イイヅカコスモスコモンリニューアルオープン記念 九州交響楽団コンサート～いま、始まる新たな歴史。あなたは次代の目撃者となる～
日時：2023年5月28日(日)15：00開演（開場14:30）
会場：イイヅカコスモスコモン
［出演］
指揮：現田茂夫
管弦楽：九州交響楽団
ソプラノ：嘉目真木子（第29回飯塚新人音楽コンクール第2位）
［曲目］
★ソリスト
1.ヘンデル/「水上の音楽」からアレグロ・デチーソ
2.ヘンデル/オンブラ・マイ・フ★
3.ドヴォルザーク/スラヴ舞曲第8番作品46-8
4.ドヴォルザーク/歌劇「ルサルカ」より「月に寄せる歌」★
5.ドヴォルザーク/序曲「カーニバル」作品92
<休憩>
6.グノー/歌劇「ファウスト」より「宝石の歌」★
7.ベルリオーズ/序曲「ローマンカーニバル」作品9
8.プッチーニ/歌劇「ラ・ボエーム」より「私の名はミミ」★
9.プッチーニ/交響的奇想曲
飯塚市歌「いつかの里飯塚」/こすもす市民合唱団
コスモスコモンに来るのは、おそらく高校のころ吹奏楽で太鼓を叩いたとき以来です。
1年かけてリニューアル工事がおこなわれたそうですが、どこがどうかわったか、よくわかりません（現田さんがマイク握ってネタにしたとき客席から笑い声がしたので、おそらくほとんどのかたがそうなんでしょう）。
現田さんで歌手のかたも上手いのですから、これで悪かろうはずはありません。
Carnival Overture, Op.92 (Dvořák, Antonín) - IMSLP: Free Sheet Music PDF Download
ドヴォルザークの「謝肉祭」序曲、当たり前っちゃ当たり前ですがみな冒頭の二分音符＝132というのをみますから、通常、F1レースか曲芸走行かってなくらいかっ飛ばします。しかし、現田さんと、あと、記憶にあるかぎり広上さんは「（「肉断ち」まえの）どんちゃん騒ぎ」っぽさを示すため、ここでアクセル全開にはしません。
そのため、中間のテンポをグッと落とす場面では、浪花節感すらただよいます。
やはり後半はある程度火花を散らしてくれないとこの曲終わった気になりませんから、それなりにアクセル踏み込んで終わるわけですが、あまり題名に引きずられすぎるのもどうかな？という気はします。ただ、前半後半のほかの選曲からすれば、なかに溶け込むよう配慮したとも言えるかもしれません。
プッチーニの「交響的奇想曲」は、音楽学校の卒業作品とのこと。
いやぁ、これはすごい。10分ちょいでオペラのダイジェスト版が聴けます。
しかも歌詞がないので、この美しいメロディーをどう聴くか、どう感じるかはあなた次第。なかなか素晴らしい演奏会でした。
