松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2024年2月5日の日録。

食用こおろぎ産業の流行も終わったか。

札幌のIT企業「インディテール」が、食用コオロギの養殖事業を手掛ける子会社「クリケットファーム」等2社とともに、札幌地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが分かった。

(略)

昆虫食関連企業の動向といえば、つい最近も徳島大発のベンチャー企業「グリラス」のペットフード部門「コオロギ研究所」が、閉鎖されるとの報道があったばかり。コオロギの餌となる原料の高騰、さらにコオロギの飼育自体が気候に左右され不振に陥ったことが、閉鎖理由とのことだ。
日本でも市場が拡大中との話もあった食用コオロギ業界なのだが、ここに来てその“退潮”を感じさせる報道が相次いでいることに、かねてから昆虫食に否定的だった向きからは、歓迎する声が多くあがっているようである。
そもそも、なぜコオロギをはじめとする昆虫食が世界中で注目されているのかといえば、2050年には世界の人口が100億人に達するとみられる反面で、重要な栄養素であるたんぱく質を確保することが難しくなるだろうといった、食糧危機発生の予測があるがゆえ。

コオロギ養殖ベンチャー、創業3年足らずで破産。地元経済界などから融資を集める反面“クラファン大爆死”など一般消費者の理解は広がらず? | マネーボイス

むかし一回だけ食って、まずくはないし味付け次第だなぁ、くらいの印象しかもっていなかったのですが、やはり、というかどうも、というか、流行も終わってきたようです。

そういや、クリケットファームを昨年視察に行った市議会があったような……。

ただ、ここに書いてあるとおり人口が増え続ければ食糧危機となり、たんぱく源をほかに求めないといけないという指摘はそのとおりなわけで、いずれ食うものがなくなればコオロギだろうとなんだろうと自然と普及していく気はします。

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図録▽人口の超長期推移(縄文時代から2100年代まで)

以前にも引用したグラフですが、鎖国下で食わせることができた人口は3,300万人ほど。いまの4分の1なわけで、海外に食い物を買い負ける時代が来たら、どうしょうもないのはたしかなのです。

 

コメントをいただきました。

いつもご覧いただいている先生からコメントで質問をいただきました。

デリカシーなく引用するのも気が引けるため、ぼかしつつ中身をまとめると以下の3点です。

  1. 子供はすでに嫁に行き、現在の家を誰かが相続するとは考えにくい。どうするべきか。
  2. ところで、お前は親が相続を片づけておらずグッチャグチャという話をしていたが、あれからどうなったのだ?
  3. お前は貧乏な孤独死予備軍だが、いま住んでいるマンションはどうするんだ?

 

私には妻子なんてものはありませんし、実父もろくに役に立ちません。いつも出入りしている近親者は「いとこ」達で、いわゆる法定相続人の範囲には入りません。

とはいえ、このまま死ねばいとこ達に迷惑をかけるのは100%確実なわけですから、なんとかしないといけません。

しばらく前から考えているのは、負担付停止条件付贈与契約というものです。

漢字で書くとめんどくさそうですが、

  • 私が死んだら(停止条件)
  • 散骨とかいろいろ片づけてくれるかわりに(負担)
  • あなた達に財産あげちゃうよ(贈与)

というものです。

じつはまだ具体的な文面は考えていません。大規模な書店に行けば司法書士向けの例文サンプル集があるはずなので、小倉か天神に出たおりでも、それを参考にしようと思っています。

 

曾祖父の相続がかたづいていない件は、実父は弟(私から見ると叔父)や弟(叔父)の家族と同居しています。

私が相続放棄すれば、実父の兄弟姉妹が推定相続人となります。

おそらく相続関係を整理するためにあれこれ動員食らうでしょうが、基本的に相続放棄が出来れば、それ以上巻き込まれることはありません。

 

【リ・バース60】:住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)

リバースモーゲージ - Wikipedia

リースバック - Wikipedia

リバースモーゲージをはじめ、生きているうちに売却して、あらためて「借りる」というスタイルをとる場合、想定外に長生きすれば悲惨な目に遭います。そのため、あまりおススメしていません。

 

現時点で「相続したくなかった田舎の土地をなんとかしたい」というかたにおススメしているのは、

【みんなの0円物件】無償譲渡物件の不動産マッチング支援サイト-空き家,住宅,土地,店舗

家いちば 空き家売ります掲示板

土地販売/土地売買|ジモティー

こういう「タダ(もしくは安価)であげるので誰かもらって」系のサイトに登録することです。

ただしこの方法だと、いったん相続して翌年1月1日の課税基準日までに他人に譲渡して登記まで終わらせるのが条件となります(そうしないと最低1回は固定資産税がかかります)。

あと、重要なのはこのマンションで売り家がでたときもそうでしたが、地元のなるべく大きめの不動産屋に相談してみることです。彼らは近所の市場動向をよく知っています。マッチングできそうな相手もけっこう知ってたりします。

マンションの辺りは1つ向こうのバス停まで歩けば駅、逆側にに歩けばバス営業所と、それなりにロケーションはわるくありませんから、私が死ぬまであと何年かはともかくとして、そう簡単に負動産にはならないはずです。

いったん従兄弟のだれかに贈与して、あとは自分で不動産屋に駆け込んで売り飛ばすなり、家族で住むなりすればいいという感じでしょうか。

 

5日の記録。

今日もお昼は倉庫でお茶漬けでした。