松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

北九州市門司区今津 八坂神社

本文。


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門司区恒見・今津・吉志周辺地区の史跡等

祭神 櫛名田比売神(くしなだひめ)
   須佐之男命(すさのおのみこと)
   天之忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)
   天之菩卑命(あめのほひのみこと)
   天津日子根命(あまつひこねのみこと)
   活津日子根命(いくつひこねのみこと)
   熊野久須昆命(くまのくすびのみこと)
   多岐理比売命(たきりひめのみこと)
   市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)
   多岐都比売命(たきつひめのみこと)    
例祭 6月10日
由緒 今からおおよそ四百年前、今津浦の漁師が夜に出漁中、御神体が3回も網にかかった為、持ち帰り門司社に見てもらったところ、八坂神体といわれたので、当浦に祀ったのが始まりと云われています。

ここでいう門司社とは現在の甲宗八幡宮のことです。

しかし、福岡県神社誌と祭神が食い違うのですが……。

福岡県神社誌:下巻453頁
[社名(御祭神)]八坂神社(櫛名毘売命、須佐之男命、大穴牟遅命他三神)
[社格]無格社
[住所]企救郡松ヶ枝村大字今津字丸山
[由緒]記載なし。
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2022.08.18訪問)

訪問当日の様子はこちらに掲載しています。

8月18日の日録 - 美風庵だより

2022.8.19追記

企救郡誌 - 国立国会図書館デジタルコレクション

北九州市立中央図書館で閲覧した資料が、国立国会図書館デジタルコレクションでも公開されていました。

さきに引用した資料とも、福岡県神社誌ともこれまた御祭神がちがいます。

読むと、まず、1880年(明治13年)に同じ小字丸山にあった「疫神祠」を合祀し、1908年(明治41年)に津村神社と恵比須社を合祀したとあります。

つまり、

(1)八坂神社+疫神祠

奇稲田姫、スサノオさん、天穂日命、天津日子根命、活津日子根命、クマノクスビ、湍津姫、田心姫、市杵嶋姫、大己貴、少彦名命

(2)津村神社

津村明神とその夫+もう1柱

(3)えびす様

事代主命

と、いくつかの系統の神社がまとめて祭祀されていることが、わかります。