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福岡県神社誌では「若八幡宮」ですが、現地鳥居の扁額は「若宮八幡宮」です。
いずれにしても、仁徳天皇(大鷦鷯尊)を祀る神社だとかんがえらえます。
筑紫官家跡
6世紀のはじめ、大和朝廷は、北部九州の豪族磐井の反乱をおさえましたが、その後の筑紫近辺の支配の強化、内部統一や対外交渉の重要な拠点として官家を設けました。官家の呼び名が南区の「三宅」という地名に残っていることから、その場所は大橋付近という説もありますが、遺跡や遺物が確認できておらず詳しくはわかっていません。
福岡市
神社の案内板かとおもって近づくと、ここは筑紫官家跡(ちくしのみやけあと)だったとあります。つまり、現王朝側が九州王朝の残党狩りをした拠点だというのです。
そこに、九州王朝最後の天皇の子息、現王朝側が担いだ仁徳天皇(大鷦鷯尊)が祀られているというのですから、とても意味深です。
たいへん広い境内にある拝殿や本殿をいくら眺めても、そのような生臭さはいっさい感じませんが……。
かえるまたがある場所に、お相撲さん?が頑張っておられます。
それにしても雑木林のひろがるひろい境内です。社殿近くに土のう袋を納めた箱があり、砂山はどうやら、いざというときに土のうに詰めるための砂のようです。
福岡県神社誌:上巻85頁
[社名(御祭神)]若八幡宮(応神天皇、仁徳天皇、神功皇后)
[社格]村社
[住所]福岡市大字三宅字若宮
[由緒]不詳、明治五年十一月三日村社に定めらる。
[境内社(御祭神)]記載なし。
[摂社(御祭神)]記載なし。
[末社(御祭神)]記載なし。
(2022.12.27訪問)
訪問当日の様子はこちらに掲載しています。