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ちいさなお宮ですが、この日訪問したなかでいちばん感銘をうけた場所です。
現地の由緒書きによれば、元はNTT社宅辺りにあったとのこと。
NTT地行社宅・NTT玄海寮があるあたりを青の★印で示します。「よかトピア通り」から海側は埋立地だということは知っていましたが、塩田があったのですね……。
福岡市新四国第25番札所が併設されています。
五穀神社(お稲荷さん)の石祠の裏手は、仏堂です。
赤い鳥居の辺りからこの仏堂にかけて、じつによい香りがします。安くない線香の香りにまじって、沈香やちゃんとした麝香をつかった焼香からくる、まるい濃厚な香りがただよいます。
香のススで真っ黒になった仏さまが、祭壇に何体も安置されています。不動明王やお地蔵さんなど、みただけでそうだろうとわかるものもありますが、これだけあると、どれがどなたなのかよくわかりません。
大日大正願不動明王に淡島大明神に、お抱え地蔵に……さきにiPhoneで撮影した画像と見比べながら、どれがどなたか、ひとつずつたしかめていきます(わからんけど)。
そして、ほんらいの五穀神社(お稲荷さん)の石祠もじつに立派なものです。台座の足はしっかり作りこまれ、祠の横にはこれまた立派な鶴の姿。これほど立派なものが、路地裏にひっそりと鎮座しているとは……。
「地行:じぎょう」
ここは3方向、どのバス停からも天神・博多駅方面に数分おきにバスがあるところなので、交通の便はわるくありません。
いろいろ書くより、近くのかたは行ってみてじっさいにお参りしてほしい場所です。
福岡県神社誌:下巻379頁
[社名(御祭神)]稲荷神社(倉稲魂神)
[社格]無格社
[住所]福岡市地行西町
[由緒]記載なし。
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2022.09.23訪問)
訪問当日の様子はこちらに掲載しています。