松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年7月20日の日録

住宅ローンを抱えている皆さん、気をつけてください。

「普通ならこんなチャンスは訪れなかった」。4月に就任した三井住友銀行の福留朗裕頭取は興奮気味に話す。「ついに金利がつき始める。国内は『宝の山』だ」。
長らく続いた低金利環境が変わろうとしている。昨今の物価上昇を受け、日本銀行が金融緩和政策を転換させる可能性があるためだ。
日銀が最初に手をつけると考えられるのが、国債買い入れなどで長短金利を操作するYCC(イールドカーブコントロール)。すでに2022年末、黒田東彦前総裁時代に長期金利の上限を0.25%程度から0.5%へ拡大した。野村総合研究所の木内登英エグゼクティブ・エコノミストは「23年後半にも上限を再拡大するのが、市場のコンセンサス」と指摘する。

銀行の悲願「金利上昇」で経営へのプラスは大 0.1%の上昇でも収益へのインパクトは大きい | 特集 | 東洋経済オンライン 

政策金利があがれば、銀行も利上げしますし、住宅ローンを変動金利で借りているかたにも影響をあたえます。

これから下手すると増税&社会保険料増&金利上昇でそうとうな被害をうけるでしょう。バブル崩壊とくらべているひとがいますが、そもそも当時と年金生活者の比重がまったくちがいます。少子化で目減りした生産年齢層に増税と社会保険料増&ひとによっては住宅ローン支払い増が直撃するわけで、影響はさらに深刻です。

このあたりは私なんかが余計なことを書かなくても、いま岸田文雄と与党がしっかり増税&社会保険料負担増にむけて着々と手を打っている現状を追えば、理解できるとおもいます。

ホント、若いひとが生きにくい世のなかになりました。私自身はカネが尽きれば死ぬしかないと諦めていますが、自分より若いひとたちに、そんなことは言えません。

つらい時代です。