松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年8月13日の日録

需要と国家の勢いの違いをみせつけられる。

youtu.be

I just flew on China’s new airplane COMAC C919 from Shanghai to Chengdu with China Eastern Airlines.
It’s been more than 3 years since I last visited mainland China. The flight was a pleasant and modern one for me and many other aviation enthusiasts. Powered by the same CFM leap engines, the C919 shares many similarities with Airbus and Boeing. My flight took almost 3 hours, flying at 34,000 ft with a maximum speed of Mach 0.78.
During the flight, I experienced both C919 Business and Economy class seat features, the lavatory and galley. The middle seat width on C919 is half an inch wider to compensate for the shoulder room like A220. I spoke with the operating crew about their training and operation on the new C919.
At the end of the flight, I gave my verdict as a passenger on the C919. In short, the C919 needs to prove itself in commercial service that it can meet the economics and the required efficiency. Currently, there are over 500 orders by Chinese airlines and leasing companies but the future success depends on foreign certification of this airplane.

(てきとうな日本語訳)

上海から成都まで、中国東方航空の新機材COMAC C919に乗った。
最後に中国本土を訪れてから3年以上が経った。このフライトは、私や他の多くの航空ファンにとって快適でモダンなものだった。同じCFM leapエンジンを搭載するC919は、エアバスやボーイングと多くの共通点がある。私のフライトはほぼ3時間、34,000フィート、最高速度マッハ0.78で飛行した。
フライト中、私はC919のビジネスクラスとエコノミークラスのシート、化粧室、調理室を体験した。C919の真ん中の座席幅は、A220のように肩のスペースを補うために半インチ広くなっている。私は乗務員たちと、新しいC919での訓練や操縦について話をした。
フライトの最後に、私はC919の乗客として感想を述べた。要するに、C919は経済性と要求される効率性を満たせることを商業運航で証明する必要がある。現在、中国の航空会社やリース会社から500機以上の注文があるが、将来的な成功はこの飛行機が海外で認証されるかどうかにかかっている。

Flying the COMAC C919 - China's Game Changer? - YouTube

 youtu.be

中国が開発を進めてきた国産の大型旅客機の商業飛行が始まりました。中国メディアは「中国の航空機産業の重要な一歩だ」と大きく報道しています。
28日午前、中国が開発した国産の大型旅客機「C919」は、130人余りの乗客を乗せて、上海から北京に向けて飛び立ちました。
「C919」は、2007年から研究が始まった大型旅客機の国産化プロジェクトで、去年9月には習近平国家主席自らが人民大会堂で開発者らと面会するなど力を入れています。
ただし、現時点では、アメリカとフランスの合弁企業のエンジンを使っていて、今後はエンジンの国産化などが課題とされています。

中国 国産大型旅客機が商業飛行を開始(2023年5月28日) - YouTube

たまたまニュースを眺めていると中国の商用旅客機の話題をやっていました。

日本メディアの報道で気になるのは、どうしても中共や朝鮮半島をディスりたい日本人のし好にあわせてか、エンジンの国産化が立ち遅れている点や、アメリカやEUでの型式証明をとっていない点を強調するところです。

CFM LEAPエンジンはアメリカ・GE社とフランス・スネクマ社の合弁企業が開発したエンジンで、ボーイング737やエアバスA320neoで使われているものです。先行開発された旅客機で採用実績のあるエンジンを使用することは、それだけでも信頼があるというもの。そもそもこういうディスり報道を垂れ流す日本のマスゴミは、彼らの期待の星だった三菱MRJもエンジンはプラットアンドホイットニー(P&W)社を採用予定だったことにも配慮すべきでしょう。

就航が予定されていた伊丹空港の騒音制限クリアが問題となり、最初からロールスロイスやP&Wのような技術力と実績のあるメーカーとしかエンジン調達交渉を三菱MRJもやってなかったわけで、じつは五十歩百歩です。ディスりたい日本人には不満でしょうが、むしろ、なんだかんだ言ってカタチにした実力を評価するべきでしょう。

そしてもう一点。外国の型式証明がなくても事業化に踏み切れたのは、中国国内だけでも2,000~3,000機の需要があると見込まれていることが背景にあります。まず国産化して国内で実績を積み改良をかさね、ノウハウ積んでから外国に打って出る王道路線が可能なわけです。三菱MRJのように、経産省が圧力かけまくったのに日航と全日空から数十機しか注文がとれず、最初から国内実績ゼロでアメリカに打って出るしかなかったのとは、わけがちがいます。

もしC919(やその後継機)で海外市場をねらうなら、はやく中共はエンジン国産化を実現する必要があります。直接競合するボーイングやエアバスの意をうけて米仏政府がエンジンの輸出規制に踏み切れば、載せられるエンジンがなくなるからです。

それはすでに中共さんもわかっているとはおもいますし、たぶん、いずれ乗り越えてくるでしょう。

それにしても、日本政府のだらしないこと。三菱MRJ構想、なんとかしてやりゃあ、岸田政権もすこしは支持率あがったのにねぇ……。

とにかくまずつくって実績積んで、次を狙う。それしかないのに。

最初に完成したA300はノウハウ不足などから航続距離不足や信頼性不足などを指摘され、売上は苦戦。エアバスは膨大な赤字を抱えたが、フランスと西ドイツ政府の全面的な援助によって乗り切った。これをきっかけに技術力を大幅に高めたエアバスA320で大成功を収める。以後、急速に売上を伸ばしてマクドネル・ダグラスを追い抜き、ボーイングに迫るまでになった。 

エアバス - Wikipedia

エアバス社だって最初は飛行機が売れず政府の赤字補填があっても息も絶え絶え、死ぬか生きるかの時代があったわけで(A300のとき、アメリカ市場に食い込むため航空会社にタダで貸し、さらにその航空会社が利用していた空港の改修費用持ちの大盤振る舞いまで敢行したのは有名な話)、どうしてこうも勝つことが夢と自信を与えることに気づかないのかな、という気がします。

 

梅酒の試飲。

2023年6月9日の日録 - 美風庵だより

今年6月に梅酒を漬けて、2か月経ちました。

寝る前に電気蚊取りのカートリッジを交換しようと押入をあけて、そういえば梅酒はどうなったかと気になります。

キッチンに引っ張り出してみました。

エキスが梅から染み出して色づいてきています。ぐい呑みのグラスに少しだけ注いでみました。呑むと、味はまったくこなれていません。アルコールの刺激がつよく、むせかえりそうになります。ただ、香りは梅の種子から染み出してはっきりとしており、酸味もきちんと絞れています。そしてグラニュー由来の甘みも酸味とのバランスがよく、ここ数年でもっとも素性はよいです。

半年か1年寝かせれば、会心の出来になる気がします。

 

13日の記録 ガソリン値上がりしました。そして「江暉相映」です。

初盆参りに1軒行くため、8時前に家をでました。

いつも利用しているガソリンスタンドがたまたま空いていたので、あまり減っていませんでしたが、満タンにするため立ち寄ります。

なんとレギュラーガソリンが1L税抜き160円でした。これに消費税で176円です。

8月9日、経済産業省は、レギュラーガソリン1リットルあたりの全国平均価格(7日時点)が前週から3.6円上がり、180.3円になったと発表した。12週連続の値上がりで、180円を超えるのは2008年8月以来、15年ぶりとなった。

ガソリン180円に高騰「お盆の帰省なのに」「国民殺す気か!」補助金を延長しない岸田首相に批判高まる(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース

給油に行くのは月2~3回で、行くたびに少しずつ値上がりしているとはおもっていましたが、とうとうこんな値段になっちゃいましたか……。

今日の訪問先は北の方角がメインです。

7~9時台は丙壬で「江暉相映」。丙(太陽)が壬(湖や海)の上にあって湖面や海面に太陽がギンギンに照り返す様子を示し、基本的には「吉」とされます。

ただ、芸能界やベンチャー成金を想像すればわかるとおり、派手な世界で派手に稼ぐひとほど、足を引っ張ろうとする輩からいつも狙われています。そしてそういう輩が招くトラブルや面倒ごとを制するのにカネを浪費し、さらに本人自身の見栄で散財してしまいあまり手元には残らないイメージです。

初盆参りのように御仏前と線香箱もって数軒巡回するくらいであればボロはでませんが、この方位で気をつけるべきは、とにかく見た目がすべてになってしまうこと。この方位で出会った女性でも仕事でも、パッと見のうわべでごまかされていないか、一歩引いてチェックする心構えが必要です。

このように奇門遁甲で「吉」とされる象意であっても、中身をかんがえるとあまり使いみちがないものも意外と多いのにおどろかされます。昨日の「亭亭之格」のようにまずトラブルがやってきて勝ち抜けなきゃならないものだったり、今日7時からの「江暉相映」のように派手に勝ち派手につかうものなど、なるべくなら避けるにこしたことはありません。

初盆参りを終えて従兄宅に集まり、従兄弟たちと鉢盛やから揚げをいただきました。

神棚にお供えするため、ぼたもちとシャインマスカットを少しわけてもらいました。むかしはぼたもち自作していたのですが、ひとり暮らしになるととてもつくれません。せまい神棚なのでひとつ分けてもらえば充分です。

シャインマスカットも「神棚のお供えだから皿にのせる3粒でいい」と言ったら、もう少しわけてくれました。感謝(^人^)