松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年8月2日の日録

これからも不幸はつづくとおもう。

29日午後5時45分ごろ、東京都東村山市の高齢夫婦宅で「寝室で2人が倒れている」と介護職員から110番があった。90代の夫と80代の妻が寝室のベッドの上で倒れており、駆け付けた警視庁東村山署員が死亡を確認した。寝室はエアコンの電源が入っておらず、署は熱中症の疑いがあるとみて死因を調べている。
署によると、寝室にエアコンはあったが、扇風機だけが作動していた。部屋のドアや窓は閉め切られた状態で、室内は高温だったという。
29日朝にデイサービスの介護職員が迎えに行くと応答がなかった。午後に夫婦の親類と一緒に再び訪ね、倒れているのを見つけた。

高齢夫婦死亡、エアコンつけず熱中症か 東京 - イザ! (iza.ne.jp)

全体では、エアコンを使っていない人が梅雨時には40・4%、夏場には31・3%に達し、その理由を尋ねると、約半数(梅雨時46・7%、夏場50・4%)が「電気代がもったいないから」と回答した。
その一方で、東京都の調査で「熱中症死亡者の9割以上がエアコン不使用だった」ことなどを挙げ、猛暑や湿度の高い状態が続くこれからの時期には、エアコンを適正に使用することの重要性を訴えている。同社は「電気代の値上げが続く中、消費電力の大きいエアコンを使うことへのジレンマやためらいがあることがうかがえる」と分析。

理由は「電気代」 夏場でも3人に1人がエアコン不使用 ダイキンが調査 - イザ! (iza.ne.jp)

年金生活者や私のような低所得貧困層にとって、1時間数十円程度といえどもエアコンの電気代は馬鹿になりませんし、なるべく冷房をいれる時間は少なくしたいのが本音です。

わたしは寝る前にかならず窓を全開して扇風機のみで寝るようにしていますが、高齢層のなかには「せっかく冷房をいれて空気が冷えているのだから」と、窓閉めっぱなしで夜なかじゅう扇風機のみで寝る習慣がついているひとがいます。

知るかぎり一人二人ではありません。

これ「充分に室温をさげておけば、夜なかは日中ほど気温が上がらないので影響はない」という発想です。こういう発想のかたに「エアコンを切ったら窓をあけて通気を確保する」という話をすると、「もったいない。いちど冷やせば夜なかじゅうもつのに」と馬鹿にされ、相手にされません。言っても聞かないので、つける薬がないのです。

いまの家はむかしと違い密閉性の高さが売りです。高気密高断熱は、外部からの熱をさえぎるという部分ばかり宣伝されがちですが、人体という発熱体から出る熱はかなりのもので、通気性がわるければ人体が発する熱がこもり、気温上昇に至ります。

つまり、むかしは通用した「エアコン切って締め切ったまま寝る」というのが、命とりになりかねない状況なわけです。なかなか高齢層の習慣はかえにくく、どうしたものか……。

 

次の演奏会詣での予定。

じつは「フェスタサマーミューザ」の

7/25 洗足学園音楽大学~バレエとオーケストラで魅せる物語~

8/8 日本センチュリー交響楽団

の入場券を事前に準備しておいたのですが、平日常勤の事業所の都合があり、また、貧窮で日帰り飛行機代をねん出できないことから(笑)、入場券はお布施することにしました。

というわけで、次の演奏会詣での予定は、9月7日予定の九響第415回定期演奏会ということになります。おそらく翌日に演奏会の感想を掲載するということはあり得ませんので、4~5日ほどしてお越しください。

そして10月8日の中部フィル第90回定期演奏会と、12月9日の「ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団 名曲全集第194回」で、一年の予定は終了です。

途中、面白そうな演奏会をみつけたら県内であれば足を運ぶかもしれません。

とりあえず、10月と12月の交通費を工面しないと……。