松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2024年8月15日(木)の日録。

なにげに雑談のメモ(2)

きちんと筋道たててまとめる気力がないため、8月9日に知人と行った雑談の記憶にある範囲を記します。裏をとる作業を省いているため内容は保証しません。

欠席するならどうぞ。

日本を除く先進7か国(G7)の駐日大使が出席を見送ることが明らかになった長崎原爆の日(9日)の平和祈念式典。イスラエルの不招待について長崎市は「政治的判断ではない」としていたが、政治問題化することへの懸念から出席の見合わせを決めた大使もいる。長崎の被爆者からは6か国側の対応への戸惑いの声が上がった。

大使欠席に長崎の被爆者「非常に残念」…イスラエル招待の広島市には意見3200件、大半が批判的 : 読売新聞

「平和祈念式典にイスラエルが招待されなかったというのが問題になってます」

「これ、ロシアをウクライナ紛争以降招待してません。それはどうやら問題ではないらしい。この欧米勢の姿勢がよくわかります。笑うしかありません。
細かい理由は抜きにして、外観だけ見れば、どう違うんですか。

1954年、クリミアはロシア出身・ウクライナ育ちのフルシチョフの指導により、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国からウクライナ・ソビエト社会主義共和国へとソ連構成国間の移管が行われた。また1953年のスターリンの死後、1967年にクリミア・タタール人への追放措置は解除され、クリミアへの帰還運動が始められた。 

クリミア半島 - Wikipedia

ロシアからみれば旧ソ連時代に工業化のため投資し資源開発し入植した地域と、フルシチョフ時代に税収対策で割譲したクリミア半島を返せとやってるわけです。これ、おっぱじめたほうが悪いという見方は当然あるけど、北方四島と状況は似ています。これを否定したら、日本だって奪還のための実力行使という最終カードを放棄したことになる。ロシアに対して理解を示す論調があるのは、そこなんです。
イスラエルにしても、入植当時に比べれば人口はけた外れに増えた。ユダヤ人がいちばん住んでいるのはアメリカだけど、その次はイスラエルですからね。他国から居住地を武力で召し上げるまえに、まずは国内のパレスチナを潰せとなる。
いずれにしても、領土問題なんです。どちらもそこに違いはありません。国際法違反だとかいろいろ言っているけど、招待しないと決定した。私は偉いと思う。
すると欧米勢がイスラエルを呼ばないんだったら俺たちは欠席するわ、とやった。
いいじゃないですか。
どうやらこいつらのおつむのなかでは「イスラエルは清い戦争をしているイスラムは殺していい」「ロシアは汚い戦争をしておりウクライナの同胞は助けなければならない」とでも考えているらしい。んな話があるかと」

「ただね。それでいいかというのはあるんですよ。
マックス・ウェーバーの言うとおり、最終的な解決手段として暴力は否定できないんです。国家は合法的に暴力を独占して、国民を支配している。そして、他国との話し合いが不成立なら、殴りあって解決するしかない。戦争というカードを、現実には、非武装中立をほざく連中いがい、誰も棄てていないんです。

平和祈念式典ったって、あくまでも一般論として「戦争はないほうがいいよね」と言ってるだけで、じゃあ被爆国に残る原爆の爪痕をみて、彼らが武力を放棄するといことはありえない。可哀想にと憐れむ気持ちはあるかもしれないが、自国の権利のためなら国民を戦争に動員するのは当たり前、何人死んでも勝てば官軍なんです。それが国家というもの。最終解決の手段を棄てる気はさらさらないが、まぁ、一般論として平和は重要だし、平和を求めているというイメージが大事だから、付き合いで来ているだけ。
ここまで考えれば、日本人の「平和=非武装」という理解のほうが世界的にはおかしいんじゃないか?という自覚は持っておいたほうがいい」

「非武装中立って、世界中みんなが丸腰になったら平和になる、っていうある種の宗教ですからね。んなわけありますか。他人より有利になりたかったら、鉄砲や刀剣を隠し持っておくに決まってます。警察も軍隊も存在しなけりゃ北斗の拳じゃないですか。まずはね、非武装中立って言ってる人間が、家の戸締りをしちゃいけません。おカネを見えるように裸で持ち歩き、通帳の残高を毎日SNSで報告してください。できないでしょ?こいつ殺せばカネになる、しかも家の玄関はこじ開けなくてもいつでもオープンだ、こんな楽勝な案件はない。響灘にセメントでかためられてすぐ棄てられますよ。家荒らされて銀行からごっそりカネ盗られて。
防犯は武装なんです。保育所とかにも防犯カメラつけたり、さすまたくらい準備してるでしょ。あれです。あれ。武装なんです。防犯とソフトに言いかえているけど。
「武装中立」はあり得るんです。戸締りして、持ち物管理をして、ひったくりや変態対策にスタンガン持ち歩くというのは、ありうる。欧米勢はこの程度のことはわかっているから、武装放棄なんて言わないじゃないですか。
ただ、ロシアが侵略するのはよろしくないが、同胞イスラエルは支援するって、これはどうなんだという一点です。気に入らない奴は責めるが、支援している側には激甘。この一点だけは私は気に入らない」
「平和教育ってのは考えなおしたほうがいい。現実に我々は自分自身や家族を守るために、いろいろやっているわけです。自衛のために武装をしていると言っていい。残念だけど、非武装ってのは個人でも国家でもあり得ないんです。ましてや税金がっぽり盗ってて、国民の皆様の安全も財産もいっさい我々は関知しませんとか、いったいどんな国なんですか。こんなアホな話ありますか」

「平和を祈るのは正しいし、なるべくなら使ってほしくないのは間違いない。使われないにこしたことはないが、じゃあ、戦争以上の紛争解決手段を発明できたか?そこなんです。ないほうがいいなら、じゃあ、どうすんだ?って話なんです。核兵器にしても、攻め込んだら反撃されて核ミサイルで飽和攻撃、首都壊滅するってなったら、殴る手も引っ込む。ましてや日本は核大国米中にちょうどはさまれた位置にある。両者どちらからも踏み台になりやすい立地です。これから人口減と少子高齢化で自衛隊さんの充足率も問題になってきます。いまや募集掛けて半分しか集まらない。だからこそ、少人数で自衛できる体制となれば、核武装も選択肢から除外するべきではない。撃ったら撃ち返すぞ。そんなに死にたいか?と威嚇できる体制をつくるしかない」

「被爆国として核が使われない世のなかを理想として目指すということと、現実のこの世は山賊夜盗だらけだから武装しないとしょうがない、というのは矛盾しないんです」

「そもそも、武装放棄なんかする気もない山賊夜盗のたぐいが先進国を名乗っていると、今度の件で判ったじゃないですか。もうそろそろ現実的になってもいいころです」

 

高良山に登る(036)

「いつかお百度参り達成を目指そう 高良山登山第36回」です。

今日は木曜日で、暦どおり事業所は営業しているのでほんらい休みではありません。

しかし。取引先は休み、事業所も初盆参りだのなんだのでほぼ居ません。こんな日にCEが常駐する意味はほぼありませんから、休みを宣言しました。そもそもシステム会社が盆休なのに、居ても仕事になりません……。

ただ「明日15日は休む」と宣言して事業所を出て、晩飯をくいながら方位を確認すると、朝5~7時台は60刻1局は芳しくなく、10刻1局が悪くないからなんとかなる、といった感じです。早まったかな……。

松屋夏の風物詩「うまトマハンバーグ」発売|松屋フーズ

西鉄久留米駅から移動していったん荷物を置かせてもらい、松屋でまず朝食をいただきます。料金が同じなのでご飯は大盛です。

令和6年度版「公共交通マップ」久留米市内中心部

松屋をでてバス停に移動します。

お盆は日祝日ダイヤなので、ちょうどよい時間帯に「竹の子」行がありません。弱ったな……いちど西鉄久留米駅まで戻って乗り継ぐかと思案していたら、「青峰団地」行が来ました。後谷登山口まで倍くらいかかりますが、これに乗っても行けないわけではありません。すぐにこのバスがやってきたのもなにかの縁と、乗車します。

じつは後谷登山口から登ること以外ノープランだったのですが、結果として非常にシンプルなものとなりました。

団地入口バス停で下車しました。下車して周囲を見渡し、いったい何年振りかとキツネにつままれた心境になります。このひとつ前の「自衛隊アパート前」バス停から歩いたのが2022年5月。少なくともはてなダイアリー(はてなブログ)に引っ越してきてからは、初めてです。

団地を抜けると、高良山が見えてきました。

猿田彦さんに道中の安全をお願いして、後谷登山口から登りはじめます。車は数台停まっているのですが、おそらく登山者ではありません。確証はありませんが、お盆帰省のかたかと……。

前日それなりに雨が降ったせいか、木漏れ日がきれいに撮影できます。

ただ、湿気がすごくてこの時点で汗だくだくです。

林道から直接奥宮に向かうコースを選択します。

奥宮で手を合わせていると、後ろから複数名のかたの声がします。振り返ると5人はおられました。湧水が引き込まれた手水で顔を洗い、奥宮にお参りされて、また登山道に戻られます。お互い、どこをどう今日は歩いたという会話があるところをみると、全員顔見知りのようです。

つつじ公園駐車場から、甘木方面はかすんでよくわかりません。

売店でゼロコーラを買い求め、少しでも風がありそうな東屋に移動してきました。

タオルを絞ると床がびっちゃりになります。

おやつと売店で買ったゼロコーラを飲んだあと、柱にもたれかかったら……そのまま気絶したのか寝たのか定かではありませんが、なんと1時間ほど経過していました。

車道で高良大社に下り、お参りします。

ここでもゼロコーラで休憩です。

放生池で鯉に給餌するには手土産の焼麩を買っていませんし、大学稲荷などのメジャーコースは、今日はお盆の帰省でそこそこ多そうです。高良内コースで林道に出て、水神様の祠で手を合わせた後、竹の子コースで下山しました。

次回は、天気が良く明日用事が入らなければ、17日と18日に高良山登山をする予定です。両日行けるかどうかはわかりませんが、少なくともかたほうは頑張りたいものです。