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googleマップをたよりに自転車を走らせると、まず、手前の禅寺に目を奪われます。豪華ではありませんが、趣があります。おそらく住職の家であろう現代的な住戸の隣に、天満神社があります。
徳童の氏子は、古くから天満宮を、農耕の神と崇め、作物の成長と収穫の加護を願い・併せて家内安全と子供の生長を祈願しました。毎年十二月四日に、収穫を感謝する祭礼を執り行っています。また天満宮は同時長子村民の総意を諮る、神聖な会議の場でもあります。
宮の境内に、古くから日伏の神「秋葉様」が祭られ、毎年一月十七日に祭礼を行って、家々を火災からお守りくださいと祈願しています。
いつごろからある神社なのか定かではありませんが、農耕の神であれば元は菅公ではなく、大幡主(博多のお櫛田さん、タノカンサー)を祀る天神社・田神社だったのではないか?とも思えます。
ただ、菅公が大分から上陸し、日田~北野~太宰府と向かわれた経路の途中でもあり、祖父が(数年とはいえ九州に下り)為政者として統治した土地柄であったことも併せて考えると、菅公を偲ぶ心が、天満宮を祀らせたのかもしれません。
福岡県神社誌:中巻241頁
[社名(御祭神)]天満宮(菅原道真)
[社格]村社
[住所]浮羽郡船越村大字秋成字徳童
[境内社(御祭神)]秋葉神社(味耜高彦根命)
(2020.09.21訪問)