松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

福岡市中央区黒門 馬頭観音堂


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ほかの神社を訪問したあと福岡市営地下鉄唐人町駅に戻る途中、発見しました。

お堂前面に掲げられた扁額です。

お堂内の扁額も立派で、清掃が行き届いています。

おそらく2,3日にいちど、いや毎日清掃がはいっているのではないでしょうか。

私共の馬頭観音様は天馬に乗って宇宙世界を駆け巡り、あらゆる邪悪を蹴散らして万人の不安を無くそうと日夜努力なさっている観音さま。一人ひとりの心の奥(音)を観察し、大きな慈愛で私共の願い事を聴いて下さっているお方だと思っています。


当堂では毎年、春祭り(五月第三日曜日)及び夏祭り(八月二十三日)に天台宗天寿山大聖院の住職母里嘉紹師による祈祷と説話が行われます

鳥頭観世音菩薩の由来
黒田の御馬り役だった梶原角太夫は藩主から馬を授かります。天明3(1793)年に起こった火災で馬が焼死し、屋敷内にあった馬頭観世音大菩薩の祠堂に合祀しました。屋敷にはたくさんの参詣者が訪れたので町の人たちが現在の場所に移してお世話することになりました。しかし、年が経つにつれ参詣者が減っていきました。明治の初めの頃に疫病が流行ると人々は馬頭観世音菩薩の祟りだと口にするようになります。そこで町の人々は祠堂を修繕し、名僧を招いて大供養を行います。すると夜に罹った若者たちが全員快方に向かったのです。町の人々は馬頭観世音菩薩に感謝し、現在でも8月23日には祭典を行っています。

(2022.12.18訪問)
 
訪問当日の様子はこちらに掲載しています。

2022年12月18日の日録(半分は17日の残りです) - 美風庵だより