思うならほかの修理屋さんからおたくが見積もらって原状回復してください。とにかく御納得いただけないなら(親組織)の顧問弁護士と相談してそれなりに対処させていただきます」とやったら、2日後にその子の親御さんが再訪され「払う!払えばいいんだろ!」と怒鳴ったことがあります。私はその場に居合わせませんでしたが、現金の入った茶封筒を事務室に投げ込んできたそうでした。

これ、下校途中の高校生が原付でよそ見して事業所の車に傷をいれた事件でした。痛い目に遭うのは悪いことではありません。親に迷惑かかるし学校に通報されるし警察呼ばれるから、今度から気をつけよう、と思うわけです。

そうやって人間は学習します。

このカフェにしても「寛容な社会だと?なんでうちが損を被らないといけないの?どこに向かっての「寛容」なの?馬鹿なの死ぬの?じゃあ誰がが損害補填してくれるの?」と思っていたことでしょう。

他人に損害を与えて当たり前というのは、寛容な社会とは言いません。

甘えと寛容はちがいます。

悔やんでいる母親も、女の人気欲しさにあざとい真似をしているアナウンサーも、逆の立場なら、同じことを言うでしょうか?

 

高良山に登る。

立向時盤の遁甲盤一覧

3月31日は朝9時から、60刻1局でみても10刻1局でみても時盤に「青龍返首」が来ています。直接カネが入ってくる方位ではなく、目上や権力者の目に留まり、引き立てられるという意味で吉とされます。丙奇はそれこそかすめ盗るくらいの意味を持ちますが、残念なことに甲尊は、いささか上品です。

それでもなにもしないより使わない手はありません。

というわけで、今日も高良山に登ります。

今回は、竹の子バス停で路線バスを降り、後谷登山口から登ってみることにします。

後谷登山口に到着しました。

つぼみもまだ残っているのですが、風がつよく花は散りはじめています。

3月20日に通り過ぎたときは、もう少し背後の椿も残っていたのですが……。

公衆トイレ併設の休憩所で、缶コーヒーをいただきながら、休憩します。

林道を歩いていると、ヘビがいました。最初は枝が落ちているのかと思って踏もうとしたら、風もないのに動きます。

ヘビと気づいたときには、すでに逃げている最中でした。

奥宮で、昨日自分が奉納した線香を焚きます。

昨日は神社というものについて英語で解説しているかたがおられ、その説明を黒人さんが3名で聞いておられました。その皆さんが写り込むため、社殿をいい角度から撮影することができませんでした。

今日はちょうどいいところでお客さんが減り、社殿を撮影することができました。

参拝後、三の鳥居から高良山茶屋に直接おりていきます。

高良山茶屋 望郷亭 - 御井/うどん | 食べログ

昨日は出発が遅くなり間に合わなかった高良山茶屋で肉うどんとお稲荷さんをいただきました。

下山途中、吉見岳の展望所で休憩します。

麓にある御井小学校の卒業生が「神代曙」という桜の品種を植樹しています。

風がつよいためだいぶ花びらが飛んでいます。よくみると花びらの「がく」が赤く、ソメイヨシノに似ています。こういうところが、ソメイヨシノの代替品種として選定された理由かもしれません。

ここ数回足をはこんでいる吉見岳コースから虚空蔵堂に向かう踏み跡をぬけて、虚空蔵堂で今日も安全に下山できたことを感謝します。

今日は、5.3km歩きました。