松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

10月12日の日録

仁義を切りに。

1日1掲載をめざして「神社めぐり」をしているのですが、某地区になったとたん、てこずっております。

地域のかたが道を私有地と言い張り追っ払われそうになったり、写真撮っているとわざわざホウキ持ってやってこられたり(賽銭泥棒とおもわれて武器持って来襲)、福岡市内でも小倉でも門司でも筑後でも筑豊でも「わざわざありがとうございます」「素晴らしいところと書いてください(宣伝してね!)」と言われることがほとんどだっただけに、どうもこのエリアは波長が合いません。

もし都市化が影響しているなら、もっと早くから都市化した福岡市内や北九州市内でこんな扱いはうけないはずで、近寄られたくないのだろう、とおもっていました。

しかし、行けるところはぜんぶ行くというこの企画の趣旨的に、避けるわけにもいきません。どうやら久しぶりに総本部というか1次団体にご挨拶に行かないといけないようです。けっしてショバ荒らしではないと弁明しないといけません。

ひさしぶりにJR鹿児島本線で東郷駅にやってまいりました。東郷駅前バス停から、神湊波止場行のバスに乗って、宗像大社をめざします。

宗像大社 辺津宮

宗像大社は一般的には宗像三女神を祀る神社とされています。

赤司八幡神社(1)筑紫道中のとよひめさん 記紀を補う縁起を紐解く : ひもろぎ逍遥

ただ、上記のブログだけでなく、これまで訪問した県内各地の神社につたわる伝承をかさねてかんがえていくと、どうも三女神の出身地はバラバラ(宇佐・筑後・宗像)とかんがえるしかなく、この神社ほど、記紀伝承で塗り固めた存在はなかなかありません

素直に参道を歩いて拝殿から本殿をお参りしても、記紀のやらせに付き合うようで面白くなく、まずは直接、高宮祭場に向かいます。

軽自動車がとおれるくらいの幅の橋がかかっており、橋の登り口は、橋の手前で左折したところにあります。

高宮祭場には、観光ガイドさんとお客さん御一行がおられましたので、さきに上高宮に向かいます。

「隠される神」宗像大社辺津宮 上高宮 | 聖地の印象

ここが現在の高宮祭場(下高宮)の元宮、上高宮であり、さらにこの山が古墳だったと云うことだ。これには驚いた。1926年の発掘では、箱式石棺が認められ、変形文鏡、四乳獣文鏡、勾玉や碧玉製管玉、鉄剣や鉄斧などが出土している。

数年前まで、この上にあがることが出来ました。現在の高宮祭場は昭和になってつくられたもので、ほんらいの祭祀場(上高宮)は、この古墳を登った上にあります(どのようなものかは、まだ登ることができた時代に書かれたブログをご参照ください)。

文化財保護の観点から、そして、要らんことを古代史マニアがほじくりださないよう、真新しい「立ち入り禁止」の立て看板が出来ていました。

さすがに入れませんので、この立て看板の位置から、

「記紀などという大嘘にのってでたらめを書くような取り扱いはしない」

「いずれ三女神ではなく、ほんとうの主が居ることが世に伝わるようつとめる」

「何年かかるかわからないが、ご協力を。ごはん代を恵んでくれ」

と念じて、手をあわせます。

高宮祭場におりてくると、観光ガイドとお客さん御一行が去ったあとでした。

「高宮祭場」は昭和になって復元?された、わるく言えばレプリカですが、もともとは上高宮を遥拝するための場所でした。

そのためか、雰囲気はこの丘(小山?)の麓にある現在の社殿とは、大違いです。

神さまがおられる場所にふさわしい空気があります。

この高宮祭場に登る途中、彫刻がおかれている場所があり、そこから海がのぞめます。

高宮祭場と上高宮に行けば目的を達したようなものですが、せっかくなので宗像氏や黒田藩が寄進した現在の社殿に行き、最後に拝殿からお参りしました。

御神門のさきに切妻の覆いがあって、その先に拝殿があって、本殿があってという一列の構造は香椎宮などでもみることができます。この切妻の覆い屋根は「握舎:あくしゃ」というそうです。

上高宮の位置はだいたい赤丸のあたりで、その裏には、氏八満社という神社があります。いずれ時間をとって、じっくりこの周辺を歩きたいとおもいます。

あと、帰り道に気づいたのですが、宝くじ1,000円当たっていました。

けっこうビクビクしながら行ったのですが、仁義を切ってなぜか駄賃もらえました。やったね(^▽^)

今日もモスバーガー

10月11日の日録(つづき) - 美風庵だより

昨日は西鉄久留米駅のモスバーガーで「真鯛バーガー」をいただきましたが、今日はJR博多駅近くのモスバーガーで、また「真鯛バーガー」をいただきました。

昨日は初物で気づかなかったのですが、じつによくかんがえられています。

真鯛は、吸い物でも浜焼きでも鯛めしでもそうですが、微妙な匂いがあります。餌由来とも、身に残った血ともいわれる、あの匂いです。

まずカツそのものを表面カリカリに揚げることで、あの匂いを感じにくくしています。そして、タルタルソースにレモンをきかせることで(あきらかにレモンピール入り)、これも匂いの封じ込めと、さっぱり感の演出に成功しています。

味はさすがに鯛だけあって、そこらのフィッシュバーガーとは旨味のあつさがちがいます。

匂い対策が二重にかんがえられていることで、味そのものに関心が向くようにできています。よく出来てますね。すごいです……。

お守りを新調

明日からお出かけということもあって、穴守稲荷のお守りを交換しました。

これは7月にいただいたもので、予備として神棚の横に保管しておいたものです。

黄色いほうは、以前のお守りから小さい金貨を取り出してふたたび詰めました。赤いほうには、これもべつにいただいておいた高良大社の八方除をいっしょに詰めます。