松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

今日も字の稽古中です。

手持ちの墨は二つあって、一つは500円のやっすいやつで、もう一つは3,000円の煙墨とかいうやつです。
昨日は500円の墨を硯ですって使ってみましたが、今日はホントにこれもひっさしぶりに3,000円のほうのフタをあけて使ってみました。
 
使ってみて思ったんですが、こういうのって劣化しないんだね。しっかり磨れて、ちゃんと黒くなって。筆先のノリもいいし。
これ、たぶん7,8年前に買ったものなんですが、今は少子化で習字を習うひとも減って、だいぶ高騰してるらしい。同じ品質のものが欲しかったら倍くらい払わないと買えないらしい。
逆に、私たちが昔は高くて買えなかった「唐墨(中国製)」が、相対的に値頃になってきてるんですよね。
ただ、90年後半以降の製造のやつはあんまり品物がよくないみたいな話を聞きました。今、90年前半製造でその後寝かせてから出荷しているものが流通してますが、「最後の買い時かも。一生分買いまくれ(><@)」みたいな感じらしい。
でも、ずっと本格的なひとから言わせると、70年代以降、唐墨は膠がまったくダメ、年が下るごとに品質ダメダメなんで、ギッリギリ使えるのが90年前半あたり、らしい。
そこまでこだわりないのでわかりません(^_^;
ま、これを機に1本持っていくのはいいかもしれないですが。