高良山に登る。(003)
お百度参りは無理でも10回ならできるだろうシリーズ
1回目 2024年1月6日の日録。
2回目 2024年1月8日の日録。
3回目 2024年1月13日の日録。
4回目 2024年1月14日の日録。
5回目 2024年1月27日の日録。
6回目 2024年2月10日の日録。
7回目 2024年2月11日の日録。
8回目 2024年2月12日の日録。
9回目 2024年2月17日の日録。
10回目 2024年2月23日の日録。
地震の沈静化を祈願するためお百度参りは無理でも10回参りくらいならできるのではないかと、先日から高良山に登っています。今日も高良山に登ります。
ただ、13日は南西方面に吉方位が来るのは3~5時の「丁丁:両火盛炎」くらいしかありません。電車の始発は5時半なのでまぁいいとして、tenki.jpだと日の出は7時22分。真っ暗ななかを歩かないといけません。
5時11分に家を出て、駅まで歩きます。
この時期は30分近く時差があるため、まだ両火盛炎が生きています。
自宅前の県道を走っている車はほとんどありません。老人保健施設や警備保障会社の窓に明かりがついているくらいです。
5時半始発の電車に甘木駅から乗り込んできた客は4人でした。
今回は時間に余裕があるため、ここ最近の高良山登山で行けていなかったところにも足をのばします。
西鉄久留米駅に着いて、1階から西鉄バス「浮羽発着所」行きに乗り換え、追分バス停で下車します。
駅でバスに乗るときは気づかなかったのですが、霧がかかっています。
視界が良くありません。暗いうえに霧でえらいことになっています。
高良大社の鳥居までやってきました。やっと空が白みかけてきました。
この暗さで高良御子神社の石段を登る度胸はありません。おとなしく隣の車道から境内に入り、今日の安全と地震の沈静化、いよいよ懐が苦しいのでカネを恵んでくれとお願いします。
王子池の浚渫(土砂撤去)作業は、いつの間にか重機が増えています。機材の追加投入でしょうか。
見上げると高良山もだいぶ明るくなってきました。
ここまでは薄暗くても舗装路ですからなんとかなりましたが、ここからは山中になるので、懐中電灯を引っ張り出します。
こんな感じで照らしながら、妙見神社コース(オルレコース)を歩きます。
妙見神社にたどり着きました。さすがに懐中電灯で社殿を照らすわけにはいかず、画像は薄暗いままです。ご容赦ください。
吉見岳コースとの合流点まで来ると、ずいぶん空も明るくなりました。琴平神社に到着したころには、すっかり普段と変わりません。
もう少し明るくなってくれるまで、吉見岳の展望所で休憩して時間をつぶすことにします。
これから向かう高良大社と高良会館(社務所)が見えています。
まるで雲海のように霧が久留米市街をおおっています。正面に浮かぶのは九千部山です。
九千部山に登ってみるとわかりますが、FMラジオやテレビ放送のアンテナ基地のほか、九州電力や西鉄電車の無線基地局もあり、都市機能の中枢を担っています(電磁波で健康にわるそうなので、もうながねん寄り付いてませんが)。
右下側、白いのが久留米成田山の観音像です。うまくいくと有明海を越えて雲仙まで望むことができるのですが、さすがに今日は無理のようです。
2022年に地元の御井小学校の6年生による、卒業記念植樹が行われています。神代曙という桜の品種は、ソメイヨシノの代替として人気のものとのこと。まだとうてい花をつける状態にはみえませんが、これから大きく成長していくことでしょう。
三の鳥居と境内に直登する石段がみえます。以前にも書きましたが、目のまえでハイヒールで下って尻もちついてえらいことになった年配女性を目撃してからは、なるべく通らないようにしています。今回は、つつじ苑のほうから登ります。
8日、豚バラ串を食って休憩した東屋まで来ました。
参拝者も2、3人ほどで、ゆっくりできます。神輿庫やえびす様、さきほど麓でお参りした高良御子神社はじめ境内社をぐるりとまわってから、拝殿前にて地震の沈静化とカネが圧倒的に足りないので仕事が欲しい旨、お願いをします。
今回は車がほとんどないため、安心して車道を歩けます(車道がいちばん傾斜がゆるいので、しょうじきこれが歩けるだけでありがたい)。途中、射し込む朝日が、後光のように美しく輝くのが見えます。
奥宮にたどり着きました。今日は心持ち多めのお賽銭のほか、ロウソクと線香をお供えしました。
つつじ公園まで歩き、休憩所に到着します。
今日も猫が近づいてきます。
「炭酸飲料とチョコレートしか持っていない」と声に出して伝えると、わざわざテーブルに飛び乗ってきて「ふぎゃっ!」とだけ言って、2匹とも立ち去ります。
たぶん(またなにもくれないのかこのケチ野郎!)とでも言いたいのでしょう。
さすがに「ちゅーる」かなにか準備しないと、いけませんかね……。
ひと息ついたところで、駐車場へ向かいます。
今回も、古処山・屛山・馬見山の通称「嘉穂アルプス」と、英彦山方面を撮影してみました。甘木市街は、霧でみえません。
途中、月見山に寄り道します。いつ見ても築山かでかい墳墓にしか見えません。
月見山から下りて、ふと見えたピンクテープのほうへ向かってみると、なんと知らない登山路でした。
高良山林道に出ました。GPSログを確認しつつ、歩いたことがない経路なので画面コピーをとっておきます。
以前にも来た祠のある湧き水にやってきました。いくら降水量がすくない冬とはいえ、今年はほんとうにどこも水量がありません。やはり異常気象なのでしょう。
明日来れるかどうか現時点でわからないため、(10回参りの回数を稼ぐべく)もう一回高良大社に向かいます。この高良内コースは尾根の部分から神社にかけて狭いところがあり軽登山用の靴が必須ですが、ダイレクトに神社に向かうため、いちばん時間はかかりません。
旧参道(下向坂)から境内にはいってみると、朝とはうって変わって参拝者さんだらけです。さすがにこれではじっくりお願いすることもできません。諦めて、鎮香丸稲荷さんや大学稲荷さんに向かうことにします。
鎮香丸稲荷さんです。
本殿にあたるのがこの狐穴で、手前から直接拝むこともできます。
大学稲荷さんのほうに向かっていると、夫婦ふたりで私に手を合わせているかたが居ました。どうやら歩くのがつらくて、鎮香丸稲荷さんのほうを遥拝している様子です。視線を遮らないよう避けるようにして、大学稲荷さんの境内に入ります。
大学稲荷さんと、周囲の三九郎稲荷さん、力稲荷さんをお参りします。
一段下の土地にある俗称「小学稲荷(大学稲荷が現在地に建て替わる前の元宮らしい))」の狐穴をよくみると、なんと燭台が出来ていました。
この石段が、おそらくは最初の参道だったのでしょう。いまは高良大社側から車道を歩いてくるか、別の場所から登ってくるため、この石段はあまり使われているようではありませんが……。
麓の「大学稲荷バス停」から、西鉄久留米駅まで路線バスで戻りました。
駅まで帰りつき、昼飯にかつ丼とうどんのセットをいただきました。
今日の登山経路を「スーパー地形」から出力してみると、こんな感じです。
それにしてもGPSログは10km以上あるのに、移動距離は8.985kmというのは……。どこかでアプリが計算ミスしているのか、重複したポイントを自動整理した結果なのか……。
いずれにしても、約9kmくらい歩いた、ということにしておきます。
しばらくの間の壁紙。
とうめん、ロック画面とホーム画面はこんな感じにすることにしました。
夜が明けきっていないため全体的に青みがつよい気もしますが、悪くはない感じです。
ホーム画面はとうぜんこれの上にアプリのボタンが並ぶわけで、扁額もよく見えませんが、しかたがありません。
明日の登山。
議員事務所も知人事務所も明日とくに呼びつける用事はないということなので、明日もお十度参りを稼ぎにいこうと思うのですが、まともに考えればまた3~5時台の「丙丁:三奇順遂」くらいしか使えません。ただ、さすがに夜明け前の山道はつらいし、そもそも起床できるかどうかがわからないため、9~11時台の「庚丁:亭々之格」を出発時刻にするかもしれません。
ただ「亭々之格」は、屑鉄を炉で溶かして純鉄にする意で「闇から光へ」が基本となるため、まず苦労が襲ってきて乗り越えたら大成功、ダメだったらお察しくださいという、ほんとうに吉なのか怪しい意味をもちます。
可能であれば早起きできればいいのですけどね。