松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

10月1日の日録

8月28日の日録(二又トンネル事故慰霊塔を探して編) - 美風庵だより

オーダースーツのヨシムラ

仕事場から帰宅すると、背広屋さんに注文した背広とジャケットが届いていました。

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2006年につくったジャケットはなかなか着心地がよかったのですが、裏地がすりきれて穴があいてしまいました。背広屋に宅配便で送ってみてもらったところ「もう裏地が流通していないので補修不可。(いま手に入るもので)全張替えしますか?」と言われ、どうせなら、と有期契約労働者としては奮発して1着つくることにしました。

数年は確実に着るものなので、生地はフォックスの地味目の色合いを選びました。裏地はわざと茶色の花柄にしてみました。着てみると(シングルジャケットではもったいなかった、この生地はダブルジャケットだったのではないか?)と3秒ほど考えましたが、心のなかの自分が(いまのお前は20年勤務した職場を追放された有期契約労働者ふぜいではないか!身の丈をかんがえろ!)と我が身を叱ります(笑)

仕事場に着ていく作業着ではないため、着丈を4センチ伸ばしてもらいました。もともと尻が隠れるレトロな仕立てが好みなのですが、車の運転に難があるため、作業着の着丈は短めにしてもらっているのです。

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もう一点、冬物を新調しました。チョコレート色の糸がこげ茶の糸に混ぜて織られた4PLYというものです。(女物っぽくなっちゃわねーかな?)と内心不安だったものの、着てみると意外とおっさん臭く落ち着いた雰囲気で仕上がりました。

裏地は毎度のことながら、ワインレッドです。

このあたりが昭和バブルの残影といいますか、「ハイソカー」マークⅡのワインレッド内装で義務教育期を過ごしてしまった刷り込みなのかもしれません。