松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

広島県広島市中区幟町 幟町金刀比羅神社

過去に「神社めぐり」に掲載するため作成した文章です。現在ではリンク切れとなっている箇所や、すでに情報が古い部分もありますが、再取材はせず当時のまま掲載します(注記:2024.08.06)


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社殿の屋根がビルと駐車場のすきまから見え、たどり着くことができました。

幟町金刀比羅神社

御祭神は大物主命(おおものぬしのみこと)で、本宮は讃岐(香川県)金毘羅宮です。
大物主命については「日本書紀」の諸伝承の中には大国主命(おおくにぬしのかみ)の別名とするものもあります。
讃岐・金毘羅宮は海上交通の守り神として信仰されているのは勿論ですが、商売繁盛、良縁結びのご利益を祈られる人も多いです。
昔、毛利元就は山間部の吉田郡山(今の安芸高田市)に広大な城を築いていましたが、その孫 輝元は平野部に城を築くため天正16年(1588年)に広島城の築城を始め、完工と共に城下の金刀比羅神社も移設されました。毛利氏は厳島合戦や太田川水運などで村上水軍との緑が濃く、その村上水軍が崇める金刀比羅神社を祀って隆盛したといわれて来ました。
広島城下で祀られてからも430年余の間地域の歴代の人たちで鎮守お祀りしておりますが、お陰様で平穏繁盛を賜っております。

毛利輝元公が広島城築城したさい、吉田郡山から連れてきた祭祀だとわかります。

(2023.02.23訪問)
 
訪問当日の様子はこちらに掲載しています。

2023年2月23日の日録 - 美風庵だより