前日、まず朝起床して着替え、田川郡添田町落合地区(要は彦山駅周辺)に出ました。それからいちど帰宅して自宅の用事をすませ、14時すぎに家をでて、今度は個人事務所(休業中)の用件で出かけました。緊急事態宣言下でもあり、どこに行ったかは秘密です(昨日の画像をみればわかるひとはすぐわかりますが)。
しょうじき疲れたので、29日は朝風呂入って寝て静養しようかと考えていたのですが、どうも天気予報は今後秋雨が降り続く予報となっています。貴重な晴れ間に、日記のネタを稼ぎに行かないといけません。
思案した結果、砥上岳を登ることにしました。
曽根田親水公園に車を停めて、登り・下りとも5.5km、全体で約11km歩きました。
曽根田親水公園は子供連れで駐車場はほぼ埋まっていました。帰りは、駐車場でないところにまで福岡ナンバーの車が停まっていましたから、まさに「密」。浅瀬で子供を遊ばせやすい場所ですからね……。しょうがないのですが。
電力需要の多い福岡県内には、4箇所の500 kV変電所が存在し、この4箇所を500 kV送電線がループ状に結ぶ。北九州変電所(北九州市小倉南区)-豊前北幹線(亘長34.60 km)-豊前変電所(築上郡築上町)-豊前西幹線(亘長42.06 km)-中央変電所(朝倉郡筑前町)-脊振幹線(亘長30.77 km)-脊振変電所(福岡市早良区)-北九州幹線(亘長84.44 km)-北九州変電所というループである。
県道を曽根田地区の坂根(さかね)集落のほうへ歩いていくと、さっそく九電中央変電所が見えてきます。むかし「中央」と聞いてえらく北部九州寄りの「中央」だと驚きましたが、要は、大需要地である福岡県の「中央」なわけです。
2021年1月10日、砥上岳登山を断念しました。そのときは坂根集落から大山祇神社に入って、そこから登るルートを予定していました。今回は、中央変電所側から県道595号を歩くコースです。
この県道595号、まずどこで離合できるのかわからない険道でして、画像の場所はまだよいほうです。
舗装された坂道を歩いていると、中央変電所の建物が見えます。低周波音とでも言うのでしょうか。ブーンという音があちこちから聞こえます。変圧器が振動し、建物で共鳴しているという話は以前聞きましたが、あまり気持ちの良いものではありません。しかもここ、ソフトバンクの電波が途切れます。まさか変電所からなにか電波が出ている……。
きっと携帯の電波塔がないだけですよね。きっと。
途中から傾斜が急になり、舗装にすべり止め加工がされています。これでもこの険道では道幅のひろいエリアです。これほど走りにくい道なのに、入り口に「大型車通行困難」と標識があるだけです。「軽自動車、小型自動車(4ナンバー、5ナンバー)以外は通行止め」となんで書かないのか不思議でたまりませんが、おそらく、離合する通行量もないのでしょう。
砥上岳への登山口は、鉄柵があるため、すぐわかります。おそらくマウンテンバイクやオフロードバイクの侵入を阻止するためのものと思われます。
この地点で、標高315mです。曽根田親水公園が標高約70mですから、だいたい250mほど登ってきました。砥上岳の標高が495mですので、残りは180m。おおよそ5合目といったところでしょうか。
目印や標識が多く迷うことはないのですが、杉や雑木林に分け入ったとたん、風がまったく吹かず、しかも湿気でじめじめしています。汗がだらだらと流れてメガネについて前が見えなくなり、こまめに休憩をいれ、そのたび首に巻いたタオルが毎回絞れるほどです。
キリン ファイア ワンデイ ブラック コーヒー 600ml PET ×24本
この日、コスモスで88円で売っていたペットボトルのコーヒーを2本持参していたのですが、とうぜん、飲めばなくなってしまいます。1本のみ開封してちびちび飲んでいたものの、あきらかに補給する水分が足らず、頭痛がしはじめました。熱射病です。
少しずつ登り、こまめに休憩してしのぎます。
夏場の登山のいやらしいところは、気温と湿度が高く、身体からの放熱がうまくいかない点です。冬場なら1枚脱げばすむのに……。とはいえ、あまり夏場に動かないと身体がなまってしまいますので、なにか運動をせざるを得ません。仕方ありませんね……。
やっと山頂か?と思ったのもつかの間、山頂の標識はこんなのではなかったことをすぐ思い出し、がっかりします。2分ほどで、本当の山頂の標識に到着しました。
先客は、弁当を食べている3人連れと、見晴らしのよい場所に陣取ってお菓子を食っている男性の計4名でした。
山頂の武宮(これは後日「神社めぐり」で取り上げます)にお参りしたあと、甘木方面を撮影してみました。
こちらは二日市・山家方面です。冷水バイパスが見えます。
しばらく休憩してから、下山することにしました。今回は、軽食としてソイジョイとカロリーメイトを持参していたのですが、さすがに頭痛がする状況では食う気力がありません。
「かぶと岩」です。神功皇后が被ったかぶとが岩になった……。いや、伝承にケチをつけたくはありませんが、鉄人28号(こんなの)でもこのサイズはぶかぶかですよ?ウルトラマンなら頭に乗るかも?
石積みが見えてきました。
正面はどうやらこちらのようです。「さやん神」とあります。
以下、未成年者にふさわしくない記述があるため、文字色を反転させています。
石工の労作をじっと眺めているうちに気づいたのですが、この構図、一般的な正常位や騎乗位ではなく、背面座位でないとこの構図になりません。しかも相当、女性におっぴろげさせないとこういう男の突き刺し角度にはなりませんし、「見せつける」ための体位です。
陰核を頭に見立てて観音様御開帳ってやつで、なんか宗教的な意図というより、おふざけ入ってないですかね?
みそぎの原に出ました。神功皇后がみそぎした場所とされています。
今回はちょっとだけ下流のところで、汗だくだくのタオルを洗い、水で冷たく冷えたタオルで顔や腕、首まわりを拭きました。びっくりするほど気持ちがよく、生き返ります。
「ひづめ石」です。神功皇后が乗った馬のひづめの跡だそうで、いや、このサイズの馬が本当に居たら、本体は怪獣なみのサイズ……。……伝承にかみつくのはやめましょう。物語です。物語。おひれがついて当たり前です。
やっと登山口にたどり着きました。ここから県道77号に向かい、曽根田交差点で左折して、親水公園に車をとりに行ったら、終了です。
もう2,3日で9月になるだけあって、曼殊沙華(彼岸花)が咲きかけていました。こんなに汗だらだらになるほど暑いのに、季節がすすんでいるというのはどこか不思議でしかたがありません。
下曽公民館を過ぎたあたりに「くりぬき溝」の案内板がありました。
いっかいきちんと歩いてみる必要がありそうです。涼しくなってから、ですが。
やっと親水公園にたどり着くと、どこもかしこも車でいっぱいでした。
滋賀・大津のお線香屋さんの商品が、ゆうパケットで届いていました。以前は「お仏壇のはせがわ」などで取り扱いがありました。「天然に近い香り」と以前絶賛されているのをインターネットで読み、気になっていたのではじめての購入です。