あまりのわかってなさに愕然とする。
政府が全ての国民に一定の現金を給付する「ベーシックインカム（BI）」を巡り、制度導入を重点政策に掲げてきた日本維新の会が、党の政策パッケージを見直し、財源などの具体案を削除する調整をしていることが判明した。維新は次期衆院選で野党第1党を目指しており、巨額の財源が必要なBIの財源論への批判を避ける狙いがあるとみられる。衆院選の公約からも消える可能性がある。
毎日新聞が意図的に馬鹿のふりをしているのか、それともほんとうにこういうことをやろうとしていたのか。
私のあたまが悪いせいか、少々理解にくるしみます。
国民の生存権を公平に支援するため、国民一人一人に無条件かつ定額で現金を給付するという政策構想。
ベーシックインカムの基本は、いったん盗った税金から国家が自らを運営するために必要な経費（軍事費とか、徴税費とか）を差っ引いて、再度全国民に定額還付（支給）するというものです。
医療・介護・年金をはじめ福祉サービスは、いろいろなルールを設けて基準を満たすかたに給付をしています。再分配と言います。どういうひとを支援の対象とするか、どういう治療や症状を支援の範囲とするか、時代が下れば下るほど、拡大していきます。いまの日本国もこれに振り回されているわけです。年金支給年齢になったら、きちんと掛金を払ったひとには、年金を支給しなければなりません。生活が困窮すれば、生活保護の対象となります。
どうにかして一円でも多く受給しネコババしようというひとも出ますから、不正受給を阻止するための仕組みが必要になり、罰則をもうければ、警察の仕事も増えます。
ベーシックインカムは、こういう様々な仕組みやしがらみを可能なかぎり削減し、国家（行政）をシンプルにするための取り組みです。
言い換えるなら、とことん弱肉強食社会かつ自己責任社会を目指す政策であり、配るための財源を確保するために課税するくらいなら、盗らないという選択すらありえます。
わかりやすいよう極端にたとえるなら、国保税と国民年金の掛け金をゼロにする代わりに毎月1万やるから、あとは自己責任で生きていけというのが、ベーシックインカムなのです。
そういう社会になれば、私的年金・私的医療保険で賄うのが原則になります。死ぬのも自己責任ですし、病院にかかれず死ぬなんてメに遭いたくなければ、常日頃から健康に気をつけよ、生命保険会社から見捨てられない程度の健康状態は保て、ということにもなるでしょう。
働かなくてもメシが食えるという理解がありますが、それはありません。ケケ中さんが月7万配れという提案してましたが、全国民で均等に割るとだいたいこのくらいです。年84万じゃ生きていけません。
あれこれ天引きされている税金や社会保険料を盗らないかわりにすべて自己責任とするか、盗るなら盗るで、必要経費を差し引いて平等に分配すると言っているだけです。むしろ老後の保障として年金がアテにならず、医療費が払えなくなれば死ぬしかありませんから、必死になって働き、貯めておく必要があります。
私にはとてもついて行けませんが（これが社会像の正解とは到底おもえない）、こういう政党そのものはあってもいいとおもいます。選択肢として提示すべきです。
そして、2040年にやってくる人口オーナス期のピークを乗り越えるための、これもひとつの回答ではあります。福祉国家をやめて集めた（集まった）カネを分配する以上の責任を国家が負わないという話ですから、「消費税増税だ」「経営者側（企業側）を増税しろ」「給与生活者からもっと税金を盗れ」という、誰に負担をおしつけるかの議論からも解放されます。
自民党、立憲、共産党、こういう既成政党の立ち位置をかんがえれば、維新のポジションって、このくらい過激なスタイルしか残ってない気もしますし……。
ちなみに、維新の会だけでなく、国民民主党もベーシックインカム推進派を名乗っています。
ただ、これは正しい「ベーシックインカム」ではありません。「給付つき税額控除」とか「負の所得税」というものです。
負の所得税（ふのしょとくぜい、英: negative income tax, NIT）は、課税システムのひとつであり、一定の収入のない人々は政府に税金を納めず、逆に政府から給付金を受け取るというもの。1940年代のジュリエット・ライス＝ウィリアムス、後には経済学者ミルトン・フリードマンの著書『資本主義と自由 (Capitalism and Freedom）』(1962)により展開された貧困対策における政策案である。
確定申告させて、一定以下の収入（所得）しかないひとに給付をすることで、生活保護などの政策をシンプルに組み替える（高額医療費なども毎月領収書もって請求させるのではなく、確定申告でまとめて処理して必要に応じて還付する）というもの。
なぜ違う概念をごっちゃにしたか理解のおよぶところではありませんが、こんな50年以上前からある考え方や呼称ではなく、いま流行中の単語にのっかってみたかったんでしょう。
こういうところが、たまきんのどうしょうもない軽さなんでしょうけどね……。
14日のお昼の記録。
今日も日銭稼ぎ困窮者は、西鉄大橋駅の現場にやってまいりました。
空は青いし、ほんらいなら神社めぐり日和なのですが、今日も行けない自分をのろうしかありません。
舞い戻る。
以前、或る経営者の娘婿が我々下請け・孫請けに払うべきお金をこっそり自分の口座にいれて、とんずらした話を書きました。最初は相場でやらかしただの、行方不明だのなんだの大騒ぎでしたが、逃亡直前に、べつの取引先から退職した女が居て、その女が逃亡先から家族に連絡をとったことから「逃避行」だったことが後日発覚しました（さすがにどうでもよくなり、この日記でその後日談は書いていません）。
どうもその男が舞い戻ってきているようです。
或る経営者のかたから話があると言われて、大橋駅の現場から戻る途中立ち寄り、話をうかがいました。
持ち逃げした残額は返金する。使った分はいまの稼ぎから分割で返済する。女に子供ができたので、（あんたの娘と）別れたい。そのためにお詫びにきた。（あんたの娘とのあいだに）子供はないから慰謝料はかんべんしてくれ。
と言われたとのこと。
経営者はぷんすか激おこですが、どうもいっしょに怒る気になれません。
まず、私も知人事務所も、すでに弁済をうけており、入るべきカネが入ったいまとなっては、どうでもよくなっています（金の切れ目が縁の切れ目～）。
そして状況を整理してみると（彼が原因ではないのに）種馬いじめと不妊治療への協力絶対強制と人工授精だ養子強制だのが垣間見えていましたから、そら愛想が尽きるわという同情もあったりします*1。
たしかに、離婚協議はどんなに嫌でもこの経営者のところに舞い戻らないとできませんしね……。
「あなたには迷惑をおかけしました。（所長）さんにもよろしく」と、或るロイホでおごってもらいながらお詫びされつつ「孫！まご！マゴ！とあなたが毎日大暴れしたからだそうですね？」と言いそうになり、作り笑いに困ります。
ランチ、ごちそうさまでした<(_ _)>
たしかに、頑張ってえらくなったのに、周囲を見渡して孫を手に抱ける幸福が自分にはないというのは耐えられないとおもいます。自分の遺産を継がせる相手が居ないというのも、上級国民さんとしてやりきれないでしょう（お家お家ってやつですね）。
しかし、運命というものがあります。ぜんぶ夢はかなうわけではないという発想がないのはね……。
私なんてもう早くから人生くじけちゃって、カネがつづかなくなったらどうやって消え去ろうかとかんがえるばかりなのに（笑）真冬の海水浴がいいかとか、薬もって時期外れの山籠もりがいいかとか。
幸福度のレベルと、境遇が違いすぎて彼の欲が理解できません。
ニコニコの生放送間に合わなかった（泣）
#ニコ響 ライブ配信中！
— ニコニコニュース (@nico_nico_news) 2023年10月14日
本日は合唱&パイプオルガンがついた豪華なプログラムをお届け
曲目：
ドビュッシー／ノット編：交響的組曲 「ペレアスとメリザンド」
ヤナーチェク：グラゴル・ミサ
指揮：ジョナサン・ノット
高音質での視聴はこちら☟https://t.co/s7AP4gxVsQ
https://t.co/XvMck2WUNM
帰宅してiPhoneのアプリ起動したら、もう終わってました。
じつは生放送を聴き逃しても1週間、録画は視聴可能です。
大人しく日記を書きながら眺めればよいのですが、録画はあの大量のコメントに加われないため、面白さが半減します。コメントがプロ野球中継やプロレス中継の解説者同様の役目を、オーケストラの演奏会実況で果たす時代が来るとは思いもしませんでしたが、ホント、これが楽しいのです（笑）
むろん、グラゴル・ミサという曲も素晴らしいのですけどね。
14日の貧困めし。
14日の朝、もやしと麺を一緒にゆでた味噌ラーメンを掲載しました。
もやしは別に炒めないと美味しくないでしょ？との指摘がありました。
フライパンでもやしと、先日肉じゃがをつくったときに余った玉ねぎを炒めます。薄力粉の容器を再利用していますが、中身は片栗粉です。片栗粉に水を加えて混ぜておき、塩こしょうをしたあとに、もやしにまわしかけながら熱し、汁気でべっちゃりにならないようにします。
袋めんともやしと玉ねぎが夕食か……（泣）貧困ですね。
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夕食を終えて洗濯機をまわしつつ、駅前のイオン系列のお店で、口の悪いyoutuberが「貧しさへの罰」と評するトップバリュ製品を買い求めます。
コーラは税抜き118円、1Lバニラアイスが498円、チョコレート2種が各98円です。むかしはコーラが税込みで100円切ってたし、バニラアイスも398円でした。
たまの贅沢もつらくなりましたね……。
15日朝の記録。
おでん7種7品 -イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ) - イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ)
今日は現場に行く時間が遅いため、朝から「水滸伝」を読みのんびり過ごしました。7時半すぎてから、昨晩買ったトップバリュのおでんに、半額野菜を加え鍋で加熱していただきます。前からおもうのですが、この手の調理済みおでんは汁をそのまま棄ててももったいないし、かといって新たな具材を入れて煮るには味が薄いのが難点です。
カット野菜いれてひと煮立ちさせ、野菜といっしょにいただくくらいしか手がありません。youtubeやブログでは、この汁で炊き込みご飯をつくる猛者もいるようですが、甘いのよね……ごはんの出汁にするには。
*1:むろん、不妊治療や里子里親制度を批判する意図はありません。男のほうがそこまでやりたくないとおもっているのに、家と職場の両方でいじめてどやして追い詰めることへの批判です
