松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2024年7月11日(木)の日録。

新・雑談のメモ(2)

きちんと筋道たててまとめる気力がないため、6月29日と30日に知人と行った雑談の記憶にある範囲を記します。裏をとる作業を省いているため内容は保証しません。

なぜ石破に人気があるのかわからない。

自民党の石破茂元幹事長(67)が、9月に想定される党総裁選に立候補する意向であることが分かった。関係者が28日明らかにした。派閥裏金事件を受けて党内では次期衆院選と来年夏の参院選への危機感が強く、高い知名度を持つ石破氏への期待が一部で出ている。非主流派の代表格の菅義偉前首相らと調整しながら最終判断するとみられる。

石破氏、総裁選出馬の意向 自民、国政選控え期待感:時事ドットコム

「スガーリンが推して石破が総裁選に出るという報道です。なんでこんなに人気があるのかわかりません。私たちが日本新党や新進党のビラ配りをしていたころ、自民党を見限って新進党に合流してきましたね。「朝まで生テレビ」とかいろいろ出て、論客として人気があった。てっきり小沢先生がもっとよい役職につけてくれるだろうと思ったら、そういう扱いをしてくれなかったので、2年くらいで自民党に出戻った」

「安全保障政策がこれではいかんと思った、とか言ってたけど、小沢先生(とその背後にいるスタッフ)は自民党から引き連れてきてるわけです。わかってたはずなんですよ。権力闘争に明け暮れていると批判していたけれども、それはあなたが出戻った古巣がそうじゃないですか?と」

「講釈は立派でも、古巣を棄ててすぐ出戻ってくりゃふつうの会社でも干されます。むろん当選12回はなかなかできるものではないしそれだけの見識はあるんでしょうが、真っ先に見棄てて裏切る男という評判がたったら、なかなかそういう評判は消えない。だから総裁選で勝てないんだけど、それは本人も自覚あるんじゃないですか。ただ、今回はスガーリンが推すらしいから、勝機があるかもですね」

本屋は成り立たなくなる。

書店が地域に一つもない「書店ゼロ」の市町村が京都府で7自治体、滋賀県で3自治体に上ることが、各自治体への取材で分かった。書店減少の背景にはネット通販や電子書籍の台頭、地方の衰退など複合的な要因があるとみられる。

どんどん広がる「書店砂漠」 地域に店が一つもない、ネット通販が直撃 「ラス1」自治体も多数 | 京都新聞

「教科書が完全電子化されたら、書店はよっぽどの大都市か、とくべつな付加価値があるブックカフェ以外、なくなるでしょう。もしくは文具店とか事務機器商社とか、ほかのジャンルに移行するしかありません」

また、デジタル教科書の在り方については、中央教育審議会における議論を踏まえ、当面の間は紙の教科書を併用した上で、以下のとおり段階的に導入することを予定しています。
・令和6年度から全ての小中学校等を対象に、小学校5年生から中学校3年生に対して英語のデジタル教科書を提供
・次に導入する算数・数学やその他の教科については、学校現場の環境整備や活用状況等を踏まえながら段階的に提供

学習者用デジタル教科書について:文部科学省

「文科省この時代にどれだけちんたらやってるんだと思います。おそらく町書店が消えるから、一気に踏み出せないとかそういう理屈なんでしょうが」

「あとは、タブレットを買えない家があるかもしれないとか。そういう話をするまえに、国がぜんぶ買って市区町村にリースすりゃいいんです。それを各学校の生徒が持って自宅と学校を往復する。重い教科書も参考書も辞書も持って行かせる必要はないわけです」

「あとの問題は衝撃だけです。自転車通学の生徒さんがぶっ壊すケースはよく見ます。入れかた雑だし。こういう機械ものの弱点を国がメーカーぶん殴って解消したやつを配ればいいんです」

電子辞書ってありますよね。ちょっとした手帳サイズなのに、ひととおり辞書がはいって便利だったので当時勤務先に常備してました。すぐ調べられるのは本当によかった。それからiPhoneになって、電子辞書アプリってのに切り替えました。便利ですよね。漢和辞典も英和辞典もいつでもどこでも使えるってのは。かさばらず持って歩ける」

「電子書籍はかさばらず簡単に持ち運べます。はやく切り替えてあげればいいのに。むかし机のなかに片っ端から教科書置きっぱなしの生徒がいましたね。家に教科書持って帰らないと宿題どうするんだ、というわけで指導が行われていました。かさばらないからそういう心配が要らない」

「田舎の書店って、教科書販売でもっているところいっぱいあるんです。一般書店としての営業は止めてるけど、教科書だけはやっているというところも多い。たぶん市区町村が把握している数より、卸が把握している数より、ほんとうの営業店舗は少ないのじゃないか」

「ラジオと同じなんです。テレビが普及して、映像と音が両方楽しめるようになったら、一気にラジオは娯楽の中心から転落しました。本もおなじ。50年前くらいまで、作家は俳優さんに負けないくらいスタアだったんです。でももういま、スタアとして扱われて、誰でも知っている作家って、どのくらいいるんですか。新しい媒体が登場したら、退場をせまられるか、新しい媒体に対抗できるよう自らをアップデートしないと生きていけない。本の場合は、それが電子書籍なわけです」

「税金で残せとかいう議論があります」

「あり得ません。そもそも町書店ったって、市区町村の面積は天地ほど差があります。大阪府よりでかい岐阜県高山市があるかと思えば、富山県には日本最小の市町村があって、面積差は630倍。各市町村に最低1つはと言っても、人口370万の横浜市200人切っている青ヶ島村が同じレベルで商圏が成り立つわけがないんです」

「一時期、各地で公立図書館を開設するのがブームでした。事実上の無料貸本屋で民業圧迫だと抗議の声も大きかった」

「ところが図書館って毎年本を買いますね。そこに納本するだけでもいいカネになるんです。しかも在庫をもたず図書館が欲しい本を取次に連絡して配達するだけでいい。すぐ黙りました。共存共栄になっちゃったんです」

 

人気は長続きしないかも。

高橋氏から質問のクオリティーを聞かれ「雑なんですよね。いまさらそれ聞く? みたいな。それこそ政治屋の一掃とは、っていうのを告示前の共同記者会見で掲げているんですよ。なぜその時に聞かない、報じない。終わってからそれ聞くの?っていうのが最初にものすごく違和感を覚えましたね」と打ち明けた。
さらに「その聞き方も雑なんですよ。これ言ってたんですけどね、っていうじゃないですか。それに対するかぶせてくる、再質問が分かってないんだろうなと思って。最初のスタートから選挙期間が終わるまで見てなかったんだろうなっていうインタビューになってたんで。その都度、それはですねって返していった」と説明。「別にキレたってことではなくて。雑なことやってるなって」と補足した。

石丸伸二氏「別にキレてない」選挙特番でのガチ対応の真意明かす「雑な質問には相応の対応を」 - 社会 : 日刊スポーツ

どこの政治家でも何期もやっていると、票は目減りしていきます。面白そうだ、という期待票が最初は集まりますが、期待票は逃げ足もはやいからです。活動するなかであらたな信者を獲得し続ける努力が要ります。

けっして「その件は2年前にこう答えてますよね?勉強して下さい」と言ってはいけません。「以前から私はこうこうだと考えております」と、前にもこいつから訊かれたなぁ、と思っても、はじめて興味をもっていただいたかたに説明するように話す必要があります。このストレスに耐えて、次の当選が見えてくるのです。

「おれはすでに言ってるし説明もしていることを繰り返し言わせるな」というのは、好意的に接してあげようとおもっているひとにのみ通用します。しかし、テレビにかぎらずマスゴミは、べつにあんたに興味があるから訊いているのではなく、仕事だから訊いているだけです。知りたくない奴は知らなくていいという態度は、4年ごと免許更新がある人気商売には向いていません。

政治評論家系youtuberとして活動し、固定信者相手を増やすため、定期的に選挙に出て名前を売るというのなら、これでもいいんでしょうが……。

石丸氏は7日の記者会見で、今後の国政進出などの政治活動について記者から質問され、「まだ決めていません。(編注:国政進出について)選択肢としては当然考えます。例えば、広島1区。岸田首相の選挙区ですね」と話した。
また、別の記者の質問に対しては、「可能性は、それはあります。先ほどの広島1区というのも選択肢として考えているか否か、という意味で『考えている』というだけで、それをすると決めたわけではありません。全ての選択肢はテーブルに乗っているという状態です」。

石丸伸二氏「さすがに拙いと思います」 「国政進出に意欲」の投稿に苦言: J-CAST ニュース【全文表示】

国政進出のつもりはあるかと言われて「可能性はそれはある」と言えば「意欲あり」と書かれるのは当たり前の話です。本当に腹のうちだけにおさめたければ広島1区と名指しもしません。「次のことはまだ検討中です」から先は言わないものです。

「4月の衆院補選全敗を受けて党本部は5月に入って内々に全国的な選挙情勢調査を行なった。その結果を過去の調査のデータも踏まえて分析すると、次の総選挙は全国の1区で自民は劣勢に立たされており、広島1区で負け知らずの岸田首相さえ場合によっては落選の可能性があるとの見方が出た」

岸田文雄首相、自民党の選挙情勢調査で“落選の可能性”の分析 有力候補との一騎打ちの構図になれば「1区現象」がお膝元「広島1区」でも起きるか|NEWSポストセブン

ああ、自爆系自意識過剰なひとなんだなぁ、言わんでいいことも言うと思っていたら、このニュースが流れてきました。

5月時点の情勢分析で岸田文雄すら危ういとの結果が出たとのこと。自民と維新の関係者が選挙スタッフの元締に潜り込んでいる点は9日に書いたとおりで、とすると情勢分析の結果もすでに漏れ伝わっていたでしょう。アベベ派残党が送り込む刺客としては、なかなか面白い光景がみられるかもしれません。

 

11日の記録。

はやめに出かけるので、今日は袋めんを電子レンジでつくることにします。

紅茶を淹れた残りのお湯を、上にのせた粉末スープが溶けるようにしながら、袋めんとわかめにかけて、600w2分で電子レンジにかけます。

シャワーを浴びてから台所にもどり、電子レンジから袋めんを取り出します。この調理法は洗い物が減って家を出るときラクなのですが、具材が火が通りやすいものにかぎられるのが難点です。

日記の下書きを作成してから、6時に家を出ました。

作業から帰宅しました。押入れ用の突っ張り棚を外してきて、傘の干し場所につかっていたのですが、やっとホームセンターで398円の突っ張り棒を購入しました。以前は玄関ドアの外に干していたのですが、突風が吹いて共用廊下を転げまわり、隣に迷惑をかけること2回。さすがに外干しは諦めました。

住みはじめて15年以上経ちますが、今年に入って傘が飛ぶような突風が吹きます。隣近所にデカい建物が建ったわけでもなく、不思議としか言いようがありません。