松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

来客がありました。

今日は午後から親戚が来ていたのですが、先ほどもう一件、知り合いの方が見えられました。北野町に用事があったついでに立ち寄りいただきました。
で、その方と話していて、本日の記事にいくつか訂正・補足をいただきましたので、とりあえず書いておきます。
 
日本でもやっすい墨汁はカーボンブラックがしこたま入っていますが、それはもともとのオリジナルである中国でも同様なのだそうです。当然、本来の伝統的製法で作ったものは手がかかるため高くなり、売れません。結果、伝統的製法をはしょる(材料や工程で手抜きする)ことで、なんとか売れ行きを確保している現状があり、日本に輸出されているものでも、基本的には本国で品質が低下しているのだから輸出品だけが従来のママで作るはずがない。とのことです。
ま、考えてみりゃそりゃそうだ(´▽`*)
「カーボンブラックのものは、耐光性が従来品より弱いので、どんな作品でもいつか消えてなくなる。もしお金をだして買って、それがカーボンブラックで書かれたものであれば、もしかすると君が生きている間には字がぼけて消えてしまうかもしれない。そんなものにお金を出したくないだろ。伝統的な製法で作られた墨は、時間が経てば経つほどさらに艶が出る。なんでもかんでも工業製品で安価に代用できるわけじゃないのに、それをわからない若者がよくない」
ごもっともです(^_^;つかやっぱその若者=バカモノってオレ?
「今から30年くらい前は、おれの初任給5万だったんだ。そのころ、一本5,000円だ。今、同じ銘柄が2,000円で手に入る。どんだけ値段が下がったと思ってる。そりゃね、これで品質が維持できるわけがないよ」
ごもっともです(^_^;つかお前書道の先生、***退職後にはじめたんじゃなかったのかよ。副業やってたんじゃなかろうな。