どうしてこうも空気を読めなくなったのか(2)
橋下氏は「田崎史郎氏 安倍派“異次元の裏金”5年で6・8億円に『罪深い。どうしてこんなことになったんだろう』」と題したスポニチ・アネックスの記事を引用し、「理由は簡単。国会議員に対して国税庁が目を光らせないから。非課税の巨額のお金を持ち過ぎて感覚が麻痺している」とつづった。
橋下徹氏 自民裏金事件の要因に言及「理由は簡単。国会議員に対して国税庁が目を光らせないから」― スポニチ Sponichi Annex 芸能
社長と同じ派閥でえらそうにしている役員や管理職つかまえて「あなた悪いことをしていますね!」とやれる平社員がこの世に居たらお目にかかりたいものです。監視はするでしょうが、まず、手を出せるわけがありません。
これが「政敵」の敵失なら手柄になるし、出世昇給にあずかれるかもしれないので、そりゃあ平社員も頑張るでしょうけどね。
いちばんよいのは海外のように政権交代がおきて、新しい与党のもと、とことん粛清することです。いまみたいに与党がかわらない、つまり、経営陣が不変なのに下っ端に切り込め突っ込めというのは、私に言わせれば国税や検察へのリンチにほかなりません。
会社員なら経営層や上司の不正を本気で断罪することより、転職先探して退職金貰ってとにかく逃げることを最優先とするはずです。
日本から逃げるつもりがなければ(外国に行って暮らせるほど語学力もカネもなければ)、政治家という経営層や上司を代えるしかありません。有権者はひとり一票ずつ、合法的に革命を起こす権利を持っています。
まずは、そこからです。
しかし、たぶん一般国民へのウケをねらって橋下さんも書いているんでしょうが、あなたむかしは政治家やってましたよね?というほかありません。自分が知事さんとかやってたころに、率先して自分自身やお仲間の不正を暴くよう指示したとはとうてい思えないんですけどね。
4日の記録。
今日は8時から町内会で管理しているお宮の掃除です。
出かける前に、玄関前に並べている南天と木犀の鉢植えに水やりをします。買ったときは「四季咲きモクセイ」という名札がついていたはずなのですが、いつのまにかふつうにオレンジ色をしています。あなた金木犀だったの?とも思いますが、どちらでもかまいません。ただ、香りは鼻を近づけないとしないので、木犀がたまたま色が濃くなったのでしょう。
7時50分ごろに家を出て、途中、湯たんぽ代わりに自販機で缶コーヒーを1本買ってから、お宮に到着です。江戸時代からあるクスノキがご神木で、以前、枝が折れて隣の車道を走る車と中のひとを傷つけて弁償させられ(損害保険の保険金だけでは相手への賠償に足が出た)て、「切ってしまえ!」という話もあったそうです。いまは運がよいのか、枯れた枝の落下事故は起きていません(隣の市道を車が通過していないときに、台風などで枝が折れて道に落ちていることはあります)。
お宮の掃除から戻り、着替えて、日銭稼ぎに知人事務所の現場に向かいます。
運転が面倒なので、今日も博多駅行きの路線バスです。
お昼に、昨日の売れ残りな恵方巻をいただきました。5割引きにつられました。
小僧寿しは1980年代中盤より「縁起巻」(1986年商標出願、1989年登録)の名称で全国展開を行い、毎年キャンペーンを行っていたものの然程ブームにはならなかった。その後、セブン-イレブンが丸かぶり寿司に目を付け、「恵方巻」として展開したことで本格的な普及がなされることになる。1989年、広島市にある加盟店7~8店舗を担当していた「オペレーション・フィールド・カウンセラー」が加盟店オーナーとの会話の中で恵方巻の存在を知り、新たなイベントとして広島市のセブン-イレブンが販売を開始。1990年以降販売エリアを広げ、1995年から西日本に販売エリアを拡大、1998年に全国展開をしたことで急速に普及した。
スーパーマーケットでは、ダイエーが関西地方で1980年代頃には販売を行っており、関東地方の一部地域では1990年代前半から販売開始、ジャスコ(現:イオン)では1992年から全国同時に販売を開始、
世のなかいろんな風習があるものだなぁ、とむかしは思いつつ海苔巻きを買っていましたが、どうやら商売人が目をつけてひろめたもの(ハロウィンとかバレンタインデーみたいなもん)だと気づいてからは、まじめにつきあうのをやめました。
翌日や夜に、安く海苔巻きが買える日くらいの感じです。
今日も日銭稼ぎを終えて、西鉄大橋駅から甘木まで電車で戻りました。
小室直樹「信長」(ビジネス社、2010)
織田信長の「楽市楽座」は、流通システムの飛躍的拡大のために絶大な威力を発揮した。流通システムが発達し自由競争市場が成立するに連れ、独占資本下でも自由市場の方が儲けが大きいと感ずるようになる。すると「独占資本家」も次第に「楽市楽座」を支持するようになった。そして日本は全く別の国に生まれ変わった。本書では、桶狭間の役、本能寺の変での信長と兵の行動を分析することで、信長の世界史的意味を示した。
いまごろ再読しております。
信長という革命者が存在して、日本は近代資本主義を受け入れる素地をつくることができた、というお話です。むかし一度読んでほんまかな?と思った部分もあるのですが、再読するとまた違うかもしれません。
それにしてもここ最近、小室先生の復刊再刊電子本化がすすんでいます。素晴らしい時代になりました。というか、学生のころ読んだ本を再読してキャアキャア言っているくらい、私がなにも進歩していないというのがね……。