美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

第7回 音楽大学オーケストラ・フェスティバル

https://www.kawasaki-sym-hall.jp/performance/2016/42.php


3日の午前中、鶴岡八幡宮に参拝したあと、東京在住の知人と一緒にクラシックの演奏会に行ってまいりました。前半、知人のご子息が奏者のひとりとして出演されるのもありますが、後半、秋山和慶さんがマーラーの5番を指揮されるということで、どちらかというと、そっちのほうが目的だったかもしれません。
個々の奏者の水準は、前半の「英雄の生涯」のほうが上でした。というより、東京音大のほうが、マーラーの5番を選んじゃった以上、ボロが出やすく時間も長い過酷な道を選んじゃったわけで、まあ、しょうがないことではあるんですが。
秋山さんの指揮は、まさに教育的指導そのもの。前半は、決して無理をさせないけれど、マーラーに客が求めるものは、踏み外さない。2楽章目、3楽章の山場をなんとか抜けて、最も有名な4楽章、マーラーの5番、どこもかしこもすべてが連関していることを見せつけながら、最後のロンドへ。
ええ。最後の数分、ウルウルきちゃいました。もう終わりよければすべて良しというか、一丸となって爆発したらこうなる、という見本。ヘタな録音よりずっと素晴らしい。
でも、これ、こういう曲としてマーラーが書いてるから、秋山さん、こうやってるだけなんですよね。復活のときもそうだったけど、学生を煽って最後はきっちりしめる。一流の教育者であり、当代きっての指揮者だから出来る芸当ですよね。
次回の秋山さん詣では、1月14日、昨年、発表された時点から楽しみにしていたサントリーホールでのフローラン・シュミットの「サロメの悲劇」と矢代秋雄の「ピアノ協奏曲」です。どうなることやら(^ ^)