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嘉麻市九郎原地区にある旧村社で、以前の仕事場に通勤するとき、ほぼ毎日まえを通りかかっていたものの、石段を上がってなかに入ったことはありませんでした。全体として手入れもあまり出来ていない感じで、痛みもだいぶみられます。いちおう社殿背後から入る車道はあるのですが、竹が倒れていたり途中が枯れ枝で踏み場もなかったりと、実際に車両であがるには相当な手入れを事前にしないといけない状況でした。
御祭神は軻遇突智(カグツチ)=金山彦です。火防の神様や鉱山の神様として祀られることが多いのですが、ここでは牛馬の安全祈願の神様としてお祀りされています。
愛宕信仰は基本的にイザナミ(伊弉冉)とカグツチ(=金山彦)を祀るもので、牛馬の安全信仰にそれがどう結びつくのかがいまいちわかっていません。久留米の高良山にある愛宕神社は、自ら牛馬の神様と案内しており、そちらから勉強してみることにします。
しかし、イザナミはカグツチを生んで焼け死ぬ話だったことを考えれば、この御祭神の組み合わせは、死の神ですよね……。焼死した組み合わせが、いつの間にか火防の神様の組み合わせになる。神道の信仰って、よくわからない部分が多いものです。
(2019.07.23訪問)