松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

11月27日の日録

今日は休業中の個人事務所の用件で、福岡市内に出ました。

面倒だったので西鉄バスの博多駅行に乗ります。

早めに家を出て、ブックオフに立ち寄ることにしました。

タワーレコードさんが昨年くらいから継続して、過去の朝比奈隆さんのCDを復刻再発売してくれています。新しいものに買い替えたものをまとめてブックオフに持ち込みます。

どれもまだiPodやiTunesを知るまえから所有しているもので、CDプレイヤーに出し入れして聴いていた関係上、手垢とおぼしき汚れが中性洗剤で拭いても取り切れなくなっていました。あんまり査定は良くないだろうなと思っていたら、13,650円になりました。

20年前のものが、いくら5つまとめてとはいえ、まだ残価1万円以上あったとは驚きでした。

そりゃ、タワーレコードさんが朝比奈さんのCDとかを復刻再発売するはずです。

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ブックオフを出て、櫛田神社に御神札をいただきに行きました。

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表参道から櫛田神社に入ります。今日も大盛況です。

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比較的せまい境内は参拝客や七五三でごった返しています。ここは、公式には天照大神・大幡主・スサノオさんを祀るとされています。ただ、天照大神に充てられた御神紋が桜紋であるという点は謎で、私は、大山祇(おおやまつみ)か、その娘である木花開耶姫命(このはなさくや)が祀られているのではないかと考えています。
いまのところ各地のお宮さんをまわった結果、大山祇の子 大己貴は大幡主の婿となり、大国主となったと考えています。大己貴は「~主」という称号と、亀甲紋を大幡主から受け継いだのです。この櫛田神社でも、大幡主には三つ盛亀甲紋を充てています。

つまり、出雲まで行かずとも、福岡市周辺のみなさんは、電車賃かバス代で、のちの出雲系の神々の元宮にお参りできるわけです。

……というのが、いまのところの私の解釈です。間違っても通説ではありませんので念のため。

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七五三の案内が境内に貼られていました。

七五三 - Wikipedia

天和元年11月15日(1681年12月24日)に館林城主である徳川徳松(江戸幕府第5代将軍である徳川綱吉の長男)の健康を祈って始まったとされる説が有力である。
現在では全国で盛んに行われているが、江戸期は関東圏における地方風俗であった。

以前、七五三が全国で行われるようになった理由について、神社の収入源として拡大したというのを読んだことがあります。お寺は墓と檀家を抱えており収入源がありますが、神社はそれがありません。ひとを呼ぶ行事を盛んにおこなう必要があり、七五三や十三まいり、厄払い、八方除けと、各地の風俗を互いに取り入れあい、収入を得る機会を増やしていったというのです。

 

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夫婦の宮、香椎宮

引きつづき、今度は香椎宮に移動しました。

石橋を越えたり石段をあがるのが難儀なので、バス停でバスを降り、そのまま駐車場と車祓い場を抜けて、境内にむかいます。

車祓い場にたどり着くと、武内宿禰像があります。

神社めぐりを本格的にはじめるまで、伝承どおり360歳生きた老人が応神天皇を抱く像だと思い込んでいました。

しかし、神社めぐりをするようになり各地の伝承をよくよく考えてみると、実在した武内宿禰とべつに、高良玉垂命をはじめ正統皇朝 九州王朝関係者を仮託したもう一人の「武内宿禰」も存在しているという気がします。そこには、わざと崇神天皇と神功皇后の子である応神天皇のこともしれっと混濁しています。

香椎宮 - Wikipedia

近世の『筑前国続風土記』では「神功皇后、相殿左八幡大神、右住吉大神」と記載されており、明治4年(1871年)の神祇官への届け出もそれを踏襲している。その後、大正4年(1915年)に仲哀天皇の神霊が摂社の古宮から本殿に遷座・合祀されたため、以後は祭神を上記4柱としている。

いまでこそ「夫婦の宮、香椎宮」なんて売り出しかたをしていますが、元は聖母宮(しょうもぐう)です。かあちゃん、父親(崇神天皇・住吉大神の中筒男尊)、息子(八幡大神・応神天皇)を祀っていたのを、古書にあわせて歴史すら大改造してしまいました。

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綾杉です。

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「境内や石段は撮影禁止」の立て看板があったため、正面向かって左手の武内神社を撮影してみました。ここは武内宿禰をお祀りする神社とされています。

玉垂宮神秘書で考えてみれば、神功皇后は、足仲彦が最初の夫で、崇神との間に応神天皇があり、高良玉垂命とも3人の子があることになっています。合計9人の子だくさんです。

この場合の武内宿禰は、やはり高良玉垂命が仮託された仮想人物のほうと考えるべきでしょう。

 

呉服町の知人事務所に戻って用事をすませ、呉服町バス停から甘木営業所行のバスに乗り、帰宅しました。

バス停まで歩く途中、手提げをもったお相撲さんの後ろを歩きました。

お相撲さんからミルクチョコレートの香りがします。手提げに手をつっこみ、マスクをずらして、ぼん、と何かをくちに放り込んでいました。どうやら、チョコレートのようなのです。

わしづかみで口に放り込む。そんな食生活していては糖尿で早死にしかねません。知人なら説教するところですが、お相撲さんは太ってナンボだしなぁ……。

 

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防災ラジオ、充電式のLEDランタンやLED懐中電灯など、使うことはまずないのですが、ときどき充電しておかないといざというときに動いてくれません。不在のあいだ、充電器でまとめて充電しておきました。

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モンベルさんの防災ラジオは、ワイドFM対応のため、AM局がクリアな音で聴こえます。性能はよいと思います。