松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年10月24日の日録

この問題は法律できちんと決着させたほうがいい。

「1票の格差」が最大3・03倍だった2022年7月の参院選は投票価値の平等を保障した憲法に反するとして、二つの弁護士グループが選挙無効を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・戸倉三郎長官)は18日、「合憲」との統一判断を示し、弁護士グループ側の上告を棄却した。合憲判断は16、19年選挙に続き3回連続。戸倉裁判長は「合区の維持で格差は3倍程度で推移し、有意な拡大傾向にあるとは言えない」と述べた。

22年参院選1票の格差は「合憲」 3回連続 最高裁が上告棄却 | 毎日新聞

これ、選挙制度に問題があるのです。いいかげん法改正して決着をつけるべきです。

アメリカの上院は、人口3,000万人のカリフォルニア州だろうと、70万人のアラスカ州だろうと「各州の代表者2名」で、100名で構成されます。憲法にそう規定があるからです。

各州を代表する上院議員は1913年にアメリカ合衆国憲法修正第17条が追加されるまで、有権者による投票ではなく州議会によって選出されていた

(略)

憲法第5条により、上院における各州平等の投票権を改める憲法改正を行うためには全ての州の同意が必要とされる(他の条項の改正は3/4の州の批准が要件)。

アメリカ合衆国上院 - Wikipedia

これを日本で置き換えるなら47都道府県から各2名、合計94名が地域代表として参議院を構成します。地域代表としての性格を強めるなら、初期の合衆国憲法のように、都道府県議会が2名選出にしたほうが、わかりやすくなります。あくまでも各都道府県の代表であり、それぞれの人口や経済規模については最初から考慮しない考えかたです。

また衆議院も、小選挙区制であるかぎり1票の格差の問題からのがれられないので、名簿非拘束式比例代表制にしてしまいます。要は参議院の選挙でよく耳にする「政党名か候補者名をお書きください」というやつです。

現在、参議院の比例代表(定数50)で1名当選させるのに100万票といわれています。かりに衆議院の定数を500とした場合、1名当選に10万票です。2021年の衆院選で自民党の投票が1900万票ですから、190人当選します。公明党が700万票なので、なんと70人です。立憲がだいたい110人、維新が80人、国民民主党が25人と、大幅に議席数が入れ替わります。

比例代表制は小選挙区とちがい1位以外はぜんぶ死票という状況にはなりませんし、各社会集団の意思をほぼ正確に議席に反映でき、新しい政党の出現が容易というメリットがあります。

いいかげん、一票の格差問題は根本的に片付けないと裁判する労力の無駄なんですが、少しかんがえればわかるとおり、いじるほど自民党に不利なので、簡単に既得権は手放さないのですよね……。

 

23日の残りの記録。

平日常勤している事業所の駐車場から撮影してみました。ほとんど雲がない秋晴れです。

夕方、月が見えたのでiPhoneの望遠で撮影してみました。やはり限界がありますね……。

ぶっかけうどん カレー | ハートフル畑 | オリジナル商品 | 商品開発〜商品のご紹介〜 | 三井食品株式会社

朝食に食ったぶっかけうどんがもうひとつあるので、さっさと食ってしまうことにしました。麺に練り込まれた酸味料が外に溶け出るよう、商品記載の作り方を無視して、すこし酒を加えた湯でロングライフ麺を茹でます。

そして、傷まないよう冷凍庫に入れていたもやしを処分するため、牛の細切れと冷凍枝豆といっしょにすき焼き風に仕上げます。

カレーうどんと、もやしメインのすき焼き風という貧乏くさい組み合わせで、晩御飯をいただきました。

 

24日朝の記録。

さすがに10月も半ばをすぎると、5時半過ぎても外は真っ暗です。鉢植えの水加減を確認しにベランダに出ようとおもったら、懐中電灯が要ります。今日も朝食は袋めんです。コスモスで買ったものを食い終わり、さきに買ったトップバリュの安い味噌ラーメンにもどりました。

 

秋山和慶&広島交響楽団『チャイコフスキー名演集~3大交響曲&管弦楽作品集』(4枚組) 

 典雅と品格、端正を極めた巨匠秋山のチャイコフスキー
今、円熟の境地にある巨匠、秋山和慶のチャイコフスキー。固い友情で結ばれた広島交響楽団とのヒューマンな名演集である。チャイコフスキーを音楽の暴力として表現する方法はたやすい。そんな手法に秋山は目もくれずに丁寧な刺繍のように旋律美を丹念に清潔に紡いでゆく。

秋山和慶&広島交響楽団『チャイコフスキー名演集~3大交響曲&管弦楽作品集』(4枚組) - TOWER RECORDS ONLINE

11月に秋山さんと広響さんのCDが発売されるようです。タワーレコードのメールで知りました。ベートーヴェンブラームスときて、今回はチャイコフスキーです。

ベートーヴェンの全集が発売になったときだったか、当時の東武商事さんの担当さんとシベリウスなどいろいろ全集で揃う音源があるので、採算がとれそうならどんどん企画して欲しいみたいなやりとりをした記憶があります。そのときにも次に商品化できそうな音源をさがしている、という返事でしたから、2年ごしに第3弾が実現したようです。

メインは10年以上まえの録音で、いまの最新のスタイルというわけではありませんが、なんといっても記録として揃うのは魅力です。さっそく予約しておきました。