松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年11月6日の日録

どういう解決法があるんでしょう?

全国分布メッシュ比較図 ツキノワグマ・ヒグマ - 環境省

九州は熊が生息していません。林業関係者による長年の対応により、駆除されたというのが通説です。

今年の秋は「クマ出没注意」どころではないようだ。NHKの調べによると今年のクマによる被害者は、10月29日時点で18道府県の173人におよぶという。しかも10月に入ってからの被害だけで少なくとも64人に上り、過去最多だった2006年10月の49人を大きく上回っている。

(略)

このような事態を受け秋田県では、地元猟友会などの協力を得、当然ながら法に則りクマを駆除。しかしこの「やむを得ない選択」に対して、電話やメールでのクレームが相次いでいるという。X(旧Twitter)でも「やり方が酷すぎるんだよ」「駆除以外に手はないのか」「クマ可哀想すぎる」といった書き込みが多数見受けられる。

「クマを殺すな!」18道府県173人がクマ被害で死者続出も、駆除の自治体にクレーム殺到。デヴィ夫人は知ったかぶりでSNSコメント欄が大炎上 - まぐまぐニュース!

www.youtube.com

全国で相次ぐクマによる被害について、4月から10月末までに被害に遭った人数が180人、死亡した人は5人に上ることが環境省のまとめで分かりました。
環境省によりますと、クマによる被害は記録が残る2006年以降で最も多かった2020年度の158人をすでに大きく上回っています。
10月の1カ月間でも71人と2022年度の被害者の数に匹敵します。

全国のクマ被害 4月~10月末で180人 死者5人に 秋田で最多61人 環境省(2023年11月1日) - YouTube

ひさしぶりに考えてしまいました。

江戸時代のように土地は殿様のもので、個人の所有権が確立していない時代なら、殿様が被害に遭いそうな地域に立ち退き・移住を命ずるということもかんがえられました。ただ、いまは江戸時代ではありません。明治以降近代国家として所有権の考えを受け入れていますから、強制立ち退き&移住で棲み分けという選択はほぼ不可能です。代替地を用意せぬまま人間にまさか流浪を強制するわけにはいきませんし、熊は言語も文字も理解しませんから、看板やらなにやら立てても無意味です。

もし「熊の権利を守れ」「熊の生存権は人間より優先する」というのであれば、そう主張されるかたに、居住区域を分離するための対策費用や、用地買収移住にかかる資金の寄付をお願いするのがよい気もします。

私個人としてはふるさと納税という制度は天下の悪法で即刻廃止すべきと考えていますが、熊権保護を主張されるかたにこの制度で寄付をお願いしてもよいでしょう。ついでに熊に襲われて傷害をうけた方の医療費や、死亡された方の遺族補償もお願いするべきではないでしょうか。

まさか、たんに「可哀想~♪」で、自分や家族以外の他人が襲われても仕方がないと考えてはいないでしょう。他人の人生が犠牲になるかもしれない選択を強いるなら、自らや家族が犠牲になっても文句は言わないはずです。責任がない立場で吠えるだけの連中がこの世のなかあまりに多すぎますが、まさかそんな方々ではないと思います。

ただ、そう思いたいものの、この件についての報道を読むかぎり「熊が可哀想」という主張のほとんどは、身に危険が及ばないところからの遠吠えにみえてしまいます。

職業や生活に支障がないのであれば、そんなに愛護すべきと考えるなら換地で熊権擁護者と被害住民の居住地を交換する制度をつくってもいいかもしれません。

次に考えられるのは、熊と人間に圧倒的な体力差があるとわかっていて丸腰で遭遇させるわけにはいきませんから、銃刀法の規制を緩和して、出没域での銃の携行を許可するかです。

明治四十年法律第四十五号
刑法
第一編 総則
第七章 犯罪の不成立及び刑の減免
(正当防衛)
第三十六条 急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を防衛するため、やむを得ずにした行為は、罰しない。
2 防衛の程度を超えた行為は、情状により、その刑を減軽し、又は免除することができる。

刑法 | e-Gov法令検索

民法や刑法を持ち出すまでもなく、熊権にいくら配慮するといっても人間から正当防衛の権利を奪うわけにはいきません。

たまたま自分が都会に住み、熊はアニメか動物園くらいでしか見ないからといって、他人の身体や生命に危難がおよぶ状態を放置しろとは、言いすぎでしょう。

youtu.be

■クマ被害“最多”緊迫の秋田
北秋田市で新聞配達中の60代の男性が体長50センチほどのクマに襲われ、首をかまれました。
近所の人:「人がいれば逃げていくものだったが今は違う。本当に怖い」
男性は病院でけがの手当てを受けていて、意識はあるということです。
人身被害が過去最多を更新し続けている秋田県。2日、緊急の対策会議を開きました。
県の担当者:「今年に関して言いますと、10月ひと月だけで過去最高の年間の目撃数を超えている状況」
県は、これから冬にかけての注意を呼び掛けました。

■北海道 登山中に襲われ死亡か
北海道の大千軒岳では先月29日から登山客の行方が分からなくなっていましたが、午後0時半ごろ、捜索を行っていたヘリコプターが死んでいるクマを発見。その近くで男性も見つかり、その場で死亡が確認されました。警察は、この男性がクマに襲われたとみて調べています。 

クマ被害“最多”緊迫の秋田 新聞配達中に襲われ 男性けが(2023年11月2日) - YouTube

さすがに山狩りして徹底駆除しろとまでは言いません。それではいまガザで行われているイス……(略)や、ナチスの根絶やし最終解決と同じことになってしまいます。

少なくとも襲ってきたら反撃できる手段の許可か、襲われる危険性があるエリアにこそ熊権擁護者に積極的に住んでもらうか、このままというわけにはいかないとおもうのですけどね……。

 

疲れ切ったのはあなたじゃなくて国民だとおもうのですけど。

タイム誌はゼレンスキー大統領の側近の話として、「大統領は西側の支援国に裏切られたとも感じている」とも伝えた。支援国は戦争の勝利に必要な手段を与えず、ただ事態を切り抜けるための手段を提供しているとの思いを抱いているとした。
長射程の米戦術ミサイル「エイタクムス」の供与決定に時間がかかり、ウクライナ側が切望していたF16型戦闘機の到着が早くても来春になるなど速度感に欠ける支援のあり方は、ロシアを利するだけとの不満につながっている。

ゼレンスキー氏、「疲れ切り西側に失望」 会見の米誌報道 - CNN.co.jp

最初、「ウクライナ国内の地下施設から戦闘を指揮している」姿として報道された映像に対し、ロシアが「ウクライナ国内で使われていない形状のコンセントが壁にある。こいつはポーランドに逃げ込んでるんじゃねえか?」と反論したとき、当時、まさかいくらなんでもそこまで腐ってないだろうとあまくみていました。

ゼレンスキー大統領夫妻の両親や親族は早い段階で外国に逃亡しています。世界を飛び回り、ウクライナへの支援を呼び掛けているゼレンスキー大統領ですが、エレナ夫人は同行したニューヨークやパリで大盤振る舞いの買い物三昧。
最近もカルティエで金やダイヤのブレスレットを始め34万ドルものショッピングに勤しんでいることが報道されたばかり。昨年のクリスマスはパリで過ごし、そこでも高級ブティックをはしごし、しこたまブランド商品を買い漁っていました。とても国民が生死の瀬戸際に追い込まれていることに寄り添うような姿勢は見られません。

ウクライナ戦争で大儲けするゼレンスキー大統領とその取り巻き(前)|NetIB-News

日本では報道されているのをみたことがありませんが。 - 2023年10月31日の日録 - 松村かえるの「かえるのねどこ」

この記事にあるとおり、みごとな腐りっぷりです。

 [ワシントン 31日 ロイター] -     米国のイスラム教徒やアラブ系米国人の団体の一部は、バイデン大統領がイスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの停戦確保に早急に動かなければ2024年大統領選で同氏の再選を支持せずに、献金も控えると警告している。 

米イスラム団体、バイデン氏にガザ停戦なければ再選不支持と警告(ロイター) - Yahoo!ニュース

ゼレ一派の頼みの綱は、大統領に上りつめたウクライナのロビイスト、バイデン親子ですが、肝心のバイデンが、中東で精一杯です。世界でいちばんユダヤ民族が住んでいるのはアメリカで、その次がイスラエル。アメリカに600万人、イスラエルが500万人とむかし習いましたが、いま、イスラム教徒もアメリカで600万人を下らないとのこと。アメリカとイスラエルのユダヤ社会から尻を叩かれてイスラエルに肩入れだけしていれば済んだ時代では、なくなっています。

うっかりバイデンが次の選挙で勝てなかったら、ゼレ一派も亡命して身辺フル警護でアメリカで安住するという話にもならないでしょうし、痛いことになりそうです。

 

5日の残りの記録。

ポスター貼りを終えたあと、ほかの支援者宅にお邪魔して10年ぶりの昔話をしてしまいました。帰宅したら19時近くです。

修繕工事の邪魔になるため、沈丁花と南天、折りたたみ自転車を玄関内に仕舞いこみ、狭くてしかたがありません(笑)

いろいろつくるのもめんどうになり、スーパーで牛肉と総菜のサラダを買って、菊正宗をいただいて晩飯にします。

 

修繕工事をはじめてみておもうこと。

マンションの修繕工事は基本的に15年目で行います。

入居した翌年にうっかり隣組長と管理組合の役員・役職員(理事長、副理事長、理事、防火管理者)を押し付けられ合計10年以上やりました。いまもじつは防火管理者だけはそのまま続行してたりします。

理事長、副理事長、防火管理者は、緊急時の責任者であるため入居者名簿を見ることができます。当時ながめて驚いたのは、私ですら住宅ローンの返済がギリギリの年齢なのに、そのうえの年齢で購入した層がかなり居ることです(つまり退職金弁済前提。むろん貯金や生命保険で一発買いもそれなりにあります)。そして、世帯構成やお子さんの勤務先を見るかぎり、次世代はここに住まない可能性がある家ばかりです。

この情報を目にして、私は、住人のほとんどが人生のピークで購入した方々であり、今後、収入はジリ貧になる層だと直感しました。

人口オーナス期が招く負のスパイラルを一発逆転するような、経済学者が吠えるような技術革新なんて、あてにならないものを待つわけにはいきません。

最初にやったのは、隣近所の空き地を借りて(もしくは買って)駐車場とし、年間保守代が馬鹿にならない立体駐車場をぶっ潰すことでした。隣近所の空き地を借り上げるより立駐の保守代のほうが高いのですから、こんなものをのこすわけにはいきません。

そして営業に行き、マンションの屋上と、管理組合名義の空き地に携帯電話の鉄塔を建ててもらいました。

結果、税金を払っても年間200万が修繕積立金会計に入るようになります。そのぶん、各戸の修繕積立金負担が浮きます。

とりあえずこれで値上げしなくても修繕積立金で困ることはないだろう、我ながら素晴らしい……、とおもっていたら、このインフレ物価高です。

結局、計画から1年ずらして実施しました。待っていても価格の沈静化がみえないので、実施せざるを得ません。

これまでずっとデフレでしたし、アベノミクスにかぎらず徹底的な金融緩和路線でした。インフレになると困るのは、基本的に物価上昇→給料上昇(&社会保険料アップ)→社会保険料から年金にやっと反映?という構造をとることです。全世帯の2割が年金世帯という日本において、2割の人間が2周遅れ3周遅れでしか収入が追いつかない構造があります。

うちのマンション住民も似たような構成で、なかなか修繕積立金や管理費の増額はできません。

そして、もう戻る気はない親の住み家に、親のカネが足らないからといって子孫が喜んで支援するでしょうか?

これもまず期待できません。

今回はなんとかなりましたが、次の15年後、どうなるでしょうか。

子や孫は地元に残らず、インフレに追いつかない年金受給額のみなさんを抱えて、はたして今回ほど上手くいくのか。

否、そのまえにカネが尽きて私自身が倒れているかもしれませんけどね(笑)

考えるほど詰んでるのが、なかなかつらいところです。

 

6日朝の記録。

今朝は作りおきの冷凍弁当を解凍し、水筒を準備しているあいだに、コーンポタージュスープでオートミールをふやかしたものをいただきます。世のなかいろいろな味付けがありうるとおもいますが、市販のスープの素+オートミールが、飽きません。