松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2024年4月14日(日)の日録。

これは言いがかりとしか思えない。崩壊させたあとの世界をどう考えているのか(たぶん考えてない)?

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名古屋市教育委員会の「名簿とカネ」の問題を調査している専門家チームが、中間報告を明らかにしました。問題の図式はこうです。
名古屋市の教育委員会には毎年、小中学校の現役校長の集まりである「校長会」や教員の出身大学の「同窓団体」、担当教科の「研究会」などの教員団体から、校長などに推薦する教員の名簿とともに、現金や商品券が渡っていました。中間報告によると、教育委員会で人事を担当する教職員課が受け取っていた金品は、約70の団体から毎年150万円から200万円ほど。
調査した7年間での総額は、1312万円あまりにものぼります。これらのほぼ全額を、仕事が忙しい時期の「飲食代」や「タクシー代」などに使っていたといいます。金品や、それとともに渡された推薦名簿が、人事に影響を与えることは無かったのでしょうか…調査チームは「現時点で認定できない」と明言を避けましたが、報告を受けた河村たかし市長は。
(名古屋市 河村たかし市長)
「(名簿や金品の)影響はないと言っているけど、にわかに信じられない。愛教大による支配ですね、人事の。完全に崩壊させる」
愛知教育大学出身者による「人事の支配」が問題の背景にあると主張しました。

「愛教大による支配を完全に崩壊させる」と河村たかし市長 名古屋市教委の金品授受問題 名簿とカネと学閥 - YouTube

愛教大にかぎらず全国各地の国立教員養成大学は、どこも強力な学閥を有していました。私が30代そこそこのころでも、旧帝大や関東関西の有名私大を卒業して公立学校の教員になっても一定以上のポストには恵まれない(頭打ちが早い)という話は聞いていました。

そのときに言われたのは「国立の教員養成大学は学校の先生を養成することに特化しており、ほかの大学と違って学校教員と学校行政以外のコネクションがほとんどない。なにがなんでも学校という牙城を守りとおす覚悟でやっている。一般大学で教員免許をもらってたまたま先生に就職できたとしても、出世はないとおもったほうがいい」ということでした。

令和になってもまだがっちり学閥でかためているというのは、さすがというかすごいというほかありません。とはいえ、愛教大閥を解体するといってもそもそも教員養成大学出身者が、学校教員や学校行政で出世できないというのは、それはそれでおかしいのです。河村たかしとその取り巻きの頭のなかでどう処理されているかはわかりませんが「自衛隊の幹部は防衛大学校卒だらけじゃないかヽ(`Д´)ノお、おかしいやんけ」と言っているのと変わりません。巨悪と戦っているようなふりをしてみせていますが、あきらかにズレています。

まぁ「教員養成大学を解体して一般大学化する」と吠えるんだったら、これはこれで面白い気もしますが……。ただ、この少子化で一般大学の「教育学部」は、一般企業や普通公務員への就職のほうが多くなっている現状があり、いまさらあえて学校現場に行きたがるか?という気もするのです。そもそも一般大学だと教職課程が必須じゃない教育学部・教育学科もあるくらいですしね。

 

14日の記録。

今日は車を車検に出す日です。見積もりのさいお店と約束したのが10時半までに入庫ということ。もう少し時間があります。

ふと思い立ち、家を出てまず大己貴神社にお参りに行きます。

本当はこの参道を歩かないといけないのですが、いつも横のスロープを歩いて境内にはいります。

手水鉢に花が活けられています。

数年前に補修工事があり、そのさいにベンガラ色で塗りなおされました。

朱色 しゅいろ #eb6101の色見本とカラーコード - 和色大辞典

弁柄色 べんがらいろ #8f2e14の色見本とカラーコード - 和色大辞典

神社というと朱色がよくつかわれます。若いころ言われたのは「辰砂由来の朱色は、金銀精錬に必要な水銀があることを示す。自らの崇拝する神様を朱塗にできるくらい一族郎党に財力があることを誇示するもの」ということでした。

財力を誇示するという伝統からいえば、酸化鉄由来のベンガラ色は邪道なのかもしれませんが、丈夫で下地をマスキングする力がつよいことから神社仏閣でこれもいろいろなところで使われていますし、古くからある伝統の顔料なのは間違いありません。

私は個人的にはこの暗い赤のほうが好きです。

ご神体山の遥拝所から、手をあわせます。

木々におおわれてわかりませんが、ご神体山には10mはあろうかという巨石があります。以前目配山登山をしたさい、近道がないかさまよううちに御神体山に足を踏み入れてしまいました。

ちょうど岩の上から真下を見下ろすことになり、ゾッとしました。

要はここ、磐座信仰なのです。

大己貴神社を出てからイエローハットに行き車を預け、代車は借りず家まで歩いて戻りました。終わったら電話をくれるという話でしたが、17時ごろに店に来るのでとくに連絡は要らない旨を伝えておきました。

帰宅途中、いつもと違うスーパーに立ち寄ります。税込み150円のマーガリンがあったので、買い求めました。ここ最近、値上がりのため雪印バターが買えずトップバリュのバターを使っていましたが、さらに禁断の領域に足を踏み込んでしまいました。

ケーキ用とあるのは塩分無添加のためで、いわゆる無塩バターの代用品です。

車検が終わったむねイエローハットから連絡があり、店まで歩いて車を受け取りに行きました。

せいぜい10分ぐらいだろうと深く考えていなかったのですが、イエローハットまで我が家から1.4km、18分ありました。午前中、車を預けに行ったときは、途中でスーパーに立ち寄ったので、意外と歩くということに気づかなかったようです。

車を受け取って戻ってきたら、神棚のお榊を取り替えます。前回は12月31日でしたので、105日間そのままだったということになります。

国家神道(神社本庁教)の指導によれば2週間ごとにお榊は交換しないといけませんが、まだ、植物としては生きています。そう簡単に2週間ほどで枯れはしません。

我が家は個人宅であり国家神道(神社本庁教)の祭祀場ではないので、私のために命をいただいてしまったお榊の枝がいよいよ枯れるまで取り替えないことにしています。

最初は近所の花屋かスーパーで輸入物の安いお榊を買ってきてそれに交換しようかとも思ったのですが、そういうものはすぐ葉っぱが落ちてしまいます。マンションの駐車場に植えたお榊から、枝を2つ拝借しました。

交換したついでに、車を預ける途中に立ち寄ったスーパーで買ったカップ酒と交換し、これまでずっとお供えしていたお酒をおろします(2023.12.2と書かれているのは、お供えした日です)。

4か月室内で放置したカップ酒2本、つまり日本酒2合で、晩飯に牛レバーと牛腸(+ぶなしめじとエリンギ)の煮込みをいただきました。