たしかに珍妙な曲ではあるのです。
コラールの様式で西洋音楽的な和声付けが施されているが、メロディは日本音楽に由来するものであり、ここに齟齬が生じている。
結果、無理のある和声進行や禁則までもが生じ、機能和声的に分析すると良い出来とはいえない。
ただ、この何とも言えない浮世離れした和声が独特な雰囲気を醸し出し、魅力となっているのも否めないだろう。
「君が代」はだれでも知っている曲ですが、なんとも言えないふわふわ感があって歌いにくく弾きにくく吹きにくいトンデモ曲なのはたしかです。芸大和声的には、やっぱりこれおかしいんですね。
私の耳と頭がおかしいのかとおもってましたが、ある意味安心しました。
そこで、小山清茂による「日本和声」の方法で新たに和声付けをしてみました。
日本民謡として正しいハーモニーになっているはずです。
荘厳すぎてべつものになりました。
一歩間違うと教会音楽かとおもえるほどです。しかし、まともに聴こえるのはたしかです。いまからでもこうやって日本民謡の研究成果で再編曲しなおしたほうがいいとおもいますけどね……。
27日の残りの記録。
27日、事業所の駐車場から空を撮影してみました。
雲は多いものの、いちおう晴れています。
今日はお菓子をいろいろいただきました。私は知らなかったのですが(私のような出入りの事業者ではなく)事業所のかたにおくやみごとがあり、お通夜や葬式でいただいたお菓子のおすそ分けとのこと。道理で製造メーカーの住所がバラバラです。
車を停めてマンションまで歩く途中、近所の方からナスをいただきました。
誰からもらったか訊くと、私もときどきナスをもらえる某氏でした。
虫食いで道の駅に出荷できないナスをときどきもらうことはありましたが、さすが、歯科医院の院長夫人にはこんな虫食い穴のひとつもないナスなんですね……。
どういう目で世間が私を見ているか、あらためて感じます。
貧しみのつよい貧民階級はつらいです。
28日朝の記録。
ナスから色素が溶けだし、まるでインクに浮かべているかのようです。
今日の朝食は、みそラーメンと味噌汁という味噌づくしになりました。コーヒーと昼弁当も準備します。