モンベルさんの「ジップワレット」の感想。
7月26日に買ってきたモンベルさんの新型ジップワレットと小銭入れをつかいはじめて1週間になろうとしています。
いいですね。これ。
まず、お札が取り出しやすくなりました。そしてカード類も引っ張り出しやすくなりました。問題があるとすれば小銭入れ部分がちいさくなったことですが、べつに小銭入れは持ち歩くタイプなので、この点は問題ありません。
現時点では激しい雨で濡れたりといったメに遭っていませんので、けっこう重要な濡れたときの乾きやすさについては未知数です。以前のものは中身を出して吊るして干せば1日もあれば乾きましたが、材質をみるかぎりこの点はもしかすると旧型のほうがはやく乾くのかな?という気もします(そのようなメに遭ったらまた追記します)。
小銭入れは、旧型はつかってくたびれていくうちに小銭がすきまからでてくることがありました。今回からファスナーで開け閉めするタイプになり、中身がこぼれることはもうありません。商品としてだいぶ進化した印象です。
これもコロナ不況の影響か?
朝倉商工会議所のホームページで、我が地元の花火大会が8月26日に実施されることを告知しています。
youtu.be資金不足で…やむなく“中止”も 有料か無料か 岐路に立つ花火大会(2023年8月2日) - YouTube
我が地元は開催にこぎつけたようですが、全国的には費用の捻出ができず、中止となった大会も多いようです。また、有料化に踏み切ったところもあるとのこと。
たしかに数年前から有料化に踏み切ったところも多く、九州の有名どころだと「やつしろ全国花火競技大会」なんかがそうです(最上等のS席がおひとり15,000円)。
各種行事で座席を有料化すると、どうしてもお客さん側に「客意識」が芽生えます。スポンサーが足らないので客からもおカネを負担してもらおうとあまくかんがえると、痛い目にあいます。「トイレが少ない」「駐車場が砂利でぬかるむ」「道案内が少なすぎる」「こんなんでカネとるのか!」と、ロハでなくなったとたんに強気の文句がでます。
そのため有料化してもそのぶんサービス向上とスタッフ増強にまわす費用が増えるので、全額が儲けにはなりません。このあたりの線引きが運営側のセンスの見せ場です。
それにしても、コロナ不況から売り上げが回復していなければ、企業や商店も花火大会の協賛金どころではありません。「まちおこし(むらおこし)」と称して花火大会が増えた時代がありましたが、今後は淘汰されていくのかもしれません。
むかし聞いたうなぎの話。
以下、むかし聞いた話をおもいだしつつ書いたものであり、不正確である可能性があることをご理解ください。google先生でいくつか検索して、そこまで間違っているということはなさそうですが……。
ずっとブックマークをしていただいた皆さんへの★のお礼をサボっていました。1週間分まとめて★をお返しする作業をやっていて、いまごろコメントに気づいた次第です。
まことに申し訳ございません。<(_ _)>
まだ私が学生のころ、中国産の輸入うなぎ蒲焼は「皮がかたい、あまり美味くない」とよく言われていました。じっさい、そう感じたかたもおおかったとおもいます。
これはなにかというと、焼けば焼くほど脂が落ちて身が縮むため、焼き回数をケチり蒸さないため、皮がかたいのです。
当時ならったのは「タレを洗い落とし、きちんとオーブンやフライパンで焼き直せ。しっかり加熱しろ。ずいぶんと食感がよくなる」というものでした。
いまもまだ流通しているとおもいますが「加熱してお召し上がりください」と裏の注意書きに指示文がある冷凍蒲焼があります。冷凍蒲焼のパックにこの文字があったら「身が縮まないようギリギリの回数しか火をいれてません。かたいかもね~(^▽^)/」という意味です。
現在はずいぶんと養殖技術も進歩して、中国産も皮も身も柔らかくなりました。
日本人が好む食いかたを研究し、あらかじめ焼きと蒸しで縮むのを計算にいれて、イワシのすり身など脂の多い魚をエサにしていわゆる「肥満」にしています。かんがえてみれば中国現地の事業者と日本の養殖事業者や商社がタイアップして生産しているわけで、日本人向けにつくる技術が進歩していないわけがありません。
なお、うなぎは日本種(ジャポニカ)、欧州種(アンギラ)、米国種の3つがあります。
米国種は共食いの習性があるため養殖されることはありません。
欧州種はきれいな水を好むため、大量に養殖しても泥臭くなりにくい特徴があります(そのため豊富な水量が確保できる場所でないと養殖できません)。
日本種は欧州種より水質をえらびません。これは、丁寧に育てないと泥臭さが抜けない、ということを意味します。つまり、どうしても丁寧に育てるぶん高くなるというわけです。
いまの日本人は、脂をこのみ、生臭いのを嫌う傾向にあります。
卸屋さんいわく「女は男よりはるかに匂いに敏感なので店にすすめるのは欧州種を加工したもの。食べ比べれば蒲焼という調理法に合うのは日本種だとわかるが、どうしても外食チェーンの手が届く値段でかんがえると、匂いをクリアできるレベルの日本種は扱いずらい」。
こうやって日本人の好みをねらって養殖されたものが、市場に大量に出回ることになります。柔らかい、脂がのった、ずん胴のうなぎをみたら、まず欧州種とかんがえていいでしょう。
皮のかたさについて言うと、南国のあたたかい気候で育ったものは皮がやわらかい、とされます。
台湾や南九州で養殖される日本種のうなぎが「やわらかい、うなぎの味がする」と評価が高いのはそのためです。ただ日本種は肥満になりにくく、安い脂ぎっとりのうなぎに慣らされた舌をもつ今後の世代がどう感じるかは、けっこう微妙かもしれません。
この文章を書くにあたりいくつかウナギ料理店をgoogle先生で検索してみましたが、ほぼ例外なく鹿児島・大隅半島産をうたっています。「並」に台湾産と記載しているお店をひとつ発見しましたが、正直さにこちらが心配になってしまいます。
「味」より「匂い」重視という流れが「若者のうなぎ離れ」の背景にあるなら、じつは大変なことになる気もしなくもないのです。
さすがにこういうことを書くと批判コメントが来る可能性があるため適当にごまかしたものの、動向をみないことにはなんとも言えない気がします。