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神社に行くとたまにみかける、灯籠や提灯を下げるこの枠はなんというのでしょうか。風師青年会 昭和11年(1936年)寄贈とあります。
全体として拝殿を建て増し、横に倉庫をつくって集会所にしている感じがします。裏に本殿があるのですが、正面向かって右側からは本殿がみえますが、左側は建て増し?部分で隠れてしまっています。
祭神は級長津彦とシナトベにえびす様です。
『日本書紀』では神産みの第六の一書で、イザナミが朝霧を吹き払った息から級長戸辺命(しなとべのみこと)またの名を級長津彦命という神が生まれ、これは風の神であると記述している。
この神社、風師山(かざしやま)という山のふもとにあります。
これを「ふうし」と読むと精選版日本国語大辞典では「風の神」の意味とあり、おそらくはどこかで「ふうし」から「かざし」と読むようになったのか?とおもいます。
もしくは、風師山のてっぺん近くに風頭(かざがしら)があることをかんがえれば、さきに「かざし」という言葉があって、そこに風の神(風師:ふうし)の意味がはめこまれたのかも?ともかんがえるのですが、わかりません。
境内にあるお稲荷さんは「正一位 稲荷大権現」 です。権現様のお稲荷さんって、ほかでみた記憶がありません。
「旧風師保育園」とあります。
現地で第一村人に遭遇することができなかったので、google先生に訊ねたところ、どうやら、神社の鳥居の横に在る水色の建物は、むかし保育所だったようです。
福岡県神社誌:下巻450頁
[社名(御祭神)]風師社(志那都比古神、事代主神、志那都比売神)
[社格]無格社
[住所]門司市大字小森江字風師山
[由緒]記載なし。
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2022.08.07訪問)