松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年2月9日の日録

日本でやるならどうするのが現実的?

この法律により、ルイジアナ州の住民がポルノサイトを閲覧するには身分証の提示が必須になりました。もし、ポルノサイトが身分証の確認を怠った場合、サイト側は民事訴訟で責任を問われる可能性に直面します。

(略)

IT系ニュースサイトのArs Technicaが、VPNを使用してルイジアナ州のインターネットユーザーを装いつつ、ポルノ動画サイトのPornhubにアクセスしてみた結果が以下。「ルイジアナ州の法律により、ルイジアナ州から当サイトに接続するユーザーに対して、年齢を確認するプロセスを設けることが義務付けられました。Pornhubコミュニティのプライバシーと安全性を最優先に考えて、皆様のご協力をお願いいたします」と丁寧に案内する文面が記載されています。
Ars Technicaが年齢確認用のボタンをクリックすると、「AllpassTrust」という年齢確認サービスでアカウントを新規作成するよう求められました。そして、アカウントを作成すると今度はルイジアナ州政府が作ったアプリである「LA Wallet」で年齢を確認するよう促されたとのこと。

ポルノ閲覧時に「身分証の提示」を義務づける法律がアメリカで制定される - GIGAZINE

あまり正直に書くと、ただでさえ少ないアクセス数がさらに減ってしまう可能性があるのですが、以前はポルノといえど過剰な規制はするべきではないとおもっていました

自分の学生時代をおもいだしても「なにをどうすればよいか?」は、学校の性教育では教えてくれません。コンドームだの避妊だのの話は出ても、袋から出した実物をふくらませてみるわけじゃなし、そもそもなにをどうするかだってイラストしかないわけです。

大っぴらにはいえないけれど必要な知識というものは世のなかにあります。それを埋めていく必要悪まで、悪書追放運動だのと言いながら清浄化してどうするんでしょうか。子づくり行為がなければそもそも次世代が絶えます。

悪書追放運動に熱心なかたと大学生のころ怒鳴りあいになったことがありますが、彼女は「教わらなくても自然にできる」と言い張っていました。そりゃあ、予備知識を得る手段をすべてふしだら、快楽のための行為はダメだと否定しているのですから、そう連呼するしかないわけです。神がつくりたもうたときに、自然とできるよう授けられた、と言い張るため、どこの宗教か(クリスチャンか?エホバか?)と彼女の背景が気になったものです。

1990年代も後半になると、そう努力をしなくても英語が多少わかればインターネットで入手できる状況になります。やがて、インターネット回線の定額使い放題プランが当たり前になると、国際郵便で海外から媒体で送ってもらうといったことも必要なくなり、敷居はどんどんさがっていきました。

敷居が下がれば下がるほど、法規制も強化され、現在に至ります。

いま齢50になろうかというおっさんになっておもうのは、あまりに敷居が下がりすぎているのではないか?ということです。すでに「こういう世界がある」ということを知るためのもの(予備知識を得るためのもの)をはるかに超えた存在になっています。いまの新作AVなんて、下手すると変態行為の競技大会です。また、さも避妊をしていないかのようにごまかす映像技術(◯出し)が進歩しており、避妊なんかしなくてもOKだと一般人がかんがえるようになれば、危険ですらあります。

現状をかんがえると、さらなる規制はやむを得ないでしょう。

ルイジアナ州の取り組みを日本で真似しようとすれば、マイナンバーカード(やアプリ)ということになるのでしょうが、こういう使いみちをあらたに設定することにも、また「国家による自由の制限だ!」とさわぐ人たちが登場するのでしょうね。やれやれ。

 

今日の運動経路

今日は午後から久留米市内でした。

はやめに家を出て、ひさしぶりに県南地区で「神社めぐり」をします。

こんなときどうする?選挙運動150問150答

今日は電車です。読書用に選挙本を持参しました。

あれだけ「節酒」「断酒」「禁酒」「酒を呑むやつは死刑!」と日々吠えていたのに、菊正宗のギンパックとキンパックが我が家に来てからちょこちょこ飲みすぎてしまい、よくありません。

とくにギンパックの軽く、適度に薄く、甘い飲み口は異常なほどで、まるで水のように飲めてしまいます。うっかり昨夜はチーズとかまぼこをつまみに酒をのみつつ溜まった「神社めぐり」を書くのについやしてしまいました。こういう飲みやすい酒はいけませんね……。たんに自分の精神力が弱いだけなのですが。

三潴郡大木町にある西鉄大溝駅にやってきました。犬塚駅や八丁牟田駅を輪行の拠点にしたことはありますが、その中間にあるこの駅で下車するのは人生初です。

おおずみのろくじぞう
大角の六地蔵
この六地蔵塔は、明和元年(1763年)の建立、材質は粗い安山岩と思われる。塔身は三段の台石から成り、基礎石は下部がやや広がる台形で第2台、第3台とともに四角注状で普通一般の単塔身と異なり非常に高いのが特徴である。中台は蓮弁を型取り六葉から成る。龕部の地蔵尊像は浮き彫りで六体とも巨頭で短躯、顔の表情はそれぞれに違い肩から足首に至る法衣は全く同じだが、手にした仏具の形容は錫杖、拍子木、合掌、托鉢、筐本、固意と思われる。
傘部は六角形で重厚で反りが深く短長のある稜線で優美である。傘部の一部に欠損あるものの年代に比しこの地方にある六地蔵の中でも、姿、形など文化財に価値ある資料と思われる。
第2台石の正面に「明和六年十二月五日」裏側に「梵字でバク釈迦如来三界万霊」の文字が見える。
大木町教育委員会

文化財指定というのもうなづける優しい笑顔のお地蔵さんなのですが、民家の出入り口で撮影がしにくくてしかたありません。なんとか背後の写りこみが少ないものを選んで掲載します。

豊前坊神社です。「シニアネット久留米」さんが1993年発行の大木町誌を電子化されたものを公開されています。読んでいると、現在の大木町にあたるエリアは江戸時代、彦山権現信仰が根強く、牛馬の守り神として参詣があったとのこと。この豊前坊も、どうやらその時代の名残りのようです。

大溝駅のホームがみえます。空が青く、雨でないのはありがたいのですが、とにかく突風です。気温のわりに寒くてかないません。

三島神社です。「神社めぐり」までに整理しますが、境内社の多いこと多いこと。福岡県神社誌では境内社が6社とあるものの、現地で撮影してきた画像をながめるかぎり6社以上ありそうです。

大雷神社です。なんと拝殿扁額は「八龍神宮」じゃあ海神豊玉彦を祀るかというと、資料では(公式にはカムヤマトイワレヒコの母、実際にはミマキイリビコの母)玉依姫とのこと。なにやら難しい場所かもしれません。

風が吹くなか、クリークの横をてくてく歩きます。

クリークの里石丸山公園でトイレを借りて休憩します。

福岡天神行の特急電車が、線路を駆け抜けていきます。

9日の「神社めぐり」でもっとも感銘をうけたのがこの大角神社でした。今回訪問した神社のなかでいちばん小ぢんまりとしたものでしたが、なんともいえぬ味わいがあります。

住吉宮には田中吉政公が併せて祀られているとのこと。この神社がある土甲呂(とごろ)集落は、田中吉政公が街道整備したさいにつくられた町とのことで、地域の崇敬も厚いようです。

途中、いくつか観音さまのお堂などに寄り道したあと、最後に高良玉垂命神社を訪問しました。

googleマップが表示する所要時間をもとにざっと11時半にはもどれるものとかんがえていたのですが、実際歩いてみると、30分は余計にかかってしまいました。

12時9分の電車で西鉄久留米に戻り、用件に向かったのですが、時間がなくて、コンビニのおにぎり1つしか食えませんでした。……いつも書いている気がしますが、googleマップは、道がみあたらないと直線距離で計算しはじめるため、とんでもなく短めに所要時間を計算してしまうことがあります。

今回は8km、約2時間の運動でした。