松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

北九州市小倉南区津田3丁目 津田八幡神社


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国道10号線沿いにあります。

御祭神

品陀和気命(應神天皇)、息長帯比売命(神功皇后)、多紀理比売命、市岐島比売命、多岐都比売命

御由書

津田八幡神社の草創は皇紀一、五一九年(西暦八五九年) 第五十六代清和天皇の御宇 貞観元年畏くも宇佐八幡宮の御分霊を山城国男山に奉遷し給ふ その道中津田の生岩山に神輿を停め奉り給ふ 依って其処に祠を建立し幸魂を斎き奉り給う 皇紀一、六三八年(西暦九七八年)第六十四代 円融天皇 天元二年此の生岩山に宮殿を建立し御遷宮し給う 津田村、田原村の産土神として崇敬される、後皇紀二、一六四年(西暦一、五〇四年)第一〇四代後柏原天皇 永正六年に津田村鬼門の岡(現在地)に新たに神殿を造り建て正岩山より御遷座遊ばされ是れに初めて津田八幡神社を構え神鎮り給ひて、安産、厄除、農業の生産 交通安全の神として崇敬される後明治六年七月九日村社に被列され神饌幣帛料共進指定される

例祭

春季大祭(初卯)生岩神事として旧宮地を偲び牛を引き鳥居を巡り生岩山に御神幸を行ひ御神徳を仰ぎ奉り、後は直会をし似て御心を慰め奉らん事を言ふ但し現在は牛の鳥居巡りは執行しない

境内社

水神社 山神社 高於加美神 道祖神

この「神社めぐり」シリーズでは、最後尾に福岡県神社誌の抜粋を掲載しています。見比べてもらうとわかりますが、境内社が入れ替わっています。御嶽社(彦山権現)と御祖社(妙見様)がありません。もしかすると、水天宮の連想から天之御中主を水神として水神社とし、彦山権現が山神社なのでしょうか?

拝殿横に社務所があり、扁額は最近作り直されたもののようです。本殿脇が狭く、生垣越しにしか確認できませんでしたが、男千木であることから応神天皇をメインと考えているようです。

境内社は社殿向かって右手にまとめられていました。現地案内板と福岡県神社誌のズレは結局わからずじまいでした。残念。

ご神木の足元に、祠がありました。また、神社の境内は散歩ができる公園として整備されているようです。

福岡県神社誌:下巻164頁
[社名(御祭神)]津田八幡神社(品陀和気命(應神天皇)、息長帯比売命(神功皇后)、多紀理比売命、市岐島比売命、多岐都比売命)
[社格]村社
[住所]企救郡曽根町大字津田字宮畑
[由緒](略)
[境内社(御祭神)]御祖社(天之御中主)、御嶽社(忍穂耳命)、道祖神(猿田毘古命)、幸神(猿田毘古命)
[摂社(御祭神)]記載なし。
[末社(御祭神)]記載なし。
(2022.04.22訪問)