松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

福岡市博多区祇園町 稲荷神社(内畑稲荷神社)


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博多祇園郵便局や「GION11」というパチンコ屋の裏手にあります。

The origin of Uchihata-inari shrine
Uchihata-inari shrine was established in Eiroku period (1558-1570 of Muro machi period) by the instruction of Usuki-awanokami (a subordinate to Sorin Ohtomo, one of the famous samurais in Japan).
At that time, to defend his territory, Sorin Ohtomo decided to build a new castle in his area of Hakata. Then Ukanomitamanomikoto, a guardian god and a protector of the castle, was enshrined at this shrine.
In 1946 in Showa period, unfortunately this shrine was destroyed in a fire and rebuilt soon. After that, about 20 years later, in 1969 it was reconstructed with fire-proof materials.
For more than 400 years the god Ukanomitamanomikoto has been revere a wonder-working deity and this shrine has been loved by local people in Hakata.
The Uchihata-inari shrine Conservation Group

内畑稲荷神社の由来
内畑稲荷神社は、永禄年間(1558~1570年、室町時代)に大友宗麟の部下であった臼杵阿波守(大友宗麟の部下で、日本でも有名な侍のひとり)の指示で創建されました。
当時、大友宗麟は自国の領土を守るため、博多の地に新たな城を築くことを決意していた。そこで、城の守護神として倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)を祀ったのが、この神社です。
昭和21年(1946年)、残念ながら火災で焼失してしまい、すぐに再建されました。その後、約20年後の1969年に耐火材を使用して再建されました。
倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)は、400年以上前から不思議な力を持つ神様として崇められ、博多の人々に愛されてきた神社です。
内畑稲荷神社保存会

道沿いの案内板は英語で、観光客へのアピールもばっちりです。国語も英語も成績よくありませんでしたので、あまり和訳に自信ありませんが……。

約50年前に再建された社殿は、拝殿も本殿も一体となっています。

内畑稲荷神社由来

祭神 宇賀御魂命

当社は、永禄年間大友宗燐氏の勇将臼杵安房守が、博多に築城した時(城廓は現在の博多駅よりダイエー渕上店に及ぶ)城廓の守護神として、大友氏発祥の縁故ある豊後臼杵より、御斎神を此処に勧請して、奉斎鎮座されたのが始まりと伝えられ、以来今日まで信仰の心ある町民、日々神徳を敬仰御加護を蒙り、守護神として実に四百十数年の星霜を経た、由緒正しい霊験まことに灼かな神社であります。
昭和二十一年一月大火災にあい、類焼いたしましたので、昭和二十八年木造神殿を建立されましたが、その後狭溢となり又火災の危険もありますので、昭和四十四年十月崇敬者の御浄財により、不燃耐火構造の神殿を新築完成いたしました。

福岡市祇園町一の十
宗教法人 内畑稲荷神社奉賛会
(平成八年十二月作成)

大友宗麟は立花山城から博多を支配したとならいましたが、この案内板のとおり、現地にも統治の拠点があったのかもしれません。

卯寅稲荷神社(大分県臼杵市) | 旅人のブログ

臼杵城にも卯寅稲荷というお稲荷さんがあり、同じく大友宗麟が拠点とした場所です。なにか関連があるかもしれません。いずれ行ってみたいとおもいます。

境内にもうひとつ内畑稲荷大明神がありました。この日案内いただいた清掃奉仕のかたによれば、これはもともと近隣の豪商が勧請した分社で、商いを廃業するにあたり、ふたたび内畑稲荷にお返ししたものとのこと。こちらにも手をあわせました。

福岡県神社誌:記載なし(発見できず?)
[社名(御祭神)]?
[社格]?
[住所]?
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2022.09.17訪問)
 
訪問当日の様子はこちらに掲載しています。

9月17日の日録 - 美風庵だより