松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年2月10日の日録

これを読むと、長谷川慶太郎氏をおもいだす。

 現状は対中国の備えとは程遠い。総兵力14万人であるが、対中正面の沖縄には1万人も配置していない。半分の7万人に減らしても、南西諸島の防衛に力を注げばむしろ強化となる。半減7万人のうち、沖縄に2万人もおけば戦力比では2倍から3倍となる。
加えて、陸自には司令部の数が多すぎるという問題もある。その数は世界有数である。基幹部隊と上級組織だけで22個の司令部があり1万人以上の隊員を費やしている。
まず、合計14万人にかかわらず師団と旅団を15個もつくっているのは、世界の常識から大きくはずれている。50万人規模である米陸軍の14個、12万人規模の仏陸軍の7個と比べ不自然に多い。 

陸上自衛隊は「将官と司令部」が多すぎる 戦力を半分にしても問題がない根拠(文谷数重)(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース

この記事を読んでいて、学生のころ読んだ長谷川慶太郎さんの主張をおもいだします。それがどの本だったか、雑誌だったかまでは記憶にないのですが、おおよそこういう主張でした。

軍隊で長期的に訓練し投資して育てなければならないのは根幹部分であり、常備兵力を削減すれば、いざというときには兵卒を徴兵で充当することとして平時は「あたまでっかち」になる、というもの。

つまり司令部が多すぎるのではなく、根幹部分以外はぜんぶ骨と皮でわざと維持しているのが陸上自衛隊であり、徴兵で肉付けすれば大軍隊に化けられるようになっているというわけです。長谷川さんの主張を読んで20年以上経っておりソ連も崩壊したいま、たしかにでかすぎる可能性はありますが、はたしてこの著者の言うとおり「半分でも上等」なのでしょうか?それは言いすぎな気もするんですけどね……。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c8/PLAN_Type_075_LHD.png

輸送揚陸機能

兵員の収容能力は約1,600名とされており、071型の2倍にあたる。作戦運用時には、水陸両用機械化合成大隊(約800名)および空中強襲大隊(約400名)を装備とともに乗艦させることが想定されている。水陸両用部隊自身が保有する水陸両用車のほか、ウェルドックには726A型エアクッション揚陸艇2隻を収容できる[5][4]。
格納庫は長さ約160メートル×幅約30メートルと、船体長の2/3を占めており、30機のヘリコプターを収納可能とされている。

075型強襲揚陸艦 - Wikipedia

こういうのが続々と海の向こうでは建造中です。そういう時期にこの記事って、たち悪いよなぁ。

 

今日の日録

今日はお出かけ先の担当者が嘔吐下痢で休みのため、午前中は「神社めぐり」を整理しました。2月9日に訪問したぶんは予定どおりだと来年の1月20日から29日に掲載予定です。だいたい掲載予定日の2週前くらいになって読み返し、その時点のかんがえでリライトしています。「常時後出しじゃんけん状態」で、「あれはこうだったのか、そうだったのか」と、行けば行くほど気づきも増えますから、だいたい修正がはいります。

「神社めぐり」シリーズをはじめた最初のころにくらべれば、大幅な書き直しは減りましたが……。

今日はほとんど体を動かしていないということもあり、オートミール+ポタージュスープの素で3食おかゆです。身体を動かさないのにあまり食いすぎると眠くなります。寝てはなにもできませんからね……。