松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年5月27日のつづきと28・29日の日録

27日の記録

最初は、26日金曜から名古屋に出かけるつもりでした。

ひさしぶりにフェリーで泉大津港に出て、難波から名古屋まで近鉄「ひのとり」に乗って鉄分補給するはずだったのですが、議員事務所の用事を後日に動かすことができず、新門司のフェリーターミナルの出港時刻には間に合いそうもありません。

また、28日には飯塚コスモスコモンのリニューアル記念で、九響の演奏会がはいっています。

議員のコア支援者や知人事務所の皆さんと、googleカレンダーで予定を共有しています。そのため、趣味の傾向もある程度は、バレます。

「文化協会で割引価格になるから1枚注文してやる。おれの割り当てから買え」と言われて、「前日名古屋ですよトンボ帰りとかイヤ!( ̄^ ̄)きちーよ!やめて!」ともしょうじき言えませんし、コスモスコモンには15年以上顔を出していませんから、興味がないと言えばウソになります。

というわけで、27日、日帰りとなりました。

JR小倉駅から東京行きのぞみ号に乗ります。

新幹線に乗るのにいちばん距離が近い駅は、どうかんがえてもJR新鳥栖駅なのですが、鳥栖市内の渋滞がひどく15分延着は見込んでおかないとたどりつきません。JR博多駅は、必然的に博多駅まで路線バスか列車利用になります。

小倉駅そのものは遠くても、乗り継ぐ在来線やバスの時刻調べや国道3号線の渋滞とは無縁ですから、いちばんストレスがありません。

11時半ごろJR名古屋駅に到着しました。

しらかわホールで行われる中部フィルの演奏会、入場開始時刻は14時です。あまり時間はとれません。なにせ今回は、旅程をかんがえる余裕がなかったうえに、行きの新幹線車中で半分寝こけながら水滸伝ダラダラ読んでしまい、ノープランで現地到着の憂き目にあいます。

ふとひらめいたのは、一宮市の真清田神社さんでしたが、どこかで昼飯まで済ませて14時に地下鉄伏見駅に非ジモティがたどり着けるかは、わかりません。

これまたひさしぶりに熱田神宮に行くか、ということになります。

名鉄名古屋駅に歩き着きました。さいしょ来たときはこの灯りがついたり消えたりしている意味がわかりませんでしたが、電車の車両数がことなるため、点灯しているところに並ばないと次の電車に乗れないよ、という意味です。独自ルールだらけの最強(凶)カオス駅は、いつ来ても慣れません。

あまりにひさしぶりのため、上り下りさえ間違わなければどれに乗っても神宮前駅にたどり着くことすら忘れ、どの列に並んだらいいか、しばしかんがえこんでしまいます(笑)

客が詰まった特急2本やり過ごして、空いている準急豊明行で神宮前駅に向かいました。

神宮前駅、どうやら駅舎再開発中らしく、建物がありません。ビックリしました。

熱田神宮というと、初めてのとき鳥居からニワトリさんが飛び降りてきてボディアタックをくらったわけですが、今回、どこにもニワトリさんの姿がありません。

それにしても参拝者がいっぱいです。

落とし物を知らせる場内放送がながれる境内を、カラスが2匹、我関せずといった調子で地面をクチバシでほじくっているくらいで、とにかく鳴き声はすれど鳥の姿はありません。

まず、拝殿でお参りします。

境内の八剣宮と上知我麻神社もお参りします。

曽志茂利社と下知我麻神社にも手をあわせます。

ところ変わるとやりかたもちがうもので、竹を鳥居にくくりつけるのはどこでもみかけますが、ここはお榊の枝がささっています。

地下鉄の神宮西駅から伏見駅まで移動します。

まず、伏見駅からしらかわホールまで歩いて、どの道を歩いたらたどりつくか、1年半ぶりに記憶が間違っていないことを確認します。

公園から科学館のH2Bロケットのフェアリング展示を眺めつつ、カルピスソーダを自販機で購入して休憩します。朝、ギリギリで起きて完全に寝ぼけており、いつもどおり背広姿です(笑っちゃいますね……)。

行き当たりばったりもいいところですが、この時点になって、googleさんでランチを検索しました(笑)

演奏会の感想は別記事としています。

中部フィルハーモニー交響楽団 第86回定期演奏会「北欧シリーズ vol.1」 - 美風庵だより

演奏会終了後、少しでも翌日にむけて睡眠時間をかせぐため、すぐ地下鉄で名古屋駅に向かいます。

肉厚豚生姜焼定食|メニュー|松屋

さすがに晩飯を食っていないため、新幹線で小倉駅まで戻り、いつもの松屋で豚生姜焼き定食をいただきました。

どこの松屋でも行った先々で味がかわるわけはないのですが、週2回は顔を出すお店だと聞きなれた店員さんの声がするため、安心感がちがうのはたしかです。

なお、このときは腹が減っていたこともあってなにもかんがえず完食しましたが、翌日、遅い時間にご飯を食った影響をてきめんにうけることになります。

 

28日の記録

新幹線を下車して21時過ぎに生姜焼定食を食ったせいか、起きぬけがよくありません。量をあきらかに間違えました。半分でよかった(泣)

起きぬけにLINEで客先から連絡があり、飯塚に向かう途中、顔を出すむね返事をします。

客先を訪問対応後、いちど甘木にもどるわけにもいかず、かと言ってどこで時間をつぶすにも中途半端なので、そのまま飯塚コスモスコモンの駐車場に車を停めて、ひさしぶりに中心商店街をぐるりと歩きます。

「平成」になる前後、私は頭が良くなかったので飯塚市内の私立高校にかよっていました(偏差値30台)。やっと多少は勉強しないと恥ずかしいと気づいたころで、ほぼ毎日、吹奏楽で太鼓を叩くか、小説の同人誌に短編を書いて投稿していました。

掌の小説 (新潮文庫)

あのころ、川端康成さんの「掌の小説」という短編集をとても気に入っており「原稿用紙10枚以内で書く」という自縛プレイに無上の喜びを感じていました。

吹奏楽の練習がない日は市内中心部の書店に顔を出して新刊本をチェックし、現在分譲マンションが建っているところにあった市立図書館で原稿を書きながら、路線バスの発車時刻まで、過ごしていたものです。

あの当時とくらべても驚くほどのシャッター街ぶりです。たしかこのあたりに映画館があったような気もします。子どものころ「メカゴジラの逆襲」とか「ドラえもん」とかみたような?いや、ここは東映で、東宝を扱っていたのはほかの映画館だったかも?

ここもすっかり様変わりというか、人混みが切れるのを待たなくても画像が撮影できます。この「HONMACHI」の看板に見覚えがあるためか、猿の惑星のラストで、ぶっ壊れた自由の女神像を前に砂浜でくやしがるチャールトン・ヘストンの気分を追体験します。

そのまま北上し、飯塚バスターミナルがみえる国道に出ました。

バスターミナルのなかで休憩します。路線廃止や減便が相次ぎ、1番のりばの時刻表もずいぶんと空白だらけです。

今度はもっとも繁華街だった吉原町のとおりを嘉穂劇場にむけて南下していきます。

土曜日、部活動のあと、この通りにあったラーメン屋でラーメンを食うのが日課ならぬ週課でしたが、そのラーメン屋は大学時代に廃業されました。ときおり帰省がてら店に寄ると、最後のほうはスープが薄く塩味だけで味がしなくなっていましたから(なんらかの病気で)店主の味覚がおかしくなっていたのかもしれません。私がかよっていたころも、血圧が高いとか痛風とか言っていたような……。

あと、嘉穂劇場前の某から揚げ屋さんは昼間から大盛況でした。ここのから揚げは(記憶にあるかぎり)塩コショウ系の味付けで、ショウガ醤油系のタレ漬けから揚げが好きだったため、そこまでここのから揚げに固執したことはありませんでしたが、ここの自家製タレ(ポン酢)はとびきり旨く、これだけ買いに行き、自分でから揚げをあげたときにつかっていたものです。

道をもどり、むかしかよった店の廃墟をいくつかながめて、最後、曩祖八幡宮に向かいます。鳩さん2匹をながめながら、缶コーヒーで休憩します。

演奏会の会場は14時半開場です。さすがに1時間神社の境内で粘るわけにもいきませんから、このあと市立図書館に行って、1時間ほどiPhoneと外付けキーボードで、感想をメモする作業をしました。

演奏会の感想は別記事としています。

イイヅカコスモスコモンリニューアルオープン記念 九州交響楽団コンサート~いま、始まる新たな歴史。あなたは次代の目撃者となる~ - 美風庵だより

 

29日の記録

どうも体調がよくありません。

そのため、きちんとまとめる作業ができていませんでした。

なんやかんだでまとめていたら、昼を過ぎました。

気象庁|令和5年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)

なんと今日から梅雨入りとのこと。風がぬるく気分がすぐれないのもそのせいかもしれません。

めしを食う気力がないため、ぶなしめじ・油揚げ・ウィンナーを刻みトマトと固形コンソメレトルトのパスタソースで煮て酒のアテにして、朝昼兼用の食事としました。