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龍宮寺 | 福岡・博多の観光情報が満載!福岡市公式シティガイド よかなび
貞応元年(1222)に海中より人魚が出現した際に国家長久の瑞兆と占われた。その人魚を寺内に埋葬したことにちなんで寺名を龍宮寺と改称。
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人魚に関する伝説を持つ寺ですが、今回は「三宝大荒神」の石碑が目に留まったので、御堂を訪問させていただきました。
三宝荒神 - Wikipedia
荒神様のほんらいの意味は「仏法ならびに伽藍の守護神」であり、三宝荒神は、「仏法僧の三宝を守護し、不浄を厭離(おんり)する」神だとされています。
以前、wikipediaのこの記事を読んでびっくりしたのをおぼえています。子供のころからの理解は、荒神さまとは火難除けの神様であり、家庭で最も火を身近に使用する台所にお祀りするものだと習ってきたからです。
おそらく、このようなお寺にある三宝大荒神の御堂は、ほんらいの意味でお祀りされているのでしょうが、でかでかと石碑があるところをみると、私たち一般人相手が火難除けの神様として参拝することもゆるしてきたということなのでしょう。
では、荒神とは誰なのでしょうか。
すでに日本独自で発達してきた神様と知っていますから、敢えて誰かを考える必要はないと思われるでしょうが、神仏習合の時代から「これは誰なのか」がさまざまに議論されてきました。
少なくとも赤貧のみる範囲では、次のものがあるように思えます。
(1)幸神(さいのかみ)からの転化
大己貴(大国主)を祀った幸神社が、荒神社と同一視されたもの。
ちなみになぜかさらになまって「さやのかみ」になっているケースも見られます。どうも道祖神ともごっちゃになっているようです。石や木で出来た、男性についているちんことかいうこけし状の物が奉納されているのを見たことあり、もうなんでもありやな、と笑ったことがあります。
(2)庚申様からの転化
庚申(こうしん)信仰と同一視され、猿田彦とされているのも見たことがあります。読みが同じならなんでもいいのか?と声に出して突っ込んだものです。
(3)スサノオさんを祀る
スサノオさんは暴れ神のイメージがあるため、荒神さまと同一視されることがあります。
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都怒我阿羅斯等 - Wikipedia
阿羅斯等が国にある時、黄牛の代償として得た白石が美しい童女と化したため、阿羅斯等は合(まぐわい)をしようとした。すると童女は阿羅斯等のもとを去って日本に行き、難波並びに豊国の国前郡の比売語曽社の神になったという。
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このツヌガアラシトは一説にはスサノオさんのことだとされます。天照大神から追放され新羅のソシモリに逃げ込んだスサノオさんは、可愛いねーちゃんを追いかけて日本までやってきたというのです。やんちゃですね。
(4)カグツチ(火の神)
じつは赤貧がさいしょに旦那寺の坊さんに習ったのがこれでした。今になってみれば正しくない知識を教えてもしょうがないと思うのですが、世間一般の通説に従って、子供にわかりやすく解説をしたつもりだったのだと思います。
このあたりになると、愛宕信仰とかともかぶってきます。愛宕神社で牛馬の守り神としての御利益があるとPRしているところがあり、あきらかに荒神様と同一視されているのです。
実際のところ、なにがなんだか、という感じです。ただ、むかしのひとは仏教と、これまで自分たちが信仰してきた神道との帳尻合わせを必死になって考えてきた、という点がわかれば充分な気がします。
赤貧は迷うことなく、自転車は盗まれ、株は値下がりし、豪ドルも米ドルも円高で含み損で火だるまとなっている現状を報告し、さらに火事で丸焼けなんてことにはなりませんよう、とお願いをしました。
とうぜん、いつものように仲間由紀恵のようなお嬢さんと仲良くなり、大金が手に入るようにともお願いをしました。
(2019.08.25訪問)