松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2024年3月1日の日録。

危機意識は正しいけれど。

その上でマクロン氏は、西側の部隊をウクライナに派遣する可能性について「合意はない」ものの、「何も排除すべきではない」と述べた。
そして、「今日は、地上部隊の派遣について、公式に了解され承認されている形での合意はなかった」ものの、「その動きについては、何も排除するべきではない。ロシアがこの戦争に勝てないよう、我々はあらゆることをする」と発言した。
マクロン氏はさらに、「一定の要素の配備が正当化される、安全保障上の必要性が生じるかもしれない。それを排除すべきではない」ともマクロン氏は述べ、「しかし、フランスがどういう姿勢を維持するか、私は皆さんに明確に話した。私が支持するのは、戦略的なあいまいさだ」とも付け加えた。
マクロン仏大統領、西側地上部隊のウクライナ派遣に含み 「排除しない」 - BBCニュース

マクロン氏の発言に、欧州各国やNATO加盟国は即座に反応した。
米ホワイトハウスは声明で、ジョー・バイデン大統領は「勝利への道」は軍事支援を提供し、「ウクライナ軍が自衛に必要な武器と弾薬を持つこと」だと信じているとした。
そして、「バイデン大統領はアメリカがウクライナでの戦闘のために部隊を派遣することはないと明言している」と付け加えた。
ドイツのオラフ・ショルツ首相も、欧州やNATO加盟国はウクライナに部隊を送らないという合意された立場に変更はないと述べた。
イギリスのリシ・スーナク首相の報道官は、イギリスは現在ウクライナ軍を訓練している少人数の軍人以外に、ウクライナに大規模な軍事派遣をする計画はないと述べた。
イタリアのジョルジャ・メローニ首相の事務所も、イタリアの「支援には欧州やNATO加盟国の軍隊がウクライナ領土に滞在することは含まれていない」とした。

NATO各国、地上部隊のウクライナ派遣を否定 マクロン仏大統領の発言受け - BBCニュース

これまでのBBCやAFPの報道を眺めていると、勇ましさというより「いったいどこまで深入りする覚悟があるか?ウクライナにどれだけ武器供与と資金提供しても自力で勝つ見込みはない。こぶしを振り上げてしまった以上、負けたら我々の権威はどうなるのか?」というメッセージにおもえます。

ウクライナ大統領選が延期へ、戒厳令と総動員令を5月まで延長…「選挙のためには勝たねば」
2024/02/06 22:50 
ウクライナ国営通信によると、ウクライナの最高会議(議会)は6日、2022年2月に始まったロシアの侵略を受けて全土に発令している戒厳令と総動員令を5月中旬まで90日間延長する法案を可決した。戒厳令下での国政選挙は禁じられており、本来であれば3月に行われる大統領選は実施できないことになる。

ウクライナ大統領選が延期へ、戒厳令と総動員令を5月まで延長…「選挙のためには勝たねば」 : 読売新聞

このニュースでは触れていませんが、ウクライナにとって大統領選だけでなく、2024年は国会(最高会議)の選挙イヤーでもあります。戒厳令下、大統領も国会議員も選挙を停止し、現状について誰も信任を得ていないみなさんが中枢を握りっぱなしという状況におちいるわけです。

意思決定の中枢は、負けたら自分たちに責任が降りかかるので意地でもやめられない皆さんが牛耳っています。国土は焦土と化し、さらに下々の国民には悲劇が待っているかも知れないのに、そこに「ウクライナでの戦闘のために部隊を派遣することはないと明言している」という外国の姿勢が伝われば、どこに憎悪の矛先が向くか。

「おれたちがついている。頑張れ!助けてやる!」と言われて決断したら、はしごは外されるわ知らんぷりでは「中長期的にはロシアに臣従したほうがまだ「まし」だ、味方ぶってやつらにゃ騙された」で終わらないか、BBCやAFPを読むしか芸のない私ですら、不安になってしまいます。

 

1日の記録。

今日は、事業所のみなさんと一緒に配達弁当でした。

豆腐ハンバーグに鮭のちらし寿司、とり天がメインでした。たまには500円のお弁当もいいですね。