松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

たしかに深刻なんだよね

たしかに深刻な問題ではあるんだけど、中古を再利用するというのは大変難しいんだよね。実際、甘木の中心部でも「売り地」「貸地」という看板よく見るけど、「うなぎのねどこ」とか「くの字」とか「コの字」な変形地がいっぱい。昔はそれでも家を建ててだんだろうけど、今はクルマの駐車スペースがないと家として成り立たないから、まともな駐車スペースとったら敷地にろくな家が建たない。そういう土地が売れるわけがない。
たまたまこの記事で問題になってる「幽霊マンション」にしても、他人が住むときにがっつり空間をいじくってる(間取りをいじってる)わけで、スケルトンインフィルな構造体になってりゃアタマから作り直すことも出来るけど、我慢して「他人の思想で建てた家」に住めるか?という問題もあるわけですよ。
で、結局、中心部の変形地や、分譲マンションは見向きもされず、少しずつ周辺地の田んぼを潰して、真四角の小さな敷地に建売住宅(または新築分譲マンション)を建てていくことになる。当然、変形地をふたたび耕地に戻すわけないので、結局は荒れっぱなしで放置するしかない。
 
田んぼみたいに区画整理事業やりゃあいいのにね(o'ω')y-~
 
ま、個人の所有権をがっつり制限しなきゃいけなくなるから、さすがに難しいか……(´・ω・)
 

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http://www.news-postseven.com/archives/20140506_254214.html
 
空き家が深刻な「幽霊マンション」建て替え成功は200棟だけ
 
(略)
 総務省の調査によれば、2008年度の全国の空き家戸数は760万戸で、全住戸の13.1%の住宅が余っていた。これは何も地方の過疎話ではない。人口が密集する首都圏でも11%台の空き家率が出ており、「国は新築住宅建設の促進をしておきながら、空き家問題の対策に手を焼いているのが現状」(大手建設業者)だ。
(略)
「空き家が増えるのは当たり前です。新築の注宅着工戸数は年間100万戸の大台に乗せようかという勢いで増え続けているのに、日本の生産年齢人口は前年より116万人も減っている。このままいくと20年後には東京でも空き家だらけになりますよ」
(略)

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