松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

活花展

書こうかどうか迷ったんですがやっぱり一言。
昨日、公民館の前を通りかかったら近くの方々による活花展やってました。
 
綺麗だなあとは思います。
でも、あれは活花じゃないですよね。
根っこ切っていじくりたおしてるんだから。
死にかけの死体を切り刻んでオブジェとして飾ってるのを「活花」って、自然を馬鹿にしてないですかこの名称。
「剥製」みたいに、「剥いで作りました」と最初から正直に断ってるなら、ああ、それもありっちゃありかなと思うんですよ。
本当の活花って、たぶん「ガーデニング」とか「園芸」とか「盆栽」って言われる世界のことだと思うんですけどね。
活花ならまだ良いけど、人によっては「生け花」って書くでしょ。
「花を生ける」とか。
あれもどうなんだろ。おかしくないですか?
死化粧がいちばん美しい顔ってどんな人間ですか。人間相手に死化粧がいちばん綺麗だねとかぬかそうものなら殺されますよ(´▽`*)
 
やっと言葉に無理があると感じたのか、「華道」って使いますね。最近、この単語に置き換える事例がとても多いように見えます。
これならまだなんとか理解できる。「華=エッセンス」「華=咲く」って含意はあるけど、「生命」って含意はないからね。
 
まあ、たしかに人間でもそうなんだよな。
すっぴんじゃ街を歩けない人のために化粧術(とそのバックでご飯食ってる香粧屋さん)があるんだし、美容整形ってのも商売として成り立つんだし。たしかに一回殺してばらして素材としていじくりたおしたほうが、むしろ綺麗にできますよフフンって身も蓋もない気もするけど、それも「芸術」なのかもしらんね(´・ω・`)
おれはそんな「芸術」に足つっこみたくないけどな。